

みなさんこんにちは、ウェビックモトレポート編集部です。
「ツインリンクもてぎ」にて、2016年モデルの250ccクラス試乗会が開催されました。
当日はあいにくの空模様でしたが、長時間にわたって全てのカテゴリーの2016年モデルに乗ることができました。
今回は試乗レポート第四弾として「シングルエンジンのスーパースポーツ」についてまとめました。
いま人気の250ccスーパースポーツは、ネイキッドと同様にシングルとツインがあって迷っている方も多いと思います。是非参考にしてみてください。
CBR250R、Ninja250SL、RC250の3台です!
HONDA CBR250R
オールラウンドに扱いやすい優等生
素直で扱いやすく、誰がのっても安心して良質の走りを楽しませてくれる。それでいてレースでも上位に食い込む実力はさすがCBR。
排気量:249cc
燃費:50.1 km/L(60km/h走行時)
タンク容量:13.0L
最高出力:29ps(21kw)/9,000rpm
シート高:780mm
装備重量:161kg
KAWASAKI Ninja250SL
ライトウエイトスポーツの醍醐味
「軽さこそ最大の武器」を地でいくモデル。ある意味で250ccピュアスポーツの本来あるべき姿を提唱している。
排気量:249cc
燃費:43.0km/L(60km/h走行時)
タンク容量:11.0L
最高出力:29PS/9,700rpm
シート高:780mm
装備重量:149kg
KTM RC250
Moto3レプリカのカッコ良さ!
Moto3常勝のKTM市販レーサーを思わせる外観と、そのイメージどおりのスパルタンな走りが魅力。
排気量:248cc
燃費:-
タンク容量:10.0L
最高出力:23KW(31.3HP)/9,000rpm
シート高:820mm
半乾燥重量:約147kg
【ポジション】
モデル 身長:176cm 体重:69kg
CBR250R
シングルらしいスリムでコンパクトなライポジだが、ハンドル位置は意外に高くリラックスできる。
スポーツもツーリングもオーケーだ。
Ninja250SL
2気筒のニンジャ250より前傾度はキツく、コンパクト。体が大きなライダーには少し窮屈かもしれないが、バイクとの一体感を得やすいというメリットも。
RC250
ストリート主体の国産モデルとは異なり、ハンドルは低くシートは高く前傾度もキツいなど本気のサーキット仕様。
【乗り味】
CBR250R
熟成された水冷単気筒エンジンはCBR1000RR譲りのショートストロークでオーバーレブ特性に優れている。つまり、中速トルクもあるが高回転も伸びる。
Ninja250SL
鼓動感と中速レンジの弾けるトルクが持ち味。その気になれば1万rpm以上回せるが、引っ張りすぎずタイミングよくシフトアップしたほうが加速はいい。
RC250
ピーク31ps以上とシングルスポーツではクラス最強レベルのエンジン。回して楽しい高回転高出力タイプ。粗粒な鼓動感がワイルドだ。
【ハンドリング】
CBR250R
素直でクセがなく馴染みやすいハンドリング。
寝かし込みはシングルらしく軽快だが、バンキング時の安心感が高いのが特徴。
Ninja250SL
これぞライトウエイトスポーツの神髄と言いたくなる、俊敏なハンドリング。オーバーアクションで乗ると曲がりすぎてしまうほどだ。
RC250
前後WP製サスペンションに鋼管トラスフレームの高剛性な車体が生むシャープなハンドリングが持ち味。完全なサーキット向き。
【取り回し・足つき】
モデル 身長:176cm 体重:69kg
CBR250R
スリムで軽く、取り回しも足着きも良好。ハンドルも切れるし、Uターンもしやすい。車体トータルとしてのバランスが非常によくできている。
Ninja250SL
2気筒ニンジャより20㎏以上軽く、ホイールベースも80㎜も短いなど同じ名前でもまったく異なるモデル。当然取り回しの軽さもトップレベル。
RC250
大人でも余裕で乗れるフルサイズボディは、見た目は大柄だが取り回してみると軽い。車高が高くサスペンションが硬めで、足着きが良いとは言えない。
【メーター機器】
CBR250R
大きく見やすいタコメーターをセンターに据えたレーシーなコックピットまわり。2代目になり、全体的にスタイリングがアップグレードした。
Ninja250SL
コンパクトなフルデジタルメーターは未来的。バーグラフ式タコメーターおよび中央にデジタル表示されるスピードメーターも見やすい。
RC250
オレンジ色のバックライトに照らし出されるオールインワンタイプのデジタル多機能メーター。一度に情報を読み取りやすく、見た目もクール。
【ハンドルスイッチまわり】
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