みなさんこんにちは、ウェビックモトレポート編集部です。
「ツインリンクもてぎ」にて、2016年モデルの250ccクラス試乗会が開催されました。
当日はあいにくの空模様でしたが、長時間にわたって全てのカテゴリーの2016年モデルに乗ることができました。
今回は試乗レポート第三弾として「ツインエンジンのネイキッド」についてまとめました。
ツイン(二気筒)は、第二弾でご紹介したシングル(単気筒)とは一味違ったフィーリングが魅力です。
どちらを買おうか迷っている人は、是非ご一読ください。
VTR、MT-25、GSR250、Z250 ABSの4台です!
目次
HONDA VTR
Vツインならではのパルス感!
30年以上かけて熟成されてきたエンジンはそれだけで価値がある。バイクブーム世代には懐かしすぎるモデルを新車で買える素晴らしさ。
排気量:249cc
燃費:40.0 km/L (60km/h走行時)
タンク容量:12.0L
最高出力:30ps(22kw)/10500rpm
シート高:755mm
装備重量:160kg
YAMAHA MT-25
乗りやすくて速い!
クラス最高36psのパワーだが、扱いやすさも兼ね備える。
ハンドリングもシュアでトータルバランスに優れる一台。
排気量:249cc
燃費:33.5km/L(60km/h)
タンク容量:14L
最高出力:36ps/12,000r/min
シート高:780mm
装備重量:165kg
SUZUKI GSR250
ゆったり快適なツアラー仕様!
見栄えがする大柄なボディと独特のデザインで存在感を主張。
ネイキッド、ツアラー、フルカウルスポーツツアラーという選べるバリエーションもありがたい。
排気量:248cc
燃費:40.0 km/L(60km/h)2名乗車時
タンク容量:13.0L
最高出力:24ps(18kw)/8500rpm
シート高:780mm
装備重量:183kg
KAWASAKI Z250 ABS
スポーティで爽快な走りが魅力!
ニンジャ譲りの動力性能とシャーシの作り込みで、サーキット走行でも十分楽しめるポテンシャルを秘めている。
排気量:248cc
燃費:38.0 km/L(60km/h走行時)
タンク容量:17.0L
最高出力:31ps/11000rpm
シート高:785mm
装備重量:170kg
【ポジション】
モデル 身長:176cm 体重:69kg
VTR
ハンドル位置は高く、幅も狭め。それでいてシート高が低いため、上体は起きたツアラー的なライポジ。
MT-25
大柄な車体でリラックスして座れた。適度に前傾していてスポーティな走りにも対応する。
GSR250
大柄なボディに高いハンドルでゆったり乗れる。
視界も最高だ。
Z250 ABS
同じネイキッドでも、Z250SLに比べるとひとまわり大柄でハンドルもやや遠い。適度に前傾したスポーティなライポジ。
【乗り味】
VTR
クラスで唯一のVツインエンジン。
並列ツインにはない独特のパルス感を伴った滑らかな吹け上がりが楽しめる。
MT-25
R25譲りのエンジンはクラス最高レベルのパワフルさ。低中速は扱いやすくトルクフルで、高回転の伸び切り感も最高。
GSR250
穏やかな出力特性でスムーズに回るエンジンは気持ちが良く、ロングランでも疲れにくい。ロングストローク故に中速域に厚いトルクも扱いやすい。
Z250 ABS
ニンジャ250譲りの胸のすくような高回転パワーが魅力。ミッションタッチも滑らかでエンジンの完成度が高い。
【ハンドリング】
VTR
同じホンダのCB250Fに比べると、昔気質なゆったりとした穏やかなハンドリング。
プロリンクサスのおかげで乗り心地も良い。
MT-25
軽快だが落ち着きも有り、大型バイク的な乗りこなし感もある。ラインとトレースも正確で目線を向けたほうに進んでくれる。
GSR250
大柄で車重もあるが、その分安定志向でゆったりとした大らかなコーナリングが楽しめる。ビッグネイキッド的ハンドリング。
Z250 ABS
ニンジャ250よりも低中速寄りにチューニングされたハンドリングで、街乗りやタイトなワインディングが得意だろう。
【取り回し・足つき】
モデル 身長:176cm 体重:69kg
VTR
Vツインならではの車体のスリムさとローシートを生かし、足着き性の良さは抜群。ハンドルが高くコンパクトな車体は取り回しもしやすい。
MT-25
大柄でやや車重もあるが、バランスの良い車体で取り回しはしやすい。ツインエンジンなのにスリムなので、足着きも悪くない。
GSR250
250ccの中では最も大柄で重い。
跨ると沈み込むソフトな前後サスペンションのおかげで足着き性は良い。
Z250 ABS
ハンドル位置は低いが、切れ角が十分あり取り回しは楽。シングルのZ250SLよりサスペンションがソフトで足着きも良い。
GSR250F
GSR250のフルカウルスポーツツアラー。
GSR250よりもハンドルが高く、取り回しも楽になっている。
GSR250S
GSR250のツアラー。
GSR250のバリエーションの中で、スクリーンとハンドルが最も高い。
【メーター機器】
VTR
昔懐かしいアナログ2連メーターが"ネイキッドらしさ"を主張している。デジタルに慣れた人にとっては、少々見難いのだろうか。
MT-25
アナログ式タコメーターとデジタル式スピードメーターを組み合わせている。見やすく機能的。
GSR250
アナログ式タコメーターを中心に左右にインジケーターを振り分けたゴージャス感のあるメーターまわり。
Z250 ABS
アナログ式タコメーターをセンターに、スピードその他を多機能LCDスクリーンに表示し、スポーティさと実用性を兼ね備えている。
【ハンドルスイッチまわり】
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