トライアンフモーターサイクルズは10月1日、公式YouTubeチャンネルで「Save The Date」と題した15秒のティザー動画を公開した。映像には「FOUR GROUNDBREAKING NEW MODELS(4つの画期的な新型)」の文字が入り、2027年に向けて4機種の新型を投入すると予告している。発表は英国時間10月6日正午、日本時間では同日20時だ。シルエットにはアドベンチャーモデルやスピードトリプルを思わせるネイキッドに加え、丸目ヘッドライトのクラシックモデルの姿もある。
目次
15秒の映像に「4つの画期的な新型」
動画は暗いスタジオの中で車両のシルエットを光が横切る演出で、車名や諸元は一切明かしていない。画面に出る文字は「FOUR GROUNDBREAKING NEW MODELS」と「12 NOON 6 OCTOBER」の2つだけだ。動画の説明欄には「Four groundbreaking models are dropping for 2027.(2027年に向けて4つの画期的なモデルが登場する)」とある。
動画からリンクされた英国公式サイトの特設ページも「A new generation of Triumph motorcycles is about to begin.(トライアンフの新しい世代が始まろうとしている)」とうたうのみで、モデル名やカテゴリーは伏せている。「新しい世代」という言い回しからは、単なる年次改良ではなく新しいシリーズや新プラットフォームの登場も期待したくなる。
映っていたのはアドベンチャー、ネイキッド、クラシック
ここからは、映像から読み取れる範囲で4機種の手がかりを整理する。メーカーは車名を明かしておらず、以下はあくまで編集部の見立てである。
大きなスクリーンを備えたアドベンチャー
最も長く映るのが、背の高いスクリーンとアップライトなハンドル、細いLEDのデイライトを持つアドベンチャーモデルだ。前後キャストホイールのように見え、オンロード寄りの仕立てを思わせる。「FOUR GROUNDBREAKING NEW MODELS」の文字はこの車両と重ねて表示される。
アルミパニアを積んだ1台
後半にはサイドにアルミ製とみられるパニアケースを装着し、エンジンガードを備えたアドベンチャーモデルも映る。ホイールはスポークのように見え、こちらは未舗装路も視野に入れた仕様と考えられる。先の1台と同じシリーズのバリエーションなのか、まったく別のモデルなのかは映像からは判別できない。
スピードトリプルを思わせるネイキッド
映像の前半から中盤にかけて、暗がりの中に浮かび上がるのが、カウルを持たないネイキッドモデルだ。C字型に光るLEDのデイライトを備えた異形のヘッドライトは、トライアンフのフラッグシップネイキッド「スピードトリプル1200」の2眼ヘッドライトを思わせる。このカットの直後には、そのヘッドライトが残像となって横に連なる演出も入る。
スピードトリプルは1994年の登場以来、トライアンフのストリートファイターを代表してきた3気筒ネイキッドだ。新型であれば、現行1200系の進化版か、あるいはシリーズに新しいバリエーションが加わる可能性もある。
丸目・2本サスのクラシックモデル
そして今回の注目が、クラシックモデルのシルエットだ。丸目のヘッドライト、フラットなシート、リヤの2本サス、スポークホイールに低く伸びるマフラーと、トライアンフ伝統のモダンクラシックの文法がそろう。
動画の最後、「12 NOON 6 OCTOBER」の文字とともに映るのもこのクラシック系の車両で、斜め後方からのカットではクロームの輝きを持つエンジン周りとマフラー、丸いテールランプが確認できる。映像の締めくくりに置かれていることからも、4機種の中で重要な役割を担う1台とみられる。
現行ラインアップと見比べると
トライアンフのクラシック系は、1200ccの「ボンネビルT120」や「スピードツイン1200」を筆頭に、900ccクラスや400ccクラスまで幅広くそろう。ティザーのクラシックモデルは、丸目にフラットシート、2本サスという点で現行のボンネビル系に近いプロポーションを持つが、排気量やどのクラスに属するかは手がかりがない。
ネイキッドでは、スピードトリプル1200 RSが2027年モデルとして新色「Jet Black / Maui Blue」を国内で発表したばかりで、価格は224万5000円。カラー変更を済ませたばかりのモデルとは別に「新型」として予告されている点からも、スピードトリプルの名を冠するなら、新たな仕様や派生モデルとして登場するのではないか。
アドベンチャー系では「タイガー」シリーズが、660ccの「タイガースポーツ660」から900cc、1200ccまでを展開している。ティザーの2台が既存のタイガーの進化版なのか、新しい排気量帯を埋めるモデルなのかも、10月6日の発表を待つ必要がある。
既に発表済みの2027年モデルとは別枠
なお、トライアンフは2027年モデルとして、すでにモトクロッサー「TF 250-X」の改良版と、限定モデル「スピードツイン1200 TFC」を海外で発表している。今回のティザーは、それらとは別に「4つの新型」として予告されたものだ。2025年秋には2026年モデルとして多数のニューモデルを短期間で一気に発表しており、今年も秋の新型ラッシュが始まる可能性がある。
発表は10月6日20時(日本時間)
4機種の正体が明かされるのは、英国時間10月6日12時(日本時間同日20時)だ。アドベンチャー、ネイキッド、クラシックという、トライアンフの屋台骨を担うカテゴリーにどのような「新しい世代」が投入されるのか。日本への導入時期や価格も含め、続報を待ちたい。
トライアンフモーターサイクルズ(英国):https://www.triumphmotorcycles.co.uk/motorcycles/guide/go-further
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