「自分が一番かっこいいと思う形」を追求して作り上げた、1978年式HONDA CB750のカフェレーサー。映像の仕事に携わるKodakaさんが描いた理想のシルエットと、MINAMI MOTORCYCLEの技術が融合した、絶妙なバランスが魅力の一台だ。

(トップ画像:Photo by こな)

1978年式HONDA CB750 FOURⅡ カフェレーサー

幼いころからの夢を30代で実現

幼いころから、いつかバイクに乗りたいという思いを密かに抱いていたというKodakaさん。

その夢を叶えるため、30代でバイクの免許を取得。そして、せっかく乗るなら「自分が一番かっこいいと思う形のバイクにしたい」と考えた。

そこで始まったのが、自分の理想とするカスタムバイクづくりだった。

制作を依頼したのは、MINAMI MOTORCYCLE TOKYO。

まずは理想のスタイルを実現するためのベース車探しからスタートした。

Kodakaさんが求めた条件は、

・フレームの形状が水平基調であること
・大きめのホイールサイズ
・長めのタンク

という3つ。

単純に好きな車種を選ぶのではなく、「こんなシルエットのバイクに乗りたい」というイメージを先に描き、その条件に合うベース車として選ばれたのが1978年式のCB750 FOURⅡだった。

Instagram「Yuhei Kodaka」
https://www.instagram.com/yuheikodaka

愛車のCBとオーナーのKodakaさん

今回のカフェレーサーのベースとなった、HONDA CB750 FOURⅡ(ホンダWEBサイトより)

一番こだわったのは、真横から見たときの「全体のバランス」

このCB750の魅力を語るうえで欠かせないのが、車体全体のプロポーションだ。

タンクからフェンダーへとつながる水平基調のラインを意識しながら、車体全体がひとつの半円の弧を描くようなシルエットを目指した。

タンク、シート、フェンダーだけでなく、車高や車長、タイヤの大きさなど、すべての要素がひとつの車体として調和することを重視している。

「お気に入りのポイントは、真横から見た時の『全体のバランス』に尽きます。車高、車長、タイヤの大きさ……など全ての要素が互いに調和し、絶妙なバランスを保っていると感じます」

普段は映像の仕事に携わるKodakaさんだけに、バイクを見るときも「一部分」ではなく、全体をひとつの画として捉えているのかもしれない。

実際、このCB750もパーツ単体の派手さを狙ったものではなく、真横から見たときの一枚のシルエットが非常に美しい。

水平基調のラインと車体全体のバランスを追求したこだわりの車両

B面も、ナナハンらしさを残しながら、美しいカフェレーサーに仕上がっている

シンプルな見た目に詰め込まれた細かなカスタム

全体としてはすっきりとした印象のCB750だが、細部を見ていくと手が加えられた部分は多い。

リア周りはサブフレームを加工し、ショートタイプのシート&テールカウルを組み合わせた。シートにはToray Ultrasuedeを採用し、リアにはLEDテールランプやウインカー、ナンバープレートマウントをすっきりと配置している。

足まわりは純正Comstarホイールを活かしながら、Cokerタイヤを装着。フロントフォークをローダウンし、リアショックも変更することで、狙った車高と全体のプロポーションを作り上げている。

フロントにはアルミ製フェンダーを装着。

ハンドル周りにはMaguraのクリップオンハンドルと専用トップブリッジを組み合わせ、CNC削り出しのスイッチやレザー巻きのグリップ、Daytona製のコンパクトなスピードメーターなどをセットしている。

リアにはOVER Racing製のバックステップを装着。

エンジンは基本的にノーマルのままだが、吸気系はKeihin CRキャブレター+ポッドフィルターへ変更。電装はフルリワイヤリングされ、排気系には純正エキゾーストヘッダーを活かしつつリバースコーンタイプのマフラーを組み合わせている。

そしてボディを彩るのが、深みのあるブルーティールのカラーリング。

純正Hondaエンブレムを残したタンクに、アルミ製フロントフェンダーやハンドメイドのサイドカバーなどを組み合わせることで、クラシカルなCB750の雰囲気を残しながら、現代的なカスタムバイクへと仕上げられている。

サブフレームを加工し、ショートタイプのシート&テールカウルを組み合わせたリア周り

シートにはToray Ultrasuedeを採用し快適性を高めた

足まわりは純正Comstarホイールを活かしながら、Cokerタイヤを装着

Maguraのクリップオンハンドルと専用トップブリッジを組み合わせ、CNC削り出しのスイッチやレザー巻きのグリップ、Daytona製のコンパクトなスピードメーターなどをセットしたハンドル周り

キャブレターはKeihin製CRをチョイス

細部はプロに任せて、理想の「全体像」を作る

実は、KodakaさんがMINAMI MOTORCYCLEに制作を依頼した当時、バイクについての知識はそれほど多くなかったという。

「初心者がいきなりカスタムバイクなんて作ってもらえるのか」と不安になりながら、長文かつ丁寧な依頼メールを健二さん(MINAMI MOTORCYCLE代表)に送った。

そして、返事を待っていると電話が。

「とりあえず見にきてよ〜」

そんな気さくな誘いに緊張しながらショップを訪ねてみると、健二さんはやはりとても気さくで優しい人柄だった。

そこで安心して、制作を任せることができたという。

全体のデザインについてはKodakaさんがイメージを伝え、それ以外の細かなパーツや機能的な部分は健二さんにお任せ。

その結果、完成したのが現在のCB750だ。

「バイク制作において、貴重で楽しい経験をさせてもらったMINAMI MOTORCYCLEの健二さんにはとても感謝しています」

自分が思い描く「全体像」を伝え、細部は信頼できるプロに託す。

この一台には、そんな二人の絶妙な役割分担も表れている。

Instagram「MINAMI MOTORCYCLE」
https://www.instagram.com/minami_motorcycle_tokyo

純正Hondaエンブレムを残すなど、CB750らしさを活かしながら現代的に仕上げたミナミモーターサイクルのカスタム

カスタムを担ったミナミモーターサイクル代表 平安山健二氏

旧車だからこそ、無理をさせずに楽しむ

納車からまだ2年弱ということもあり、現在のところ維持について大きな苦労はないという。

とはいえ1978年生まれの旧車だけに、できるだけバイクに厳しい環境で乗らないことを意識している。

特に避けているのが、渋滞や暑さ。

一方で、気持ちよく走れるのがKodakaさんの地元・長野の山道だ。

「地元長野の山道を気持ちの良いスピードで走っている時の方が明らかにエンジンの調子も良いです」

旧車だからといって過剰に気を使って乗らないのではなく、バイクが気持ちよく走れる環境を選びながら楽しむ。

そんな付き合い方も、このCB750にはよく似合っている。

シンプルな中にも迫力を感じさせるフロントビュー

コンパクトにまとめられたリヤ周りが、軽快なカフェレーサースタイルを演出する

クラシカルなCB750の造形に、深みのあるブルーが絶妙にマッチしている

乗車姿勢は辛くても、体が壊れるまで乗り続けたい

理想のシルエットを追い求めて完成したCB750 FOURⅡ。

その姿はもちろん、実際に走らせて楽しむためのバイクでもある。

ただし、カフェレーサーらしいスタイルだけに、乗車姿勢は決して楽ではない。

「乗車姿勢は辛いですが、体が壊れない限り乗り続けたいと思います」

そう笑うKodakaさん。

幼いころから密かに抱いていたバイクへの憧れを、30代になって免許を取得することで実現。

そして、ただバイクに乗るだけではなく、自分が「一番かっこいい」と思える形まで追求した。

その思いを形にしてくれたのが、MINAMI MOTORCYCLEだった。

タンクからフェンダーへとつながるライン。

車高、車長、タイヤの大きさ。

ひとつひとつの要素が調和し、真横から見たときにひとつの美しいシルエットを描く。

パーツの豪華さを競うのではなく、あくまで「全体のバランス」。

そのこだわりが、この一台の存在感につながっている。

Instagram「みんなの単気筒」
https://www.instagram.com/minnano_tankito

理想のシルエットを手に入れた、Kodakaさんと1978 HONDA CB750 FOURⅡ。これからも、この一台との時間は続いていく。

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コメント一覧
  1. 匿名 より:

    まがりなりにも大手サイトなんだから、完全に違法改造なバイクの記事を載せるなよ。

  2. ザッキー より:

    確かにライダーを含めた横からの姿は美しいな~。違法改造とのコメントあるけど、どこの事だろ?車検通ってるんでしょ?

  3. 匿名 より:

    こういうのは賛否分かれるから、載せない方が良いと思うが。
    紙面でやってくれ。

  4. 匿名 より:

    ナンバーの角度が完全にアウト

  5. まき より:

    こういうのは現代のバイクでやってほしいな

  6. 匿名 より:

    ナンバーの角度じゃない?

  7. 匿名 より:

    個人的に好きなスタイルのバイクだけど
    画像を見る限りで、何の不備も無く公道を走れる仕様ではないので
    このような場で大っぴらに見せるのではなく
    多くを語らず颯爽と楽しむのが粋なアウトローだと思う。
    なので、自己陶酔の楽しみ方がダサいね。

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