ホンダはモトクロス競技専用車「CRF450R」とエンデューロ競技専用車「CRF450RX」をフルモデルチェンジし、2027年モデルとして受注期間限定で2026年9月4日(金)に発売する。新設計エンジンとフレームの搭載により、走行性能が大幅に向上している。
新設計エンジンとフレームで「極(きわみ)」を目指したCRF450R
モトクロス競技専用車「CRF450R」は、「極(きわみ)」を開発コンセプトにフルモデルチェンジ。軽量・コンパクト化と出力トルク向上を実現した新設計エンジンを、剛性・形状を最適化した新設計フレームに搭載しました。これにより、軽量化による高い走行自由度と、突き抜けた動力性能を目指したモトクロス競技車両となっている。
パワーユニットでは、最高出力と最大トルクを向上させながらエンジン全体のコンパクト化と軽量化を実現。吸排気バルブ径の拡大やカムプロフィールの最適化により、中高回転域での吸排気効率を向上させている。また、燃焼室形状とピストン頭頂部の最適化により圧縮比を上げ、燃焼効率を向上。クランクシャフトの形状やベアリング構成の変更で剛性向上と回転効率改善に寄与し、トランスミッションやクラッチなどの小型化によりエンジン幅の縮小と軽量化も実現。さらに、エンジンブレーキ発生時のバックトルクを緩和するスリッパー機能をラバーダンパーのみで成立させた世界初のスリッパー機構を採用している。
車体・足まわりでは、フレーム各部の剛性や形状を最適化し、荒れた路面での安定性とコントロール性を追求。スイングアームもメインパイプ断面形状や溶接ビートの変更により剛性バランスの最適化と軽量化を図っています。フロントフォークにはカシマコーティングを施し、極低速域から低速域での圧側減衰特性に優れたDBS(ダイナミック・ブロー・システム)構造を採用。リアサスペンションはダンパーケース内面を切削加工により軽量化し、内部ゴム製部品の形状変更などで安定感と応答性の両立を追求しました。燃料タンクはチタン製で、スリムな形状を維持しつつ容量を拡大している。
エンデューロ競技に最適化されたCRF450RXとサステナブルマテリアルの採用
エンデューロ競技専用車「CRF450RX」は、CRF450Rをベースに、ナックルガードやサイドスタンド、専用設計の大型スキッドプレートなどを標準装備。燃料タンクはCRF450Rと共通のチタン製を採用し、軽量化とスリム化を実現しています。前後サスペンションとECUには専用セッティングが施され、エンデューロ競技をはじめ、さまざまなシチュエーションがあるオフロード走行に最適化されている。
カラーリングは、ホンダオフロードモデルの力強さと情熱を表現する「エクストリームレッド」の1色設定。ホンダのイメージカラーでもある赤・青・白が際立つトリコロールに、ホンダロゴを大きくあしらうことで、ライダーとマシンが一体となって戦うモータースポーツシーンでの存在感を高めるデザインを採用している。
また、環境負荷低減に向けた取り組みとして、フロントゼッケンプレート、シュラウド、フロントフェンダーといった色付き外装樹脂部品に、鮮やかな蛍光色と優れた耐衝撃性を両立した高光沢着色リサイクル材を世界で初めて採用。さらに、シート底版には高耐衝撃グレードリサイクル材を採用し、サステナブルマテリアルの適用範囲を拡大している。
受注期間は2026年6月19日(金)から10月31日(土)まで。販売計画台数はシリーズ合計で年間140台。CRF450Rのメーカー希望小売価格は1,182,500円(消費税込み)、CRF450RXは1,226,500円(消費税込み)。両車とも公道および一般交通の用に供する場所では走行できず、登録してナンバープレートを取得することもできない競技専用車両だ。
CRF450R・主要諸元 (【】内はCRF450RX)
・全長×全幅×全高:2200×827【839】×1263【1278】mm
・ホイールベース:1490mm
・シート高:953【951】mm
・最低地上高:333【326】mm
・車重:108【108.8】kg
・エンジン:水冷4ストロークSOHC(ユニカム)4バルブ単気筒 449.5cc
・最高出力:非公開
・最大トルク:非公開
・燃料タンク容量:7.1L
・変速機:常時噛合式5段リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=80/100-21、R=120/90-19【F=90/90-21、R=120/90-18】
・価格:118万2500円【122万6500円】
本田技研工業株式会社:https://www.honda.co.jp/customer/
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