“ヤマハがSRで純正カフェレーサーを作ったら?”
そんな妄想を本気で形にしながら、16年かけて少しずつ作り込まれてきた1台。
シートやフレームまで自作し、細部までミリ単位で拘り抜かれた、完成しないことすら楽しんでいるようなSR500。
今回は、そんな“メーカー純正のような空気感”を纏ったSR500をご紹介します!
“何か違う”から始まったSR500との出会い
以前はW650に乗っていたものの、どこか満たされない感覚があったというオーナーのRYOさん。
そんなモヤモヤを抱えていた頃、たまたまバイク屋で出会ったのがSR500でした。
試しに乗ってみた瞬間、大型シングル特有の振動と軽快な車体に衝撃を受け、「これだ!」と即決。
以来、1995年式のSR500をベースに、自分だけの理想形を追い続けています。
Instagram「RYO」
https://www.instagram.com/nk5nk5
“買う”より、“作る”
このSR500最大の特徴は、圧倒的な自作率の高さ。
欲しいパーツがあれば、まず「作れないか?」を考えるというスタイルで、数多くのワンオフパーツを製作されている。
・シングルシート
・キーシリンダーボックス
・カーボンインナーフェンダー
・フロントフォークトップキャップ
・メーターステー
・カーボン製デコンプレバー
・TS125のメーター加工&文字盤塗装
・ループフレーム
・ヘッドライトステー
・ホイールリムパウダーコート
・各部塗装
・フレーム加工 など
特にシートは、クレイモデルの製作からスタートし、型取り・成形・塗装までを一貫して施工。
さらに、そのシート形状に合わせてループフレームまで製作しているというから驚きです。
テーマは“ヤマハ純正カフェレーサー”
以前はノートンリタ風のアルミタンクを装着し、クラシックカフェレーサースタイルを楽しんでいたそう。
しかし、ある時ふと、
「これって、結局レプリカなんだよな…」
と感じたことで方向性が変化。
そこで辿り着いたテーマが、
「ヤマハがSRでカフェレーサーを作ったら?」
という発想でした。
そのため、タンクはあえて純正SRタンクを使用。
SR本来のスリムで端正なシルエットを活かしながら、軽量でヒラヒラと街中を駆け抜けるイメージを、車体全体のプロポーションで表現しています。
職業柄、クルマのデザイン開発にも携わっているというオーナー。
その経験やノウハウも、このSR500の細部に色濃く反映されているように感じます。
16年乗り続ける、“相棒”のような存在
既に16年乗り続けているというこのSR500。
北海道や四国へのツーリングも共に走り、腰上オーバーホールも2回経験。
長い年月を共に過ごしてきたことで、今では“相棒”や“手足”のような存在になっているそうです。
とはいえ、まだ完成ではないとのこと。
「大体できたかな…と思っても、また新しく作る場所を探してしまう(笑)」
そんな言葉通り、このSR500は今も進化の途中。
まるでサクラダファミリアのように、終わりなく作り続けられていく1台。
“完成”というゴールよりも、理想を追いかけながら作り続ける過程そのものを楽しんでいるようなSR500である。
Instagram「みんなの単気筒」
https://www.instagram.com/minnano_tankito
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