KTMは2027年モデルとなる新型モトクロッサー「KTM SXシリーズ」を発表した。
キッズ向けミニサイクル3機種、フルサイズ2ストローク3機種、4ストローク3機種の計9モデルを継続ラインアップとし、2026年5月末より順次正規ディーラーへ導入される予定だ。
今回の2027年モデルは、熟成された現行プラットフォームをベースとしながら、新グラフィックの採用と細部のブラッシュアップにより、KTMらしいレーシングイメージをさらに強めた仕様となっている。
目次
全9モデルの圧倒的ラインアップを継続
2027年型KTM SXシリーズは、初心者キッズライダーからトップカテゴリーを目指すエキスパートまで幅広く対応するフルラインアップを維持する。
ミニサイクル
- KTM 50 SX
- KTM 65 SX
- KTM 85 SX
フルサイズ2ストローク
- KTM 125 SX
- KTM 250 SX
- KTM 300 SX
フルサイズ4ストローク
- KTM 250 SX-F
- KTM 350 SX-F
- KTM 450 SX-F
年齢、排気量、レースレベルを問わず選択肢を用意することで、KTMは2027年も“オレンジ軍団”の強さを維持する構えだ。
2027年型はニューカラー&ニューグラフィック採用
2027年モデルで最も分かりやすい変更点は外装デザインの刷新だ。従来以上にKTMオレンジを前面に押し出しつつ、シュラウド部分には差し色としてレッドを追加。スタートゲートに並んだ際の存在感をより強く演出している。
また、グラフィックはインモールド成形デカールを採用し、耐久性と傷への強さも向上した。
見た目こそシンプルなアップデートに見えるが、“一目でKTMと分かるファクトリーレーサー感”はさらに濃くなった印象だ。
熟成のスチールフレーム&EFIエンジンを継続採用
車体の骨格にはハイドロフォーミング・レーザーカット・ロボット溶接によって製造される、高剛性クロモリスチールフレームを継続採用。
長年にわたりMXGP World ChampionshipやAMAスーパーモトクロスで得たファクトリーチームからのフィードバックを反映し、応答性、安定性、しなやかさ、軽量性のバランスを高次元で成立させている。
エンジンも現行の高性能ユニットをベースに熟成が続けられており、2ストロークモデルを含め全車EFI(電子燃料噴射)を採用。最新のFIM騒音規制に対応しながら、優れたトルクと鋭い吹け上がりを両立しているのが特徴だ。
特にKTMは2ストロークモデルの商品力を今なお重視しており、KTM 300 SXのような大排気量2ストマシンも継続設定。軽量な車体と炸裂感ある加速、そして最新電子制御を融合した“今乗れる本気の2ストMX”として存在感を放っている。
WP、Brembo、Excel…豪華レーシングパーツを標準装備
フルサイズモデルにはKTMが誇るハイエンドパーツ群を標準装備する。
主な採用装備は以下の通り。
- WP Suspension XACTサスペンション
- Pankl製高精度ギアボックス
- Dunlop Geomax MX34タイヤ
- Excelリム+CNCハブ
- Brembo製クラッチ&ブレーキシステム
- NEKENハンドルバー
- ODIロックオングリップ
- Keihinスロットルボディ
いずれもモトクロスレースの現場で信頼される構成で、購入した時点でかなり高い戦闘力を持つのがKTM SXシリーズの魅力。“ほぼそのままレース投入可能”という完成度の高さは2027年型でも変わらない。
MXGP、AMAで鍛えられた勝てるベースマシン
KTMはこのSXシリーズをベースに、世界最高峰のMXGP World ChampionshipやAMAスーパーモトクロスで数多くの勝利を獲得してきた。
近年では
- Lucas Coenen
- Sacha Coenen
- Simon Laengenfelder
- Eli Tomac
- Jorge Prado
らトップライダーたちがKTMのマシンで活躍。
つまり2027年型も“見た目だけの年次変更”ではなく、レース現場で蓄積されたノウハウの延長線上にある実戦マシンと言える。
2026年5月末より順次導入、オフロード専用保証も設定
2027年型KTM SX/SX-F/ミニサイクルシリーズは、2026年5月末より各国の正規KTMディーラーへ順次入荷予定。販売時期は地域により異なる。
また一部地域では、新たにオフロードモデル向け「Premium Manufacturer’s Warranty」も適用され、12か月保証が付帯。正規ディーラーで規定メンテナンスを受けることで保証を維持できるとしている。
2027年も“勝てるKTM”は健在
今回の2027年型KTM SXシリーズは、フルモデルチェンジ級の変更こそないものの、すでに高い完成度を誇る現行マシンをさらに磨き込んだ熟成進化型と言える。
豊富な排気量設定、2ストと4ストを選べる自由度、そして世界選手権直系のパーツ構成。「とにかく勝てるモトクロッサーが欲しい」というライダーにとって、2027年もKTM SXシリーズが有力候補であることは間違いなさそうだ。
2027 KTM SXシリーズ ラインアップ一覧
- KTM 50 SX
- KTM 65 SX
- KTM 85 SX
- KTM 125 SX
- KTM 250 SX
- KTM 300 SX
- KTM 250 SX-F
- KTM 350 SX-F
- KTM 450 SX-F
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