「世界最古のバイクメーカー」として名高いインドのロイヤルエンフィールド。今回大阪モーターサイクルショー2026に同社が持ち込んだのは、日本初公開となる新型「BULLET 650(ブリット650)」! 特別なペイントで仕上げられた「CLASSIC 650 125TH YEAR ANNIVERSARY SPECIAL EDITION」とともに、モダンクラシックネイキッドの新風を吹かせた!

⚫︎写真:石村英治

重く冷たいスチール、輝くクロムメッキ――古き良き「バイク」の味わいをモダナイズした新型

ロイヤルエンフィールドはミドルセグメントを主戦場として多数のモデルを展開し、世界各地で高い評価を受けているメーカーだ。バイクのファンダメンタルな構成といえる「空冷エンジン/丸目ネイキッドモデル」をベースとしたラインナップが特徴の同社。しかしラインナップ最大排気量となる650ccクラスでは、カフェスタイルスポーツ「コンチネンタルGT650」やボバースタイルの「ショットガン650」、クルーザー「スーパーメテオ650」そしてスクランブラー「ベア650」など、幅広いジャンルをカバーするモデルを多数投入。いずれも基本設計を共有するOHC空冷ツインのエンジンをもとにしているが、フレームや各種装備で差別化されている。

大阪MCショーでジャパンプレミアとなった「ブリット650」伝統のネーミングを持つクラシックネイキッドだ。

日本導入されている同社の650ccモデルでは6車種目となるブリット。ブラック&メッキの古典的なモーターサイクルらしさにあふれる。

そんな650ccクラスに新たに登場した新型モデルが「ブリット650」だ。ブリットはロイヤルエンフィールドの往年の名機の名を引き継ぐ「オールドスクール」スタイルのロードスターで、先行して350ccモデルが2024年から日本でも販売されている。基本設計は同クラスの「クラシック650」と共通コンポーネントを持つが、ブラックアウトされたボディとゴールドのピンストライプ、そして美しいメッキ仕上げで彩られるメタルパーツ類によって、軽薄さのないスタイリングを実現した。

今回の展示は「参考出品」とのことで、未だ日本仕様のスペックは明らかになっていないものの、欧州仕様を参照すると最高出力は34.6kW(47ps)/7250rpm、車重は243kg。ミッションは6速で、ホイールサイズはフロント19インチ、リア18インチを採用している。またクラシック650同様に、「タイガーアイ」スタイルのポジションランプやヘッドライトバイザーを標準装備。もちろんメーターはアナログ1眼だが、丸型のミニ液晶で「トリッパーナビゲーション」を表示することができ、見た目を裏切る現代的機能も備えている。またサスペンションも前後SHOWA製であり、その乗り心地にも期待大だ。

エンジンは共通ユニットの648cc空冷OHCツイン。海外発表の出力は47PS、トルクは52.3Nmと同クラスでは控えめ。

燃料タンクはピンストライプ&立体エンブレムで彩られる。容量は14.8L。

タンク上面にはポリシー「MADE LIKE A GUN」と大砲のロゴが描かれる。19世紀からの同社のルーツを表すエンブレムだ。

ヘッドライトは丸目LED。左右のナセルには小型のポジションランプ「タイガーアイ」を備える。

メーターはアナログ1眼式。しかし小型のフルカラー液晶モニタが右側に設置され、ナビ表示が可能だ。

「クラシック650」と多くのパーツが共通するブリットだが、肉厚のロングシートは個性的なポイント。

F19/R18の大径ホイール、SHOWA製サスペンションは安定感と確実性を併せ持つ。乗り味が楽しみだ!

参考:ブリット650主要諸元(2026/海外)

・全長×全幅×全高:2260×830×1155mm
・ホイールベース:1480mm
・シート高:800mm
・車両重量:243kg
・エンジン:空冷4ストロークSOHC4バルブ並列2気筒 648cc
・最高出力:34.6kW(47ps)/7250rpm
・最大トルク:52.3Nm/5650rpm
・変速機:6段リターン
・燃料タンク容量:14.8L
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=100/90-19、R=140/70-18

「クラシック650」125周年記念モデルはプレミアムな特殊ペイント!

さらに大阪ショーではもうひとつのスペシャルモデルが展示された。同社の創立125周年を記念する特別カラーに彩られた「クラシック650 125thイヤー アニバーサリースペシャルエディション」だ。ベースとなっているクラシック650は、オーソドックスなティアドロップタンク、シングルシートを備えるレトロネイキッド。特別カラーでは「ヘリテイジに敬意を表した」ディテールとペイントが施されており、燃料タンクに⾦の「125 YEARS」エンブレムを取り付け。またボディカラーはクラシックレッドのベースに、ハイパーシフト塗装を施したマジョーラ風のゴールドで統一。光の⾓度によってさまざまに印象を変えるこの仕上げは、スタンダードモデルとは一線を画する高級感とスペシャリティが魅力となっている。

「CLASSIC 650 125周年スペシャル・エディション」(参考出品)特別なペイントを施されたアニバーサリーモデル。

クラシック650は重厚なスチールフェンダーやシングルシートを備える、文字通りのクラシックネイキッド。2025年から日本でも発売中だ。

レッドのベースカラーに「ハイパーシフト」塗装を施されたカラーは見る角度で色を変える。

サイドカバーにも「125」の数字が描かれた専用ロゴを備えた。

シートレザーにはダイヤモンドステッチが刻まれ、その高級感アップに一役かう。

そんな「ブリット650」「クラシック650 125thイヤーアニバーサリースペシャルエディション」の2種だが、いずれも日本での発売予定は未発表。しかし大阪MCショーに続き、3/27(金)より開催される東京MCショーでのロイヤルエンフィールドブース展示は決定しており、多くのライダーにその姿を目にするチャンスがあるだろう。単なるネオレトロとは違う、独自の世界観で邁進するロイヤルエンフィールドの新機軸に注目だ。

参考:クラシック650主要諸元(2025)

・全長×全高×全幅:2315 × 1124 × 900mm
・ホイールベース:1475mm
・シート高:800mm
・車両重量:242kg
・エンジン:空冷4ストロークOHC4バルブ2気筒 647.9c
・最高出力:34.6kW (47ps)@ 7250rpm
・最大トルク:52.3Nm @ 5650rpm
・変速機:6段リターン
・燃料タンク容量:約17L
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=100/90-19、R=140/70 R18
・価格:94万9300円~99万8,800円
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