先日速報でお伝えしたビモータの「KB399」が、大阪モーターサイクルショーに展示されたので、早速各部をチェックしていく。カワサキ傘下となり、新たな時代を迎えたビモータが放つミドルクラススーパースポーツの完成度はいかに。

スタンダードは驚きの146万3000円

ビモータ「KB399」の何に驚かされたかといえば、その超戦略的と言える価格だろう。フレームとエンジンはZX-4Rベースとはいえ、スタンダードモデルの価格は146万3000円。121万円のZX-4RRに25万3000円プラスしただけで、専用デザインのカウルやブレンボ製Stylemaラジアルマウントモノブロックキャリパー、アクラポビッチ製チタンサイレンサーなどを装備した“チューンド・バイ・ビモータ”になると考えるとバーゲンプライスとしか言いようがない。アッパーグレードとなる「KB399 ES」は245万3000円と100万円ほど価格がアップするが、フルカーボンのカウルやオーリンズ製STX46リヤショックなどを備えており、その内容を考えれば決して高くはない。ちなみに「ES」とは「Edizione Speciale (エディツィオーネ・スペチアーレ)」の略であり、「スペシャルエディション」という意味である。

大阪モーターサイクルショーにはスタンダードの「KB399」が展示された。「KB998 Rimini」に通じるデザインを採用し、迫力のあるスーパースポーツに仕立てられている。

ビモータのテクニカルディレクターであるピエルルイジ・マルコーニはこのKB399を「ESPRESSO DI BIMOTA(ビモータの本質を凝縮した1台)」と表現し、

“エンジンに恋をしたことはありますか? カワサキNinja ZX-4RRに乗ったとき、私はすぐに、際立った存在感を放つこの並列4気筒エンジンに魅了されました。そして、ビモータブランドの本質を体現する、非常に刺激的な新しいモデルの心臓になり得ると感じました。私たちは、すでに完成度の高いベースに、緻密に計算されたハンドリングの改良を行いました。これにより、ビモータが提供してきたライディングの本質を、この刺激的な4気筒マシンに凝縮することができたと確信しています。”

という言葉をKB399のプロダクトインフォメーションに添えている。

オリジナルフレームが最大の特徴であったビモータというブランドであるが故、ベースモデルのフレームを使用したモデルを製造することに賛否はあるだろう。しかし、KB399の146万3000円という価格は、ビモータというブランドの知名度を数段押し上げる起爆剤となることは間違いない。このKB399で育ったライダーたちがビモータユーザーとして定着し、よりハイパフォーマンスなモデルへとステップアップすることでビモータというブランドがさらに発展することになるはずだ。カワサキというパートナーが持つポテンシャルを最大限に活かしたKB399こそ、ビモータを次なるフェーズへと導く鍵となるだろう。

ビモータがデザインした特徴的なデザインのフロントカウルが装着され、ベースモデルのZX-4Rとは全く異なった印象を受ける。

車体の中心にある赤くペイントされたフレームは、このバイクがスペシャルなものであるということを感じさせる。

フロントカウルのセンターには大きなエアインテークが設けられる。ビモータらしいカラーリングがシャープさを演出するリアビュー。

ハンドル位置は低めでスーパースポーツらしいもの。足つきも悪くなく、片足であればかかとまでしっかり着く。

身長170cm、体重70kgのライダーが跨って両足を着くと、かかとは浮いてしまうが不安になるほどではない。

ビモータの美しいデザインと上質な各部の仕上げ

KB399のデザインは「KB998 Rimini」の流れを汲むレーシーなもので、イタリア・リミニの地で、ビモータの職人たちの手によって設計・造形されており、ESモデルではアッパー、サイド、ロアカウルにドライカーボンファイバーを採用し、WSBマシンを思わせるウイングレットも備えられている。

特徴的なフロントカウルのデザインとカラーリングがビモータであることを主張。センターのエアインテークとサイドに取り付けられたウイングレットがスポーティだ

シャープなデザインのフューエルタンクに、「bimota」のロゴが映える。

タンデムシートも備えられており、ストリートでの使用も考慮されている。

シャーシは赤くペイントされたZX-4Rのフレームをベースに、コンパクトで高剛性なフレームの性能を最大限に引き出す高品質なシャーシコンポーネントを厳選して組み合わせる。フロントサスペンションには41mm径のフルアジャスタブル倒立式ショーワ製SFF-BPフォークを採用し、リヤサスペンションにはスタンダードモデルにショーワ製BFRC Lite、ESモデルにオーリンズ製STX46を搭載。さらにフロントブレーキには高い評価を得ているブレンボ製Stylemaラジアルマウントモノブロックキャリパーを装備し、ビモータならではのライディングフィールを生み出している。

パワーユニットはZX-4Rベースの水冷DOHC並列4気筒399ccベースに、アクラポビッチ製のチタンサイレンサーを装備。スペックは現時点では公表されていないが、ZX-4Rの最高出力59kW(80PS)/14500rpm、最大トルク39N・m(4.0kgm)/13000rpmを下回ることは無いだろう。

搭載するエンジンはZX-4Rのものをベースとしており、80PSの出力が期待できる。

フレームはZX-4Rベースだが、赤くペイントされることでビモータらしさが演出される。

エキゾーストシステムにはアクラポビッチ性のチタンサイレンサーを装備し、レーシーなイメージを強めている。

ブレーキにはブレンボ製Stylemaラジアルマウントモノブロックキャリパーを装備し、ストッピングパワーとコントロール性を強化。

スタンダードモデルのリアショックにはショーワ製BFRC liteを採用。スポーティな走りを実現している。

各部にはアルミ削り出しパーツが配されており、現代のビモータらしいスペシャリティを感じさせるポイントとなっている。スタンダードモデルは、トリプルクランプやステアリングステムキャップなどがアルミ削り出し製とされている。ESではそれに加えてハンドルバーやステップ、シフト&ブレーキペダルなどがアルミ削り出しで作られており、ステップとペダルは調整式となっている。

アルミ削り出しトリプルクランプやアルミ削り出しステアリングステムキャップが、コクピットに高級感を生む。

キーは「b」のロゴが入った専用のもの。こうした部分もオーナーの満足度を上げてくれる嬉しい心遣いだ。

スタンダードのKB399は146万3000円、KB399 ESは245万3000円で、2027年の春頃に発売が予定されている。カラーはKB399が「ロッソパッショーネ」、KB399 ESが「カーボン」と名付けられた各1色ずつとなり、ビモータ正規取扱店専売モデルとなる。

上級モデルとなる「KB399 ES」は、カーボン製のカウルやオーリンズ製のリアショック、アルミ削り出しステップなどを装備する。

ESのフロントカウルやウイングレットがドライカーボンで作られており、さらに高級感とレーシーさを増している。

ESのリアショックにはフルアジャスタブルタイプのオーリンズ製STX46を装備し、さらに走りに磨きをかけている。

KB399主要装備・特徴(2027)

・アクラポビッチ製チタンサイレンサー(カーボン製エンドキャップおよびヒールガード)
・ø41mm ショーワ製SFF-BP 倒⽴フロントフォーク(KB399/KB399 ES 専用)
・ショーワ製BFRC lite リヤショック(スタンダードモデルのみ)
・ブレンボ製Stylema ラジアルマウントモノブロックキャリパー
・アルミ削り出しトリプルクランプ
・アルミ削り出しステアリングステムキャップ
・ウイングレット
・価格:146万3000円

KB399ES主要装備・特徴(2027)

・カーボン製アッパーカウリング
・カーボン製サイドカウリング(エアベント付き)
・カーボン製ウイングレット
・カーボン製ロアカウリング
・カーボン製ピリオンシートカバー
・オーリンズ製STX46 リヤショック
・アルミ削り出しクリップオンハンドルバー
・アルミ削り出しステップ(2 ポジション)
・アルミ削り出しシフトペダル(調整可能なノブ位置)
・アルミ削り出しブレーキペダル(調整可能なノブ位置)
・価格:245万3000円

【速報】ビモータから普通自動二輪免許で乗れるスーパースポーツ「KB399」&「KB399 ES」が登場! 価格は146万3000円からで、2027年春頃デビュー (19枚)

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コメント一覧
  1. 匿名 より:

    街のカスタム屋がやるレベルなんよ。

    実際A-TECHがカーボンフルカウル出してるし。

    と、こういう事を言うとまた「ケチをつける奴が出てきた」と言われるかな?w

  2. 匿名 より:

    スタンダードにも「オプションでオーリンズの前後サス」とかを選択できれば良いのにね。

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