大阪モーターサイクルショーでスズキ「SV-7GX」の実車が日本初展示された。本作は生産終了したSV650の実質的な後継機で、ツーリング性能を高めたVツインクロスオーバーとして新生。そのディティールをチェックしつつ、ライポジや足着き性も確認してみた!
⚫︎写真:石村英治
目次
伝統のVツインネイキッドが快適ツーリングモデルに新生
2025年秋のEICMA(ミラノショー)で初公開された新型のクロスオーバーの「SV-7GX」。日本では、大阪モーターサイクルショーが初公開の舞台となった。心臓部は、2025年秋に惜しまれつつも生産終了したネイキッド、SV650シリーズの645ccVツインがベース。これに電子制御やツーリングに快適な装備をふんだんに与え、クロスオーバーモデルに仕上げている。
今やミドルクラスのVツインは絶滅危惧種。1999年から存続してきたSV650の生産終了で、その灯が途絶えるかと思いきや、スズキ伝統のエンジンが存続することになったのだ。
会場には白×青、グレー、ブラックの全3色が揃い踏みし、いずれもまたがりが可能。スズキがいかに本作をプッシュしているかがわかる。

SV-7GX(参考出品)。SV650で好評だった645ccVツインやトレリスフレームの車体をベースとするクロスオーバーだ。欧米で2026年から順次発売予定。写真は海外で「パールブリリアントホワイト/メタリックトリトンブルー」と呼ばれる白/青。

26年にわたって存続してきた90度バンクの645ccV型2気筒。これに電子制御スロットルを与え、最新の環境規制にも対応した。ボア81.0 ×ストローク62.6 mmは同じで、イギリス仕様によると最高出力73.4PS(54kW)や最大トルク6.5kg-mも変わらず。
快適な防風性能とライポジを獲得、電脳&便利アイテムも充実した
ネイキッドのSV650から、とにかくツーリング適性が高められているのが特徴だ。大型のハーフカウルに3段階調整可能なスクリーン、ナックルカバー、リヤキャリアが標準装備される。
従来型SV650と比較し、ハンドル位置が上方&手前となり、ロングランでも疲れにくい設定となっている。さらに、燃料タンク容量をアップ。SV650の容量14.5Lに対し、SV-7GXでは17.4Lにまで拡大した。SV650はWMTCモードでリッター24.4kmだっただけに、さらなる航続距離アップが期待できるのだ。
電子制御も充実した。SV650はABSやローRPMアシストなどを除いて、ほぼ電脳サポートがない“素のバイク”だったが、SV-7GXでは電子制御スロットルを導入。3つの走行モードを選べるほか、3パターン+ OFFを備えたトラコン、双方向対応のクイックシフターを獲得している。
またSV650では非装備だったUSBソケットやスマホ連携機能も新たに搭載。モノクロ液晶だったメーターもカラーTFTに進化し、大幅に装備が充実しているのだ。
ライポジ&足着きが優秀、高コスパな価格にも期待したい!
実車にまたがってライポジと足着き性を確認してみた。従来型SV650と比較してハンドルがアップライトかつ手前になり、実にラクチンだ。腰高なモデルが多いクロスオーバーにも関わらず、シート高は795mm。スリムなVツインの恩恵もあって足着き性が良好だった。
今回の展示は参考出品車。欧州では2026年後半の発売予定だが、日本での発売はアナウンスされていない。ただ、GSX-8T/8TTも2025年秋のジャパンモビリティショーで参考出品された後、2026年1月末に市販しており、2027年頃に国内デビューなるか!? 装備が充実したとはいえ、ベースがSV650(83万6000円!)だけに、買いやすい価格にも期待したい!
SV-7GX(海外仕様)主要諸元
・全長×全幅×全高:2160×910×1295mm
・ホイールベース:1445mm
・シート高:795mm
・車両重量:211kg
・エンジン:水冷4ストロークDOHC4バルブV型2気筒645cc
・最高出力:73.4PS/8500rpm
・最大トルク:6.53kg-m/6800rpm
・変速機:6段リターン
・燃料タンク容量:17.4L
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17、R=160/60ZR17
※諸元はイギリス仕様
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>価格にも期待
ヒント「DR-4シリーズの価格」だよ。
おかしな期待を持たせる記事は、ジャーナリズムとしていかがなものかと思う。