大阪モーターサイクルショーにおいて、ヤマハが東南アジアで展開しているスポーツスクーター「AEROX」の国内導入が発表された。VVA付きのBlue Coreエンジンを搭載し、スポーツ走行に適したYECVTを装備するその走りに期待がかかる。

⚫︎写真:石村英治

YECVTが怒涛の加速を生み出す新型スポーツスクーター

「AEROX」はスーパースポーツモデルYZF-R1Mの大胆かつシャープなラインを継承し、スポーティなデザインを採用したスポーツスクーターとして東南アジアで高い人気を誇っている。搭載されるエンジンはVVA(可変バルブ機構)付きの水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒155ccで、インドネシア仕様の最高出力は11.3kW(15.4PS)/8000rpm、最大トルクは14.2N・m(1.45kgm)/6500rpmとなっている。トラクションコントロールシステムも搭載しており、加速時におけるあらゆる路面での後輪のスリップリスクを低減している。

YZF-R1Mにインスピレーションを得たシャープなデザインは、ヤマハらしいスポーティさが前面に押し出されている。

フロア部分が大きく盛り上がった、現代的なスポーツスクーターのサイドビューだ。

ホイールサイズが前後14インチで、コンパクトな車体に対してかなりホイールが大きい印象を受ける。

ポジションはかなりアップライトなもので、足着きは片足でも軽くかかとが浮くが車体が軽いので不安は無い。

身長170cm、体重70kgのライダーだと、両足を着くとかかとはやや浮いた状態になる。

エンジンは11.3kW(15.4PS)/8000rpmを発生するVVA付きのBlue Coreエンジン。トラクションコントロールも装備される。

今回国内に投入されるのは電子制御式のCVTミッション「YECVT(Yamaha Electric CVT)」が採用されたモデルで、東南アジアではこのYECVT搭載モデルは「AEROX TURBO」と呼ばれている。

「TURBO」という名称ではあるが過給機が搭載されている訳ではなく、市街地走行用のTモードとスポーツ走行用のSモードの切り替えができる「ターボライディングモード」、さらにハンドル左側に装備された「SHIFT」と書かれたY-シフトスイッチを操作することで3段階の加速モードを提供する「ターボ Y-シフト」によってターボのような加速感を得られることに由来する。

「ターボ Y-シフト」は低速、中速、高速が設定されており、加速時または減速時にY-シフトボタンを押すことで切り替え可能となっている。イメージとしてはシフトダウンをする感覚で、強い加速力を得たり、エンジンブレーキを効かせたりすることができる。こうした装備により、AEROXは街乗りよりも峠道などを走るのが得意な、本格的なスポーツスクーターに仕立てられている。

ボディに大きく描かれた「YECVT」のロゴ。YECVTは東南アジアでは「TURBO」グレードに装備される。

左スイッチボックス。メーター操作用ボタンなどが装備され、一番下に「SHIFT」と書かれたY-シフトスイッチが備わる。

右のスイッチボックスはキル・ハザード・スターターの3つのボタンでシンプルな構成だ。

フレームは専用設計されたもので、ホイールサイズは前後14インチを採用。タイヤサイズはフロント110/80-14、リア140/70-14とかなりワイドな設定。ブレーキは前後ディスクタイプでABSも当然装備される。サスペンションはフロントに30mm径の正立タイプテレスコピックフォーク、リアはリザーバタンク付きのツインショックを装備して高い安定性とスポーティさを両立する。シート下には24.5Lの大容量ラゲッジが設けられ、実用性は非常に高い。

フロントフォークは30mm径の正立タイプで、ブレーキは前後ともディスクタイプが採用されている。

スポーティなデザインのシートには赤いステッチが入り、高級感を感じさせる。

シート下には24.5Lという大容量のトランクスペースが設けられ、ツーリングなどにも対応できる。

ヘッドライトには明るく集光性の高い光を放つデュアルLEDプロジェクターを採用し、メーターはフルLCDタイプで必要な情報を見やすく表示する。Y-Connectアプリで接続することで、着信やメッセージの通知、オイルやバッテリーのメンテナンス推奨事項、燃費モニタリング、走行データ、故障通知など、様々な情報を提供することが可能となる。また、スマートキーシステムを採用しており、キーを持ったライダーが近づくことでバイクの操作が可能となる。

デュアルLEDプロジェクターを採用したヘッドライトが、シャープな顔つきを生み出している。

メーターはLCDタイプで、Y-Connectアプリを介してスマートフォンとの連携も可能。

コンパクトなテールライトとウインカーが、シャープなリアデザインを生み出している。

ここまでスポーティなスクーターは現在日本には少なく、「AEROX」の国内導入には大きな期待が寄せられる。発売予定は2026年の夏以降とアナウンスされており、価格や正確なスペックは現時点では未発表なので続報を待ちたい。

AEROX(インドネシア仕様)主要諸元(2026)

・全長×全幅×全高:1980×710×1170mm
・ホイールベース:1350mm
・シート高:790mm
・車両重量:130kg(TURBO)
・エンジン:水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒155cc
・最高出力:11.3kW(15.4PS)/8000rpm
・最大トルク:14.2N・m(1.45kgm)/6500rpm
・変速機:YECVT
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=110/80-14、R=140/70-14

【速報】東南アジアで高い人気を誇るスポーツスクーター「AEROX」が、YECVTを装備した「TURBO」グレード相当で国内導入だ! (15枚)

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コメント一覧
  1. ジェイ より:

    アエロックスってなんや〜?
    エアロックスや!

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