900、700、125で国内展開されている国内向けのヤマハXSRシリーズに、東南アジアなどで展開されているXSR155が加わることが大阪モーターサイクルショーで発表された。コンパクトでスタイリッシュなXSR125と同じ車体に、パワフルな155ccエンジンを搭載し、高速道路も走行することができるXSR155は多くのライダーに注目される存在となるはずだ。

⚫︎写真:石村英治

XSRシリーズに155が加わり、ラインナップが充実

ヤマハのスポーツヘリテージモデルの始祖となるXSR900の誕生から2026年で10年が経ち、ヤマハからは「XSR10周年記念キャンペーン」も発表された。そして、3月20日から開催されている大阪モーターサイクルショーに、ヤマハは新導入となるXSR155の国内仕様を展示。XSR155は2019年から東南アジアで展開されており、国内向けとしては同じ車体に124ccエンジンを搭載した原付二種のXSR125が2023年から導入されている。

国内向けのXSRシリーズは125の次が700であり、普通自動二輪車相当のモデルが存在しない。国内の二輪免許制度を考えれば、250ccか400ccのモデルが存在してしかりなのだが、昨今の販売状況を考えると国内専用モデルの導入というのはなかなか難しいところであり、まずは東南アジア向けをほぼそのまま輸入でき、高速道路も走ることができるXSR155の導入となったようだ。ともあれ、一応これで近内のXSRシリーズは小型、普通、大型と揃ったことになる。

大阪モーターサイクルショーにはインド仕様などに用意されるカラー「GREYISH GREEN METALLIC」にビキニカウルを装着した車体と、USインターカラーにカスタムシートを取り付けた車体の2台を展示。XSR155(※インドネシア仕様)の全長は2007mm、ホイールベースは1330mmで、このサイズは全長1945mm、ホイールベース1335mmであった同じヤマハのSDR200とほぼ一緒だ。XSR155にはタンデムシートも装備されており、高速道路で二人乗りも法律上は可能なので、日常の足+αという使い方に適している。

XSR125と基本的同じ車体に、高速道路を走れる155ccのエンジンを搭載したXSR155。

ヤマハがスポーツヘリテージと位置付けるXSRシリーズに共通の、スタイリッシュなレトロデザインを採用する。

丸みを帯びたフューエルタンクとフラットなデザインのシートが組み合わせ、ベーシックなバイクらしさが魅力だ。

高速も走れるコンパクトなスポーツヘリテージ

XSR155の車体はXSR125をベースとしており、スチール製のデルタボックスフレームにVVA(可変バルブ機構)付きの水冷SOHC単気筒の155ccエンジンを搭載している。ボア×ストロークは58×58.7mmで、ストロークは125と共通でボアが6mm拡大されている。

125の最高出力11kW(15PS)/10000rpm、最大トルク12N・m(1.2kgm)/8000rpmに対して、155(※インドネシア仕様)は最高出力14.2kW(19.3PS)/10000rpm、最大トルク14.7N・m(1.5kgm)/8500rpmを発生。パワー、トルク共に約30%のアップが図られ、余裕があるとまでは言えないが高速道路の走行も十分に可能なレベルにあるだろう。

また、クラッチにはアシスト&スリッパークラッチが採用されており、シフトダウン時などのバックトルクによる車体挙動への影響を軽減し、過度なエンジンブレーキを抑制して減速時の車体挙動を抑え車体の安定感をもたらしている。

スチール製のデルタボックスフレームに、可変バルブを搭載した水冷SOHC単気筒エンジンを搭載する。

デザインは基本的にXSR125と同じで、丸みを帯びたデザインのタンクとタックロールの入ったフラットなデザインのシートで構成され、テールカウルはフェンダー状となる。ハンドルバーは高めのパイプハンドルで、フラットなシートと合わせてアップライトなポジションを生み出している。ヘッドライトはLEDを採用するが、シンプルな丸型デザインでレトロなイメージを強く押し出している。メーターはシンプルなデザインの丸型LCDタイプを採用し、タコメーター、スピードメーター、ギアポジション、燃料計などの情報をマルチに表示する。

ヘッドライトはベーシックな丸型のLEDを採用。ビキニカウルはオプションとなるだろう。

メーターは丸型のLCDタイプで、センターにデジタルのスピードメーター、その周囲にタコメーターが表示されるようになっている。

ハンドルバーは高く広めに設定されたパイプタイプで、ポジションの自由度が高く扱いやすい。

サイドカバーには「XSR155」をデザインしたロゴマークが入り、2色のストライプがボディカラーに映える。

テールライトはシンプルな丸型で、フェンダー状のテールカウルの上に取り付けられることでクラシカルなイメージにまとめられる。

サイレンサーの表面には孔状のデザインが施される。また、リアブレーキにもディスクタイプを採用する。

コンパクトな車体は車両重量134kg(インドネシア仕様)と軽量に仕上げられている。シート高は810mm(インドネシア仕様)あるが車体がスリムなので足着き性は悪くない。XSR125には20mmシート高を下げられるローダウンリンクが用意され、またがったのはこのパーツを装備した車両で、身長170cmで両足がべったりと着く。このリンクはそのままXSR155にもオプション設定されるはずだ。

身長170cmのライダーが跨った状態。写真のモデルはローダウンリンクを装備しており、足着き性も良好。

フロントフォークは37mm径の倒立タイプで、アルミ鋳造ハンドルクラウンとスチール製アンダーブラケットを組み合わせることで、クイックでダイレクトなハンドリングを実現している。フロントブレーキは267mm径のディスクローターと2ポットキャリパーを組み合わせ、リアにもディスクブレーキを装備する。ホイールは前後17インチのアルミキャストで、タイヤサイズはフロントが110/70-17、リアが140/70-17となっている。

フロントには37mm径の倒立フォークが採用され、ブレーキは267mm径のディスクローター+2ポットキャリパーとなる。

XSR155の国内発売は2026年の夏以降と予告されており、秋のツーリングに間に合う予定。価格などはまだ発表されていないが、欲しいという方は早めにショップに問い合わせた方が良いだろう。

USインターカラー仕様はオプション。ホイールやサイドカバーをブラック仕上げとし、全体的に引き締まった印象となる。

イエローにブラックのストロボラインを組み合わせたフューエルタンクは、ヤマハのレーシングレガシーを感じさせる。

ダイヤモンドの型押しが入り、リア部分を盛り上げることでスポーティな印象を強めたカスタムシート。

XSR155(インドネシア仕様)主要諸元(2026)

・全長×全幅×全高:2007×804×1080mm
・ホイールベース:1330mm
・シート高:810mm
・車両重量:134kg
・エンジン:水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒155cc
・最高出力:14.2kW(19.3PS)/10000rpm
・最大トルク:14.7N・m(1.5kgm)/8500rpm
・変速機:6段リターン
・燃料タンク容量:10.4L
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=110/70-17、R=140/70-17

【大阪モーターサイクルショー】高速道路もOKな155ccエンジンを搭載した、スポーツヘリテイジXSR155が国内導入決定! (15枚)

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