KTMジャパンは、アドベンチャーモデルの最上位機種となる新型「KTM 1390スーパーアドベンチャーS EVO」の2026年モデルを4月に発売すると発表した。排気量を拡大した新エンジンや、クラッチ操作が不要となる独自の自動変速機AMT、先進の渋滞追従機能などを採用し、走りと快適性を飛躍的に高めた一台である。

大排気量化された新エンジンと革新的オートマチック機構の採用

車体の心臓部には、従来の1301ccから1350ccへと排気量を拡大したV型2気筒のLC8エンジンが搭載された。このパワーユニットは最高出力173PS、最大トルク145Nmという強烈なパフォーマンスを発揮する。新たに導入された可変バルブ機構により、市街地での扱いやすさと高速域での力強い走りを両立させた。あわせて、燃費の向上や排出ガスの低減も実現している。

メカニズムにおける最大の進化は、KTM初となる自動変速システムのAMTを採用した点だ。クラッチレバーを廃止した構造により、ライダーは手元のパドルや足元のレバーによるセミオートマチック操作にくわえ、アクセルをひねるだけのフルオートマチック走行を自由に選択できる。

新エンジンは1350ccに排気量をアップ。従来できなかった「ACCによる完全停止」も可能となった。

新型ACCは完全停止&自動発進にも対応

電子制御面では、ボッシュ製の第5世代フロントレーダーを活用した最新のアダプティブクルーズコントロール(ACC)を標準装備した。新たにストップ&ゴー機能へ対応しており、先行車両が停止すると完全に停車し、動き出すと自動で発進を再開する仕組みを持つ。設定を変更すれば、複数台でのツーリング時に役立つグループライド機能も利用可能だ。

コックピットには、手袋をしたままでも操作できる8インチの縦型TFTフルカラータッチスクリーンが新たに備えられた。反射防止や非光沢コーティングにより視認性が高められ、ライダーは画面を通じて多彩な機能へ容易にアクセスできる。メーカー希望小売価格は325万円(税込)。剛性を最適化したフレームや最新のセミアクティブサスペンションなども組み込まれ、走行時の快適性を総合的に改善させている。

フロントマスクは「DUKE」シリーズのような異形化を果たした。レーダーはプロジェクターレンズの下に装備。

タッチスクリーン搭載の 8 インチ TFT フルカラーディスプレイ

KTM 1390 SUPER ADVENTURE S EVO(2026)

発売日:2026年4月
メーカー希望小売価格:325万円

1390 Super Adventure S EVO(2026)

KTM 1390 SUPER ADVENTURE S EVO(2026)主要諸元

・全長×全幅×全高:未公表
・軸間距離:1,558 mm ±15 mm
・最低地上高:223 mm
・シート高:847 / 867 mm(調整式)
・装備重量:約227 kg(燃料除く)
・エンジン:水冷4ストロークDOHC V型2気筒
・最高出力:173 PS / 9,500 rpm
・最大トルク:145 Nm / 8,000 rpm
・燃料タンク容量:約23 L
・変速機形式:6速
・ブレーキ形式(F/R):ダブルディスク / シングルディスク
・タイヤサイズ(F/R):120/70 ZR-19" / 170/60 ZR-17"
・販売価格:3,250,000円(消費税10%込)
・発売日:2026年4月

※ 主要諸元の値は EU 仕様のものとなり、日本仕様では値が異なる場合あり。 ギャラリーへ (8枚)

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