KTMジャパンは、ミドルクラスのネイキッドモデルをベースに走行性能を大幅に引き上げた新型「990デュークR」を2026年4月に発売すると発表した。最高出力を向上させたエンジンや最新の電子制御、強化された足まわりを装備し、シリーズ最高峰のパフォーマンスを追求したファン待望の「R」モデルが誕生した。
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出力向上と最新デバイスの融合で進化した走行性能

心臓部となる947ccの水冷並列2気筒エンジンは、マッピングの改良により最高出力が約5PS向上した127.84PSをマークする。最大トルクは103Nmを維持しながら、燃料を除いた車重を179kgに抑えることで、圧倒的なパワーウェイトレシオを実現した。コックピットには視認性に優れた横型の8.8インチTFTフルカラーディスプレイを新たに採用している。このモニターはタッチスクリーン機能を備えており、煩雑な操作を介さずに各種設定の変更が可能だ。さらに、通常のアンチロックブレーキシステムに加えて、より攻撃的なブレーキングを支援するスポーツABSや、後輪のスライドを許容するスーパーモトプラスABSといった高度な電子制御デバイスを搭載した。車体のグラフィックは、かつての名車である第2世代の990スーパーデュークRから着想を得たホワイトとマットブラックを採用している。鮮やかなエレクトロニックオレンジのフレームと相まって、次世代の「R」に相応しいアグレッシブなスタイリングを構築した。
バンク角を拡大しサーキット走行を見据えたシャシー設計
足まわりには、過酷なスポーツ走行を支える最高峰のコンポーネントが惜しみなく投入された。フロントフォークには、剛性を34%高めた径48mmのWP製アペックス・オープンカートリッジフォークを装備している。リヤには新型のリンケージシステムに最適化されたWP製アペックス・ショックを組み合わせ、俊敏なハンドリングと安定性を両立させた。
エルゴノミクスの見直しによって重心位置はわずかに高まり、シート高と最低地上高がそれぞれ15mmアップしたことも見逃せない。これにより、コーナリング時のバンク角は約3度増加しており、より深い傾斜での旋回を可能にしている。
制動系にはブレンボ製のスタイルマモノブロックキャリパーとMCSマスターシリンダーを導入し、320mmの大径ダブルディスクとともに緻密なコントロール性能をライダーへ提供する。
足元を固めるのは、公道走行可能なサーキット用タイヤであるミシュラン製パワーカップ2だ。オレンジのホイールに装着されたこのハイグリップタイヤが、強化されたパワーを路面へと確実に伝達する。メーカー希望小売価格は2,070,000円に設定され、2026年春の市場投入へ向けて期待が高まっている。
KTM 990 DUKE R(2026)
・発売予定時期:2026年4月
・メーカー希望小売価格:2,070,000円(消費税10%込み)
KTM 990 DUKE R(2026年)主要諸元
・全長×全幅×全高:未公表
・軸間距離:1,481 mm ± 15 mm
・最低地上高:210 mm
・シート高:840 mm
・装備重量:約190 kg
・エンジン:水冷4ストロークDOHC 並列2気筒
・最高出力:127.84PS / 9,500 rpm
・最大トルク:103 Nm / 6,750 rpm
・燃料タンク容量:約14.8 ℓ
・変速機形式:6速
・ブレーキ形式(F/R):油圧式ダブルディスク / 油圧式シングルディスク
・タイヤサイズ(F/R):120/70 ZR-17" / 180/55 ZR-17"
・販売価格:2,070,000円(消費税10%込み)
※ 主要諸元の値はEU仕様のものとなります。日本仕様では値が異なる場合があります。
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