ホンダは、原付二種(排気量110cc相当)クラスの電動二輪パーソナルコミューター「 Honda UC3 (ホンダ ユーシースリー)」を発表した。ホンダ初となる固定式LFPバッテリーを搭載し、EVならではの体験価値と高い品質・安全性を両立させたモデルとして、タイおよびベトナムで2026年春から順次発売される。
生産はタイホンダで2025年12月から開始されており、ベトナムでも2026年中に国内生産へ切り替える予定だ。

固定式LFPバッテリーとホイールサイドモーターで、航続距離122kmを実現

Honda UC3の最大の特徴は、動力用電源にホンダ初採用となる固定式LFP(リン酸鉄リチウムイオン)バッテリーを搭載している点だ。これにホンダ独自開発のホイールサイドモーターを組み合わせ、最高出力6.0kWを発揮する。
回生制御や磁気回路構造の最適化によって高効率化が図られており、一充電あたりの航続距離は122km(タイにおけるWMTCモード1での認定値)を実現した。これにより、日常の移動手段として十分な実用性を確保している。
走行モードは「STANDARD」「SPORT」「ECON」の3種類から選択可能で、駐車時や切り返しに便利なリバースモードも装備することで、取り回しの良さにも配慮されている。

ホンダ新型EVスクーター「UC3」が東南アジア向けに発売される。

デザイン面では、フロントからリアにかけて曲線を多用し、特にテール周りはアーチを描くような特徴的なフォルムを採用。初の電動モーターサイクル「Honda WN7」にも通じる横一文字のシグネチャーライトや、ブラックを基調にゴールドのアクセントを加えたカラーリングで、電動モデル独自の世界観を表現している。

充電方式には、国際標準規格をベースとした「二輪CHAdeMO」を採用。充電器は環境に合わせて1200Wと450Wの2種類が用意され、1200W充電器を使用した場合、0→100%の充電時間は約4時間、20→80%であれば約2時間で完了する。
また、車両の発売に合わせて充電インフラの整備も進められる。タイではバンコク市内、ベトナムではハノイ、ホーチミン、ダナンといった主要都市の販売店などに充電ステーションを設置し、利便性の向上を図る計画だ。

固定式バッテリーを搭載したCU3。タイ、ベトナムでは充電ステーションの設置を行い、インフラ面の準備も進めている。

充電時間は電源によって異なるが、国際規格「二輪CHAdeMO」を利用すると最短4時間での満充電が可能だ。

Honda UC3(2036)

発売時期:今春より順次(タイ・ベトナム)
価格:未発表

CU 3(ブラック)欧州で発売されている「「WN7」同様、ゴールドのラインがあしらわれた高級感あるデザインだ。

CU 3(ホワイト)

CU 3(ブルー)

Honda UC3(2036)主要諸()

• クラス:原付二種(110cc)相当
• バッテリー:固定式LFPバッテリー
• モーター:ホイールサイドモーター
• 最高出力:6.0kW
• 航続距離:122km(WMTCモード1)
• 走行モード:STANDARD / SPORT / ECON / リバース
• 充電方式:二輪CHAdeMO
• 充電時間(1200W):約4時間(0-100%)/ 約2時間(20-80%)
• 充電時間(450W):約9時間(0-100%)/ 約5時間(20-80%)

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