トライアンフモーターサイクルズから、ミドルスポーツモデル「スピード400」をベースに製作されたワンオフカスタムモデル「Viper400(バイパー400)」のチャリティオークション出品が発表された。同社の「スピードトリプル」を思わせる戦闘的バグアイが特徴的な本機は、製作者は新型KATANAを手掛けたロドルフォ・フラスコーリ氏によってデザインされている。
オークションの開催期間は12月19日までで、開始価格は8000ユーロ(約144万円)。収益はすべて国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」に寄付される予定だ。
斬新なネオレトロストリートファイターはミニ・スピードトリプルか?
トライアンフモーターサイクルズイタリアは、ミラノのアトリエ「Noisy-Style」との協業による特別なワンオフモデル「バイパー400」をチャリティオークションに出品している。このモデルは、2024年のEICMAミラノショーで正式に発表されたコレクターズショーバイクであり、スピードトリプルシリーズの誕生30周年を記念したプロジェクトでもあるという。ベースとなっているのは、日本でも「普通二輪免許で乗れるトライアンフ」として人気のスピード400。このプラットフォームをもとに、デザイナーのロドルフォ・フラスコーリ氏と、カスタムショップ・Noisy-Styleのルカ・ラヴェッツァーニ氏(通称Noisy Boy)が中心となり9か月をかけて開発を手掛けた。トライアンフが誇るモダンクラシックロードスターのDNAを受け継ぎつつ、「1994年に登場した初代スピードトリプルの象徴的デザインを現代的に再解釈」したという。
ボディはコンパクトかつアグレッシブなシルエットを持ち切り詰められたテールカウル、そして鮮烈なルーレットグリーンが印象的。ホイールは星型のスポークに変更されている。さらに灯火類には1997年以降に採用された、特徴的な“バグアイ”タイプのダブルヘッドライトを採用。スピードトリプルのエッセンスを余すことなく再構築し、「公道の毒蛇(Viper of the Road)」という名にふさわしい存在感を放つ、ネオレトロ・ストリートファイターだ。
こんな斬新なスタイルを実現したロドルフォ・フラスコーリ氏は、日本ではスズキの新型「KATANA」誕生のきっかけとなるカスタムコンセプト「KATANA3.0」を発表したデザイナーとして知られている。とはいえ、新型KATANAは原典から思い切った解釈で独特の個性を見せているモデルだが、今回のバイパー400では往年のストリートトリプルをミニマム化させたようなネオレトロ・ストリートファイター。現段階では一般販売の予定はないが、カスタムのアイデアとしても面白いスタイルだ。
デザイナーのロドルフォ・フラスコーリ氏は「若いクリエイターたちと共にこのプロジェクトに携われたことは大きな刺激になった。彼らの情熱とプロフェッショナリズムが、Speed Tripleの精神を新しい形で蘇らせた」とコメントしている。
オークションは国際チャリティサイトで開催中! もちろん日本からの入札も可能だ
オークションは、国際的なチャリティ専門ポータル「Charity Stars」で実施されており、世界中から入札が可能。開始価格は8,000ユーロ(約144万円)で、入札締切は12月19日(木)までとなっている。出品ページでは高解像度画像のほか、制作過程を記録した動画も公開されており、誰でもオンラインで入札に参加できる。
「Viper 400」はミラノのトライアンフモーターサイクルズイタリア本社に保管されており、落札後は同社が手配する正規販売店を通じて各国へ輸送することも可能だ。今回の収益はすべて「セーブ・ザ・チルドレン」に寄付され、世界中の子どもたちを支援する活動に役立てられる。
この「Viper 400」は単なるショーモデルに留まらず、英国ブランドの美学とイタリアのカスタムカルチャーが融合した象徴的な作品といえる。オークションの詳細は以下のURLから確認できる。
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