今年10月まで開催されていた「大阪・関西万博」にて、川崎重工が発表した未来のモビリティーのコンセプト「CORLEO(コルレオ)」。これまでのバイク・自動車とは全く異なる、四足歩行でオフロードを走破するもので、150cc2ストエンジンで発電する一種のシリーズハイブリッド方式で駆動。ゴムのひづめで地面を掴み、ライダーの意思でジャンプも可能。雪原や断崖といった難地形を悠々と進むイメージムービーも公開されていた。
こんな乗り物あったらいいな、と思える夢のあるコンセプトモデルのひとつだったコルレオ。だが、なんと製品化を目指して開発に着手されたというのだ!
5年後にはコルレオが砂漠を駆け回る!? 2030年サウジアラビア・リヤド万博の会場投入を目指す
4足歩行モビリティには段差や悪路を気にせず移動ができるというメリットがあり、アクチュエータや動力の開発を含め、各社からコンセプトモデルが発表されている。その中でも川崎重工が発表したコルレオは、二輪車で採用されている技術を活かした「新感覚オフロードパーソナルモビリティ」だ。初登場となった大阪・関西万博会場ではステージ上で膝を曲げるなどの動きを見せてくれたが、登場時期は「未定」。イメージムービーのようなしなやかな挙動が実現する日はまだ遠いように思われた。
ところが12月、川崎重工から、「コルレオ」の開発に着手したというニュースが発表された。社内では開発専任組織(SAFE ADVENTURE事業開発チーム)が立ち上げられ、2030年開催予定の「サウジアラビア・リヤド万博」の会場内モビリティとして採用されることを目指すという。さらに2035年には製品化することが目標だというのだ。そのコンセプトは、誰もが安全に山岳地帯の移動を楽しむことができる「SAFE ADVENTURE」とし、天候や気温、路面状況、野生動物の出現を検知し、スマートフォンなどのデバイスを介して安全なルートを案内するナビゲーションも搭載されるという。
さらに2035年に先んじて、4脚モビリティの乗車体験を可能とするライディングシミュレータの開発も進められる。シミュレータは2027年中の完成を目標とし、3Dモデル、モーションデータなどのシステム全体をゲーム・eスポーツ業界に展開することも視野に入れているという。早ければ2年後には、まずバーチャルの世界でコルレオのライディングを楽しめる可能性があるのだ!
新たなカテゴリーのモビリティとして、コルレオが世界に先んじて先鞭をつけることになるだろうか? 登場の日を楽しみに待ちたい。
150cc2スト水素エンジンを搭載、モーターで四肢を駆動! 下半身はスイングアームを装備してバイク技術も盛り込む
そんなコルレオだが、メカニズムの面はライダーにとっても注目度の高いもの。なにせカワサキモータースの技術に基づいた自然な操縦性、安定性を実現すべく、下半身はスイングアームで懸架され、構造はバイクにも似る。バランス制御はIMUを利用し、環境やフェーズ毎に運動モードを切り替える機能を持っているという。パワーユニットは四肢のアクチュエーターだが、電源は胸部付近に装備される150ccの2サイクル水素エンジンによって発電されるもので、小型の水素キャニスターを6本収納して燃料としている。このキャニスターは乾電池のように逐次交換が可能で、EVにつきものの充電時間は不要だ。
これらの水素エンジン搭載パワーユニット、水素キャニスター、スイングアーム、ハイグリップなひづめ,あぶみ等については既に10件を超える特許や意匠出願が完了しており、市場投入を目指した準備は着々と進行中だという。
Kawasakiが提案する未来のオフロードパーソナルモビリティ「CORLEO」
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色んな課題はあるだろうけど、製品化が実現したらどんな人でも気軽に富士登山とかできるようになりそう。
フチコマみたいな多脚戦車作ってくれたらいいのに。
てか、これ名前の由来はゴッドファーザーなのか?