両雄並び立つ! ついに登場したホンダのCB1000Fに合わせ、カワサキのZ900RSも新型にアップデート。写真を元に、スタイルから細部、スペックまで、2台をネチネチと比較してみた! 永遠のライバルであるCBとZ、キミならどっちを選ぶ!?
目次
【スタイル編】対照的! 角型で現代的なCB、曲面&レトロ風なZ
国内ビッグネイキッドで圧倒的な存在感を放ち続けてきたZ900RS。2017年12月のデビューから、ベストセラーに輝き、国内の大型クラスで7年連続のセールス1位を記録している。
この王者に対抗すべく、ホンダが送り込んできた新作がCB1000Fだ。生産終了したCB1300SFと入れ替わるように投入されたCBシリーズのフラッグシップで、2025年11月14日から発売される。Zにはビキニカウル付きのZ900RSカフェが設定されるが、CBにもカウルを与えたSEを用意。こちらは2026年1月16日に発売開始だ。
そしてZ900RSも2026年モデルで初のビッグチェンジを敢行。外観はほぼ同じだが、電子制御を強化し、上位グレードのSEで初の黒×赤「火の玉」カラーを設定したことで話題を呼んでいる。
まずはスタイルから比較していこう。ともにモチーフは、往年の名車だ。CB1000Fは、1979年に発売した名車CB750F/900Fをオマージュし、角型フォルムをアレンジして導入。Z900RSは、1972年に登場したZ1をイメージし、曲面デザインのティアドロップタンクやテールを採用している。どちらかと言えば、CBは現代的、Zは原典寄りのイメージが強いと言えるだろう。

Z900RSは、CBより小径と思われるφ170mmヘッドライトとシングルホーンを採用。レンズ内部は6室に分かれ、4室がロー、2室がハイだが、常に全体が点灯して見える設計。ウインカーはライト横に備える。
【エンジン編】ともに水冷直4搭載、パワーとトルクはCBが優勢
2車ともにストリートファイターがベース。ZはZ900、CBはCB1000ホーネットが基盤で、ともにダウンドラフト吸気のDOHC4バルブ水冷直列4気筒を搭載する。
特にCB1000ホーネットはデビューが2025年と新しく、スーパースポーツであるCBR1000RR(SC77)由来の999ccエンジンを搭載する。ホーネットから最高出力を28psダウンさせつつ124psのハイパワーを発生。一方でストリート向けに低中速トルクを太らせている。
Zは、2017年型Z900の948ccユニットがベースだったが、新たにユーロ5+規制に適合。電子制御スロットルや6軸IMUを獲得し、新設計カムプロファイル、軽量フライホイールなども採用した。国内仕様のスペックは未発表だが、欧州仕様では従来から5ps増の116psを発生。最高出力発生回転数が800rpm上昇するなど、より高回転型になった。
CB、Zともに、過度なエンジンブレーキを緩和し、クラッチレバーの握る力を軽減するアシスト&スリッパークラッチが標準だ。
エンジンに関するスペックは次のとおり(CB/Z ※以下、Zの諸元は欧州仕様)。
・排気量=999cc/948cc
・最高出力=124ps/9000rpm/116ps/9300rpm
・最大トルク=10.5kg-m/8000rpm/9.48kg-m/7700rpm
・ボア×ストローク=76.0×55.1mm/73.4×56.0mm
・圧縮比=11.7:1/11.8:1
・燃料タンク容量:16L/17L
・ガソリン:ハイオク/ハイオク
パワーアップしたZ900RSだが、CBは排気量が大きいこともあり、最高出力、最大トルクともにZを上回っている。

CB1000Fは、CB1000ホーネット譲りの999cc直4ユニットをベースに、カムシャフトとトランスミッションを変更。ボア×ストロークや圧縮比などは共通だ。主要三軸は三角配置でいかにもSS譲りらしい。
【車体+足まわり編】CBはよりスポーティでコンパクトな構成、シート高も低い
CB1000Fの車体は、ホーネットの鋼管ダイヤモンドフレームを踏襲。ただしリヤフレームは専用で、エフらしいスタイルとタンデムの居住性を高めている。
Z900RSは従来型の鋼管ダイヤモンドフレームと同様。Z900と同系ながらステム部分を延長し、自然なハンドリングが好評だ。
Zのフレームはヘッドパイプをトレリス構造としているのに対し、CBはガゼット(補強)とそこから伸びるエンジンハンガーで剛性を高めているのが特徴。スイングアームピボットまわりの骨格も幅広く、よりスポーティな走りを意識していると思われる。
車重はCBが214kg、Zが216kg。キャスター/トレールは2車とも25°/98mmで同一。車体サイズは次のとおり(CB/Z Zの諸元は欧州仕様)。
全長:2135/2100mm
全幅:835/865mm
全高:1125/1150mm
軸間距離:1455/1465mm
シート高:795/810mm
CBの方が全長が大きいが、ホイールベースはCBの方がコンパクト。シート高はCBの方が15mm低い。ただしZは新型で従来より10mmシート高が増えたが、足着きは従来とほぼ同等とのことなので、実質の差は5mm程度になるようだ(シートの詳細は後述)。

CBはφ41mmのショーワ製SFF-BPにφ310mmディスク+ニッシン製対向4ポットラジアルマウントキャリパーを採用。ブレーキホースの膨張率変更など細部にわたるセッティングを施した。CB、Zとも伸/圧側減衰力、プリロードの調整が可能。

Z900RSのSTD(ブラックボールエディション)はφ41mm倒立フォークにφ300mmディスク+トキコ製対向4ポットラジアルマウントキャリパーをセット。キャリパーにアルマイトコートとレーザー加工による刻印を施す。

CBの標準タイヤは高性能ストリートスポーツのBS製S22(写真)とDL製ロードスポーツ2。ホイールはホーネットと同様のY字10本スポークを採用する。リヤブレーキはφ240mmディスクとニッシン製1ポットキャリパーを採用。
【電子制御編】CBは走行サポートが豊富、Zはクルコンとシフターが魅力だ
続いて、電脳デバイスを比較しよう。Z900RSは新型で電子制御スロットルを採用し、6軸IMU(慣性センサー)、クルーズコントロール、コーナリングABS、アップ&ダウン対応のKQS(カワサキクイックシフター)などを獲得した。
それでもCBの電脳はZより豊富だ。スーパースポーツCBR1000RR由来の心臓を搭載するだけあって、Zの電脳に加え、ライディングモードのほか、エンブレコントロール、ウイリーコントロール、リヤリフトコントロールを搭載。さらに物理キーでの操作がいらないスマートキーまで標準採用する。
ただしCBはクルコンが非装備。クイックシフターはZで標準だが、CBはオプションで別途3万3880円かかる。
電子制御のまとめは次のとおり(CB/Z)。
・IMU:6軸/6軸
・ライディングモード:3モード+ユーザー×2/なし
・パワーモード:3パターン/なし
・トラクションコントロール:3レベル+オフ/3レベル+オフ
・エンジンブレーキ制御:3レベル/なし
・ウイリーコントロール:〇/×
・リヤリフトコントロール:〇/×
・クルーズコントロール:×/〇
・クイックシフター:オプション/標準
・エマージェンシーストップシグナル:〇/×
・スマートキー:〇/×
・スマホ連携:〇/〇
・ETC2.0:〇/〇
【装備&ディティール編】機能的なフル液晶メーターのCB、伝統的な砲弾型2眼アナログのZ
装備での大きな違いはメーター。CB1000Fは5インチTFTフルカラー液晶、Zは伝統的なアナログ2眼メーター+モノクロ液晶パネルを備える。
CBは、フロント側から見た際のデザインが賛否両論(否定派の方が多数派の印象)。クラシカルなZの砲弾型メーターに対し、四角いタブレット的なデザインだからだ。とはいえ、CBは全面液晶パネルだけに情報量や表示パターンが圧倒的。雰囲気を取るか、実を取るか、と言ったところか。
なお、Zは新型でスマホ連携が可能になったが、外観は従来型から変わらない。

Zはスマホアプリ「RIDEOLOGY THE APP MOTORCYCLE」で車両と接続し、走行ログや車両情報を記録できる。アプリを通じてナビや音声コマンドが使えるが、これらの機能はライセンス保持者のみ利用可能。

CBのシートは、元祖CB750F/900F(FA、FZ)を思わせる立体的なパターン。ただし、元祖と違ってタンデム側にパターンがなく、フラットかつ面積も広い。リヤフェンダーとシート底板にはリサイクル材も使用した。

Zは旧車風のタックロールシートを採用。新型ではERGO-FITローシートを標準装備し、シート高が810mmに。従来より+10mmとなったが、タックロール形状やウレタンの配置を見直したことや、サスペンションのセッティング変更で足着きは従来とほぼ同等だ。

CBは、ポケットからキーを取り出さなくても、イグニッションのON/OFF、ハンドルロックが可能なスマートキーを採用。ウィンカーが点滅し、自車の位置を知らせるアンサーバック機能も搭載。物理キーも内蔵する。
【グレード&価格比較編】CBのSTDが唯一の130万円台、カウル仕様はZの方が安い
ここからは価格やグレードを比較していきたい。まずCB1000FはSTDのほかに、ビキニカウルを備えた「CB1000F SE」を用意。ラジエターグリル、グリップヒーター、クイックシフター、専用カラーステッチシートを装備する。
新型Z900RSは3グレードを設定し、今のところ国内版でSTDにあたるのが「ブラックボールエディション」。ツヤありブラックをベースにメタリックなファイアーボールパターンをあしらい、各部をブラックに統一した。さらにサイドカバーのエンブレムはZ1同様の「DOUBLE OVERHEAD CAMSHAFT」となっており、エンジンの左右カバーにも「DOHC」のアルミ製エンブレムを備える。
Z900RS SEはブレンボ製ブレーキシステムとオーリンズリヤショックを採用。SEとして初めて黒×赤の「火の玉」カラーも施された。さらにGPS対応ドライブレコーダーとUSB電源ポートも標準装備する。
Z900RS カフェは、ビキニカウルをまとい、STDより低いハンドルとシングルシート風の独自シートを採用。マッハ風の専用グラフィックやカラーも話題だ。
これら全グレードを価格が安い順に並べてみた。
CB1000F=139万7000円
Z900RS ブラックボールエディション=152万9000円
Z900RS カフェ=154万円
CB1000F SE=159万5000円
Z900RS SE=183万7000円
※Zは3年間の定期点検やオイル交換費用などが含まれるカワサキケアモデル
カワサキは新型になり、STDで3.6万円、カフェが2.2万円、SEが13.2万円アップしたが、それにしてもCB1000Fの130万円台が目立つ。一方でビキニカウル仕様はZの方が安い。
CB1000FはSTDが11月14日、同SEが2026年1月16日に発売。Zは全グレードとも2026年2月発売予定だ。
既にCB1000Fは当WEBでも試乗済みだが、新型Z900RSと直接比較できる日が楽しみだ!
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CBの販売が低調になると、
2年後にはアナログのメーターにアップデートされると予想しています。
アナログで難しければアナログデザインのデジタルメーターに変更になるとか···
販売低調だと逆に放置でしょ。
好調なら定期的にアップデートが入るのがホンダ。
やっぱデザイン上メーターって大事なんだね
TFTパネルのメーターへの不評を散見するけど、俺は好意的。
このバイクはビンテージでなく現代のバイクだからね。
Rrショックもシングルだしダミーフィンもついてない、それならメーターも液晶でいいじゃん。
今回は様子見にします。
三年後に仕様を見て購入します。
Zを予約しました
大幅にアップデートされてこの値段なので実質値下げです
加えて現行のアフターパーツが流用可能のものも多く
(当然マフラーは適合外)
プラザの店員さん情報では買い替え需要がかなりあるようです
CB様さまです
担当のプラザさんは予約順での受付です
発売日割当て台数に入りますよう願っています
Z、CBがここまでやってるんだから、SUZUKIもカタナらしいカタナ作ってくれないですかね
2車の仕様の違いがよくわかりました
Zの方が質感にこだわっていると感じました
同じ買うなら所有する満足度?が高そう
昔CB750Fに乗っていたので
基本CB派なのですが
新しく買うなら質感の高い Zかな
元祖の当時、ZよりCBFの方が
圧倒的に高品質高精度な感じで質感が高く
CBFの登場で、Zがクラシックバイクに
なっちゃった感じを受けました
どっちが良いかは好みですが
熊本でCBに跨ってみました。とても乗りやすそうな感じがした。メーターやライト、ウインカーなど現代装備だがこれをレトロな感じに交換出来ればデザイン的にもっと良くなりそう。そのままでも乗ってるうちに機能的に慣れてくるのかな?
どちらもメーカーの特徴が出ていて今後の展開も楽しみです
横からの見た目は両方ともそんなに悪くないけど(私はZが好きだが)ハンドル回りの画像見たらやはりアナログメーターの方が断然カッコいい!
今の若い人にはデジタルても良いのかな?