諸般の事情により発売が延期されていたビモータのスーパーバイクホモロゲーションモデル「KB998 Rimini(リミニ)」だが、2025年11月8日(土)に発売されることが正式に発表された。その価格は693万円であり、生産台数の少なさからも手に入れられるライダーは限られるが、この限りなくスーパーバイクマシンに近いバイクが公道に放たれることに興奮を隠せない。

ビモータ本気で作った、スーパーバイクホモロゲーションモデル

2024年のEICMAで発表され、2025年からワールドスーパーバイクに参戦しているビモータのスーパースポーツ「KB998 Rimini」。ZX-10RRをベースにしたエンジンを、ビモータ製の鋼管トレリス+アルミのフレームに搭載したこのバイクは、ワールドスーパーバイクのホモロゲーションマシンとして2026年までに500台の生産が予定されている。

ワールドスーパーバイクでの活躍も目覚ましい「KB998 Rimini」が、いよいよ日本の公道を走り始める。

エンジンのスペックは最高出力147.1 kW (200 hp) / 13600 rpm、最大トルク111N・m (11.3kgm)/ 11700rpmで、KCMF(カワサキコーナリングマネージメントファンクション)、S-KTRC (スポーツカワサキトラクションコントロールシステム)、KQS(カワサキクイックシフター)、パワーモード選択、クルーズコントロールなど電子装備も充実。

ビモータらしい美しさを残しつつ、現代のスーパーバイクを戦うためにデザインされた「KB998 Rimini」。

カーボン製のカウルには可変式のウイングレットが取り付けられ、160km/hまではダウンフォースを発生し、160km/h から200km/h の間ではドラッグを最小限に抑えるために水平位置へと可変する。フレームはクロームモリブデン製のトレリスフレームとビレットアルミニウム製の合金プレートをボルトで結合。また、このフレームに組み合わされるスイングアームは、削り出しのアルミパーツを溶接して作られている。

フロントに取り付けられるカーボン製のウイングレットは、専用のECUによって制御される。

トレリスフレームとビレットアルミニウム製の合金プレートを組み合わせたフレームには、ビモータ独自のテクノロジーが詰め込まれている。

削り出しのアルミパーツを組み合わせて作られたスイングアームの内側は、このようにリブが配置されている。

この「KB998 Rimini」はbimota正規取扱店専売モデルとなり、2025年11月8日(土)に693万円で発売される。

KB998 Rimini主要諸元(2026)

・全長×全幅×全高:2085×862×1205mm

・ホイールベース:1454mm

・シート高:830mm

・車両重量:207kg

・エンジン:水冷4ストロークDOHC4バルブ4気筒998cc

・最高出力:147.1 kW (200 hp) / 13600 rpm

・最大トルク:111N・m (11.3kgm)/ 11700rpm

・燃料タンク容量:17L

・変速機:6段リターン

・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク

・タイヤ:F=120/70-17、R=190/55-17
・価格: 693万円

発売が延期されていたビモータの「KB998 Rimini」の発売日が11月8日に決定! 最新のスーパーバイクテクノロジーがいよいよ公道を走り出す (5枚)

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