今年の大阪モーターサイクルショーに展示され、大きな話題となったビモータのクロスオーバーモデル「Tesi H2 TERA」の国内導入が、輸入元となるカワサキモータースジャパンから発表された。発売時期や価格などはまだ未定ではあるが、センターハブステアリングシステム「Tesi」と、「Ninja H2」系のスーパーチャージドパワーユニットを組み合わせた最強クロスオーバーモデルの国内導入には期待せずにいられない。

H2エンジン+Tesiシステムの最強クロスオーバー

ビモータのハブセンターステアリングシステムは、ドゥカティエンジンを搭載した「Tesi 1D」に初めて搭載された。その後「Tesi 2D」を経て、カワサキのエンジンを搭載した「Tesi H2」が2019年にデビューした。「Tesi H2 TERA」は「Tesi H2」のフレームや足回りをベースにしたクロスオーバーモデルであり、最高出力147.1kW(200PS)、最大トルク137N・m(13.9kgm)のパワーユニットを、エンジンをストレスメンバーとした削り出しのアルミフレームに搭載する。

ビモータ独自のハブセンターステアリングシステム「Tesi」を採用した、新時代のクロスオーバーモデル「Tesi H2 TERA」。

独自構造のフレームや外装とシートレールを兼ねたパーツは削り出しのアルミ製とされ、スタイリングにも大きな影響を与えている。

ステアリングシステムは片側35°という大きな切れ角を持ち、サスペンションは前後とも標準がオーリンズ製TTX36、オプションでマルゾッキ製の電子制御サスペンションも用意される。また、エンジンやシャーシの電子制御を統括してスムーズなコーナリングを実現するKCMF(カワサキコーナリングマネージメントファンクション)、3モードのKTRC(カワサキトラクションコントロール)やクルーズコントロール、上下対応のKQS(カワサキクイックシフター)など電子装備も満載し、安全で快適な走りが約束されている。

フロントもスイングアームとなっており、ステアリングシステムはブレーキキャリパーの上に取り付けられたリンクパーツを介してハンドルへと接続される。

パワーユニットは「Ninja H2」系のスーパーチャージャー付きの998cc並列4気筒。147.1kW(200PS)の最高出力と、137N・m(13.9kgm)最大トルクを発生する。

エキゾーストシステムはアクラボビッチ製、サスペンションはオーリンズ製が標準装着されている。

先にも触れたように、「Tesi H2 TERA」の国内仕様車の導入時期や価格はまだ未定だが、2020年に発売された「Tesi H2」の価格が税込866万8000円であったことを考えると1000万円に迫る価格になるかもしれない。

〈追加情報〉市販モデルは「羽付き」に!

Tesi H2 TERAは10月29日から始まったジャパンモビリティショー2025のカワサキブースに展示中。ミドルカウルにはカーボン製のウイングレットが追加されており、市販仕様もこの姿になるとのことだ。

ジャパンモビリティショーのカワサキブースに展示中のTesi H2 TERA。

2段構成のカーボン製ウイングレットが追加されている。

Tesi H2 TERA主要諸元(2026)

・ホイールベース:1445mm
・シート高:820±30mm
・エンジン:水冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒998cc+スーパーチャージャー
・最高出力:147.1kW(200PS)/11000rpm
・最大トルク:137N・m(13.9kgm)/8500rpm
・燃料タンク容量:22L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/80-17、R=190/55-17

ハブセンターステアリング+スーパーチャージドユニットを搭載した、ビモータ「Tesi H2 TERA」の国内導入が決定! (7枚)

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コメント一覧
  1. 匿名 より:

    BMW S1000XRが火をつけた、欧州で流行りの電子制御テンコ盛り高性能クロスオーバーバイク。ホンダをはじめ国内メーカーも新型車を投入して、もはやクロスオーバーバイクの戦国時代。名前がTERA(地球)を指すとおり、アウトバーンを走り、アルプスを越えて国境を越えるような用途のバイク。とにかく車格は大きくスタビリティが高い。よって乗った感覚は、バイクと言うよりクルマに近い。これにセンター・ハブ・ステアリングのテージの技術が組み込まれれば、よりクルマ的な走りを想像してしまう。価格もあいまって、乗る人は限られるでしょうね。最高出力が200馬力ということは、現行のBMW M1000XRのライバルになりますね。

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