10月29日に開幕した「Japan Mobility Show 2025」でワールドプレミアされた新型「Z900RS」。スタンダードモデル以外に、ハイグレードモデルの「Z900RS SE」とカフェレーサースタイルの「Z900RS CAFE」が同時にデビューした。
伝統の「火の玉カラー」を纏った「Z900RS SE」
従来から「Z900RS」のハイグレードモデルとしてラインナップされていた「Z900RS SE」は、ブレンボ製のブレーキシステムとオーリンズ製リアサスペンションを装備する。
「Z900RS SE」のカラーリングはZ1をオマージュした「火の玉カラー」こと「ファイヤーボール」を採用。2018年モデルのグラフィックデザインを踏襲しつつ、ボディカラーとグラフィックカラーは変更されている。タンクのグラフィックカラーは彩度と明度を高めたオレンジを転写フィルムによって再現。ボディカラーはブラウンからメタリックブラックへと変更されている。また、SE専用デザインのサイドカバーエンブレムや、専用カラーとなるゴールドペイント仕上げのホイール、バフ仕上げのオールステンレス製エキゾーストシステムなどの専用装備が与えられる。
「Z900RS SE」フロントに装備されるブレーキシステムは、ブレンボ製の300mm径のフロントディスク+M4.32ラジアルマウントモノブロックキャリパー、ブレーキパッドを組み合わせる。マスターシリンダーにはø17.5mmの小径のニッシン製ラジアルポンプ式マスターシリンダー (STDモデルはø19.1mm)を採用。レバー操作時のリニアな動きを実現することで、正確なブレーキコントロールを可能にし、さらにブレーキホースをステンレスメッシュ製とすることで高いコントロール性に実現している。
リアには装備されるオーリンズ製S46リヤショックは、アルミニウム製ボディのシングルチューブ構造を採用。フローティングピストンで仕切られたø46mmの大型ピストンとガスチャンバーが、優れたグリップ感とハンドリング、よりしなやかなライドフィールに貢献。さらにこのリアショックは市販品とは異なり、気密性に優れたダブルリップ式ダストシールを採用。工具なしでプリロードを変更できるリモートプリロードアジャスターも装備される。また、フロントフォークはアウターチューブをゴールド仕上げとし、セッティングもリアサスペンションに合わせてセッティングを最適化している。
前後にドライブレコーダーが標準装備しているのも「Z900RS SE」の注目ポイントのひとつ。フロントカメラはヘッドライトの左下、リアカメラはテールライトの左下に装着されているが、さすがに純正だけあって違和感がない。このドライブレコーダーは周囲の状況を常に記録し、強い衝撃を受けた際にはその映像が自動的に別ファイルとして保存されるようになっている。また、USB Type-Cソケットも標準装備され、実用性の面でもアップグレードされている。
この「Z900RS SE」の価格は税込183万7000円で、カラーは「メタリックスパークブラック(※ファイヤーボール)」のみとなる。
ビキニカウル+レインボカラーの「Z900RS CAFE」
高い防風効果を持つ、大型のビキニカウルを備えた「Z900RS CAFE」は、マッハシリーズに採用されていたレインボーラインをオマージュしたタンクグラフィックを採用。また、エンブレムは立体タイプではなく、旧ロゴの「KAWASAKI」が転写フィルムで表現。この転写フィルムはサイドカバーのエンブレムにも使用されており、顔料を使用せずパール材のみで構成されているため、下地となるボディカラーが透けて見えることで独特の存在感を生み出している。
フロントに装備されるカフェレーサースタイルのビキニカウルは、スポーティなデザインとウインドプロテクション効果を両立。ブラック仕上げのローポジションハンドルバーとの組み合わせで、スタイリッシュなカフェレーサースタイルを生み出している。メーターは基本的にスタンダード同じものが使用されているが、カウルレスモデルではハンドル右側に取り付けられるオプションのUSB Type-Cソケットはヘッドライトの左側下を向いて取り付けられるようになっている。
シートには専用デザインのカフェレーサースタイルシートが採用され、リア周りをよりスポーティに見せている。このカフェレーサーシートのシート高は820mmとされ、「ERGO-FITハイシート」と「ERGO-FITローシート」のちょうど中間に設定されている。また、エキゾーストシステムも専用の物が装備され、サイレンサーとエキゾーストヒートガードをヘアライン仕上げとすることで、さらにスポーティな印象を際立たせている。
この「Z900RS CAFE」の価格は税込154万円で、カラーは「エボニー」のみとなっている。
ハイグレードモデルの「Z900RS SE」は183万7000円、カフェレーサースタイルの「Z900RS CAFE」は154万円。さあ、どっちを選ぶ?! (22枚)この記事にいいねする

























































