目指すものは「逸脱した存在」だ!!
10/29に開幕したジャパンモビリティショー2025にて、ホンダは電動バイクのデザインスタディモデル「EV アウトライヤーコンセプト」を世界初公開した。ホンダが内燃機関で培った強みに、電動だから可能なことを掛け合わせており、「Outlier(逸脱した存在)」という車名どおりの既成概念に囚われない新たな価値を目指している。掲げられたキーワードは次の3つ。
- Low「景色を見上げる爽快な視界」
- Gliding「滑空するような乗り味」
- Ecstasy「異次元加速フィール」
ライディングポジションは見るからに低いシート高(数値は未発表だが、開発者によるとレブル250の690mmよりも低く、ホンダ車では最も低シート高だという)とフォワードステップを組み合わせたクルーザータイプで、キーワード通りに爽快な視界や滑るような乗り味を体感させてくれそうだ。
注目なのは、前後ホイールにモーターを仕込むことで、前後輪の両輪駆動となる2WD車としている点だ。まさに電動だからこそ可能な構造で、前後両輪を独立トルク配分することで今までにないハンドリングを実現するという。3つのキーワードから、電動ならではの強烈な加速も味わわせてくれそうだ。
モーターをインホイールタイプとし、シート下に置かないことでダイナミックなロープロポーションスタイルの採用が可能になったのも特徴。スタイリングコンセプトは「不常識美」とし、従来の価値観に囚われない、挑戦的で革新的な美しさを表現している。
さらに前後ショックは配線が見えることから電子制御タイプで、フロントフォークもゴールドウイングのようなダブルウイッシュボーン型とするなど、ホンダが内燃機関車で積み重ねた技術も転用されている模様。このアウトライヤーは2030年以降の発売を予定しているというから期待したい。

透明なスクリーン?に覆われたフロントフォークはダブルウイッシュボーンの模様。リムオンディスク+ラジアルマウントキャリパーのフロントブレーキも斬新だ。車体下部の物体はバッテリーと思われ、その冷却口?がタイヤ直後に覗く。
発売予定の電動マウンテンバイクも!
2輪では電動アシストのマウンテンバイク「Honda e-MTB Prototype」もワールドプレミア。モーターサイクルとマウンテンバイクのFUNを融合させた新しい乗り味を提供し、野山を自由に楽しむことを目指しているという。独特なフレームはカーボン製で、軽量化やハンドリングに貢献。2023年のモビリティショーに展示されたコンセプトの進化版で、2026年に欧州での発売を予定している。
ホンダブースは「陸・海・空」がテーマ
今年のホンダブースは4輪/2輪に加え、ホンダジェットや開発中のロケット、さらに大型船外機などを展示予定。ホンダのモビリティが幅広い広がりを見せていることをアピールする。
2輪ではアウトライヤーのほか、発表されたばかりのCB1000Fを筆頭に約10台の市販車も展示。さらにブース内には物販ショップが設けられており、モンキー125のカスタム車両などが展示される予定だ。
さらに日本自動車工業会が主催する「モビリティカルチャー」プログラムには、CB750フォアやNSR500、4輪もマクラーレンホンダMP4/4、ウィリアムズホンダFW11(こちらはエンジン始動予定)といった往年のマシンも展示。今年のモビリティショーは新旧ホンダを織り交ぜて楽しめそうだ。
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なぜホンダは高級感のある製品を作れないのだろう?
こういうバイクなんて実用性なんて二の次でいいんだからもっと外連味を効かせてさ、フロントブレーキなんて必要なくてもハッタリ効かせてダブルディスクでいいんだよ。
カウルももっとボリュームのある感じで。
ブレンボやオーリンズがついてたら高級だと思いこんでくれる人を相手にホンダは商売してないんだよ。
そもそもコンセプトモデルを相手になに言ってんだよって感じ。
いっそダブルディスクどころか、ホンダの飛行機みたく片側8枚とかの多連ディスクにしたら喜びそう。
ずいぶんと金田のバイクっぽいデザインに寄せてきたなぁ。
コンセプトとはいえマジで出るのかこれ。カスタムが捗りそう。