どうも!ナカモトユウです。普段は映画監督として活動していますが、実はバイクが大好きでして。その流れで、Webikeプラスさんで不定期に記事を書かせてもらってます。

で、最近どうにも悩んでいることがありまして――

SR400のカスタム、選択肢多すぎ問題!

そう、僕の愛車はヤマハSR400。ハンドルとシートがカフェっぽいですが、他はノーマル状態。この状態でも気にいっているのですが、カスタムベースの王様と言われるモデルですからね、やっぱりいじりたくなるんです。

しかし、チョッパー、カフェレーサー、スクランブラー、ボバー、ビンテージモトクロス、デザートスレッド…と、どれも魅力的すぎて、気づいたら夜中までInstagramやPinterestで、カスタムイメージ検索の旅。選択肢が多すぎて、完全に迷子状態です。

SRのカスタムといえばGOODS!

そんなある日。インスタをスクロールしながら、ふとひらめいたんです。

――「そうだ、有識者に聞けばいいんだ!」

向かった先は、SRカスタムの老舗!兵庫県にお店を構えるGOODS(モーターガレージグッズ)さん。ナカモト的には“世界イチ信頼できるSRカスタムパーツメーカー”です。

新幹線で兵庫まで行ってきました

 

今回は、副社長の堀さんと、専務の山下さんにご対応いただきました。

笑顔がチャーミングな堀さん(左)と山下さん(右)

 

ナカモト「SR400をカスタムしたいんですが、ジャンルが多過ぎて何から手をつけていいか分かりません…」

堀さん「なるほど。SR関係なく、ナカモトさんが一番好きなジャンルは?」

ナカモト「うーん…スクランブラーですかね」

堀さん「決定!スクランブラーでいきましょうよ!

ナカモト「えぇ!?早っ!でもスクランブラー仕様にするのってかなりお金も時間もかかるんじゃ…」

山下さん「そうですね。フレーム加工する場合は、ショップにお願いしないといけませんし」

堀さん「ボルトオンで初心者でも取り付けが出来るカスタムパーツ、ウチで作っちゃいます?」

山下さん「いいですね。近くにカスタムショップが無い方や、気軽にカスタムを始めたい方は最適ですし」

堀さん「そうですよね!ナカモトさん、やりましょう!ウチでカスタムパーツ作らせて下さい!

ナカモト「えええ!?わざわざこの記事用にカスタムパーツを作る!?いいんですか!!??」

堀さん「もちろんです!ボルトオンパーツで仕上げる世界一イカすSR400!いいじゃないですか!」

――という経緯で、GOODSさんの全面サポートのもと、僕のSR400カスタムプロジェクトが始動した!

ヤマハSR400とは?

この記事を読んでくれてる方なら、SR400を知らない人はいないと思いますが、あえて紹介させてください。SR400は、1978年にヤマハから発売され、2021年のファイナルエディションまで43年にわたって生産されたロングセラーモデル。空冷・4スト・単気筒・399cc。セルなんて甘えは無しでキックスターターのみ、これが人気モデルなのにバイク初心者には敷居の高いSRなのだ。

ちなみに僕のSRは、フロントブレーキがドラム式の2型。意外とブレーキも効くし、エンジンも調子良いのでチョークを引けば真冬でもキック一発始動。400cc単気筒らしい鼓動が街に響く――。ストリートを軽く流すだけで「バイクって楽しい」と思える、そんな1台。

SR400をスクランブラー仕様にカスタム!

そんなわけで、GOODS・堀さんの応援もあり、スクランブラースタイルで進行開始。

僕がバイクで事故ったりなんやかんやあって数カ月経ってしまったが、無事に完成!もったいぶらず、早速お見せしよう…!

ドーーーーーーン!!!

いかがですか?カッコ良すぎでは!?

めちゃんこカッコイイ!!世界一イカすSRになったんじゃなかろうか。

細かいことを言うと、スクランブラーというよりもVMX(ビンテージモトクロス)スタイルに近いのですが、本記事では馴染みのある方が多い「スクランブラー」という名称で話していきますね。

今回のテーマは「平成レトロ」“懐かしさ”“かわいさ”の中間を狙った、ちょい抜け感のあるスタイルに。タンク、シート、マフラー、ヘッドライト、ウインカー、ハンドル、ミラー、パワーフィルター…ほぼフルカスタム級の仕上がり。そして、ほとんどのパーツをGOODSさんの製品で統一。本当に感謝しかない!

映像だとこんな感じ!SR400平成レトロスクランブラー動画!

スクランブラースタイルに最適なGOODS製ハンドル!

ここからは、取り付けたパーツを詳しくご紹介していきます。作業を手伝ってくださったのは、東京・青梅のカスタムショップ・tokyo new vintage (トーキョー・ニュー・ビンテージ)代表・ジンさん。さすがに兵庫までSR400を持っていってGOODSさんにカスタムをお願いするのは難しいので悩んでいたところ、手を貸してくださいました。

tokyo new vintage 代表・ジンさん

 

まずはハンドル交換。チョイスしたのはGOODSの人気製品、VMXバー。ブリッジ付きのダートスタイルのバーで、握った瞬間に“土の匂い”がするハンドル。絶妙な絞りと横幅で、操作性もバツグンです。

グリップは往年のヤマハDT-1と同デザイン。これだけで一気にビンテージ感が漂う。

ビンテージオフロードの香り漂うコンパクトな燃料タンク!

お次は燃料タンクを交換。選んだのはGOODSさんのMXタンク。スクランブラースタイルを目指すにはマストな燃料タンクです。これがまた僕のイメージ通りのサイズ感のタンクで、カフェレーサーとかにも合いそうです。

純正より小ぶりな燃料タンクなのですが、小さすぎなくてほぼよいボリュームなのが最高。しかもこの燃料タンク、写真では分からないと思いますが、なんとFRPで出来ています。そのため、重量も軽く普段の街乗りにも最適なのです。

本企画のために作って頂いたオリジナルシート!

そしてお次は、GOODSさんにオリジナルで作っていただいたVMXシート!以前から存在していたMXタンク用シートはループフレーム加工が必要だったのですが、今回は「純正フレームにボルトオンできる仕様」で特別製作。初心者でも簡単に取り付けできる、革命的なアイテムです。MXタンクとのラインも最高にキマってる!

ダウンフェンダーだと往年のDTっぽい?

スクランブラーには欠かせないサイドアップマフラー!

お次は左出しタイプのアップマフラーを取り付け。こちらの製品もなんと、本企画用にGOODSさんがオリジナルで作成して下さいました!フレームにギリギリ沿った絶妙な形状はもはや芸術品。GOODSさんのこだわりが滲み出た狂気的なクオリティのアップマフラーになっております。

エアクリーナーを外しパワーフィルター仕様にしないといけない点と、フレームを一部切断しないといけない点に注意。「フレームを切断」と聞くと「初心者には無理じゃないか!」という声が聞こえてきそうですが、ご安心下さい。切断が必要な箇所は、サイドカバーを取り付ける用の細くて小さいフレームでして、ホームセンターで売っているような糸ノコがあれば、僕でも作業可能なぐらいのレベルなのです。

小さいフレームをカットする必要あり

 

しかし、そのおかげでシート下を美しく通るマフラーを装着することが出来るのです。

ダートもオンロードもいけちゃうクラシックパターンのタイヤ!

タイヤはGOODS・堀さんおすすめのLOADSTAR TIRE “ROUGH-CRUISE”。ビンテージモトクロスというより、ちょいダートトラッカー寄りのパターンになっていまして、このあたりが僕らの平成っぽさを演出してくれるんです。

渋谷の街にヤマハのTWやSR、カワサキのエストレヤや250TR、スズキのボルティやグラストラッカー、ホンダのFTRやクラブマン…あの名車が並んでいた当時を思い出すようなタイヤで、オンロードも普通に走れちゃうのもポイント。

リアフェンダーやテール周りもオリジナル!

タンク・フェンダーの塗装はtokyo new vintageさんにお願いして、イメージどおりのトーンに仕上げてもらいました。タンクのロゴは、往年のヤマハ発動機をイメージして僕の方で作成。レトロな雰囲気でカワイイです。海外のライダーにもウケそうですね。

リアフェンダー&テールランプもボルトオン仕様で新規作成。ヘッドライトはGOODSさんのルーカスタイプヘッドライトを使用。

ウインカーは同じ関西の老舗、2%er(ツーパーセンター)さんの「スタービーンズウィンカー」をチョイス。一見、ウインカーがどこに付いてるか分からないレーシーさ!なのに車検対応。

ミラーはオフロードバイク用の可倒式で実用性もバッチリ。最後にゼッケンを装着して、完成です!

完成!平成レトロスタイルなSR400スクランブラー!

GOODSさんとtokyo new vintageさんのサポートにより、平成レトロ・SR400スクランブラーがついに完成!ヤマハ純正かと思うほどの完成度に、オーナーの僕も大満足。

最初にご相談したGOODS・堀さんのご協力が無ければ、ここまでクオリティの高いカスタムバイクは生まれなかったと思います!堀さん本当にありがとうございました!

街中で目を惹くこと間違い無しな存在感のあるマシン。今日も颯爽とTOKYOのSTREETを流しに行ってきます!

次回は実走インプレ編!「世界一イカすSR400」を実際に走らせてみたら…?

街乗りから郊外、そしてちょっとしたダートまでしっかり走り込んできました。そこで見えてきたのは、GOODSパーツのポテンシャル、そしてSRというバイクの本当の魅力。次回は、その走りの楽しさを全開でお届けします!記事公開時は僕のSNSでも発信予定なので、ぜひチェックを!

tokyo new vintage

今回の作業を支えてくださった、東京・青梅のカスタムショップtokyo new vintageさん。名古屋のカスタムショー「JOINTS」出展経験もある実力派で、SRチョッパーを中心に、どんなカスタムにも柔軟に対応してくれます。ペイントもお願いできるので、気になる方は、是非Instagramからお問い合わせ下さい!

MOTOR GARAGE GOODS

SR400/500、W650/800、ハーレー、GB350…。ネオクラシック系カスタムパーツならMOTOR GARAGE GOODS一択!日本はもちろん、海外でも人気のカスタムパーツメーカーです。ラインナップも豊富で、眺めてるだけで時間が溶けます。

SR400乗りが気になる初期型ナロータンク!

ちなみに現在、僕が気になっているSR用パーツはこちらの「トラディショナルナロータンク for SR400」というアイテム。SR初期型ナロータンクを忠実に再現した新作タンクがGOODSさんから登場予定なんです。1978年、SR誕生当時の細身シルエットをミリ単位で再現しつつ、FI車にも完全対応。3Dスキャナーで実車からデータを計測し、当時のラインや曲面をミリ単位で再現しているそう。

最終型なのに初期型ルック!これはアツいぞ!

現行タンクとはひと味違うクラシックなプロポーションは、まさに“あの頃のSR”の佇まいそのもの。SRというモデルを愛するライダーにはたまらない逸品です。しかも現在、先行予約中で10%OFFで購入可能とのことです!こちらもぜひチェックを!

GOODSさんの公式サイトやInstagramはこちら!

今回、カスタムに使用したパーツを購入したいと思った方は是非一度GOODSさんに問い合わせしてみて下さい!

GOODSさんのパーツは、Webikeでも取扱をしています!要チェック! ※本記事用に新規制作したパーツは、まだラインナップされていませんのでご注意下さい!

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