8月31日に神戸で開催されたカスタムショー「NEW ORDER CHOPPER SHOW」。
今回はチョッパーの祭典にあえてのカフェレーサーで臨んだクリエーター、ヒカルさんのSR400をご紹介します!
(Featured Image by @yano.apits)

YAMAHA SR400(1993年式)

多彩なセンスを持つ努力家が作ったカフェレーサー

オーナーは都内にお住まいのヒカルさん。ベーシストとしてバンド活動に励みながら、自身で作曲も手掛ける等…趣味の領域を超えた音楽活動に加え、プロ顔負けのセンスと技術でイラストやデザイン画を描く彼。
更には数年前に始めた走行写真も腕をメキメキとあげており、私が知る限りの走行写真カメラマンの中ではトップクラスの実力。
音楽、デザイン、走行写真…多彩なセンスを持ちながら、現状に満足せず更に上を目指す努力家だ。

今回はそんなクリエーターな彼が作った唯一無二のSR400カフェレーサー、そのカスタム詳細に迫りました!

Instagram「ヒカルさん」
https://www.instagram.com/hikarusr400

ヒカルさんとSR(ショーバイクとしてカスタム前)
Photo by @keigo_shovel_1979

ヒカルさんが撮影した圧巻の走行写真(被写体は私とBMW R50/5)

購入のきっかけは?

『元々、大学生の時にヤマハTW200に乗っていました。本当はSRに乗りたかったのですが、親から「車検のあるバイクは自分で稼げるようになってから」と言われていたので実現せず…SRは憧れのバイクでした。』

「自分で稼げるようになってから!」その教育方針良いっすね!

『大学卒業後、本格的にバンド活動を行うべく、バイクも車も手放し、神戸から上京。上京後は暫くバイクとは無縁の生活を送っていましたが、数年前、神戸時代のバンド仲間がSRを手放すことを知り、譲り受けました!』

その当時、SRミーティングで出会い、意気投合!(私もSRに乗っていた)
一緒にYouTube作ったりしていた頃が懐かしいです。

『楽しかったですが、みんタンさん(筆者のこと)、納期の要求が厳しく大変でした笑』

ご友人から譲り受けた直後、カスタム前のSR400

私とヒカルさんが初めて会った時の写真(向かって左端がヒカルさん、右端が私)

ショーバイクとしてのコンセプトは?

『納車直後は安心して長距離走行出来ることを目標に、友人に協力してもらいながらカスタムしていました。ダメそうなパーツを特定、交換していたので、カスタムと言うよりも、もはや整備ですね。
気持ち良く走れるようになるまで、1年くらいかかりました。それ以降の本格的なカスタムは基本的に自分でやっています。』

ヒカルさんのSR、今年8月のカスタムショー(NEW ORDER CHOPPER SHOW)に展示されましたよね!
カスタムのコンセプトを教えてください!

『趣味で音楽活動をやっていること、愛車がYAMAHA車であることを踏まえて、コンセプトは「楽器バイク」としました!』

まさかの楽器とバイクの融合!!!

『はい笑
メーターパネルはギターベースアンプをモチーフにスイッチ類にロータリー式(回してつけるタイプ)とし、パネル右側に空白の穴をあけることで、実際のアンプを搭載出来るようにしています!』

まさに楽器とバイクの融合!!!

国内最大規模のチョッパーショー「NEW ORDER CHOPPER SHOW」に敢えてぶつけたカフェレーサー

美しいお姉さんも魅了した本車両

メーター周りに実際のアンプを取り付けることで、音が出る仕様!

カスタムのポイントは?

『今回、NEW ORDER CHOPPER SHOWに展示出来ることが決まり、ずっとやりたかったカウルを取り付けることにしました。自宅マンションの青空ガレージでは難しい溶接関係は神奈川県大和市のガレージ"ROMP MOTORCYCLE"に依頼し取り付け、それ以外のカスタムや塗装は基本的に自分自身で施工しています。』

目を引くのは彫金ですよね!

『オイルフィルターカバー、エンジンカバー、チェーンカバーを彫金しています。デザインも彫り作業も自分で全てやっているんです。それ以外にはカフェスタイルではあまり見かけない21インチのフロントもお気に入りポイントです!』

統一感あるシックなカラーのペイントは全て自家塗装

カウルを付けることで疾走感が増した(CRキャブなので実際に速い)

フロントビューは極めてスタイリッシュ

以前は「カフェトラッカー」と呼んでいた本車両!タイヤはブロックをチョイス

オイルフィルターカバー、エンジンカバー、チェーンカバーは彫金(デザイン、加工ともに自身で施工)

芸術的なエンジンカバーの彫金!

カフェスタイルではあまり見かけない21インチのフロントもお気に入りポイント

終わりなきカスタム

私とヒカルさんとの出会いは2022年3月27日、逗子で開催されたSRミーティング。
ほぼ同時期にSRでリターンライダーとなり、当時のカスタムの雰囲気も似ていた。幼少期は田舎で育ち、学生時代は関西で遊び、上京。好きな女性のタイプも似ている、という共通点の多い我々!笑

あれから3年半が経ち、私は不人気なマニアック車両に乗り、彼はSRに乗り続けカッコ良いながらもマニアックなカスタムを施し続け、カスタムショーに出るまでになった。感慨深い!
尚、彼のSR、カスタムはまだ完成していない模様。いや、彼のカスタムに終わりは無い。更なる進化が楽しみだ!

Instagram「みんなの単気筒」
https://www.instagram.com/minnano_tankito

今後の更なる展開が楽しみ!
Photo by @coona_mts

画像ギャラリー (16枚)

この記事にいいねする


コメント一覧
  1. 匿名 より:

    格好良いけど、この髪の結び方だと走ってるとムチになるから違法なのでは?

  2. もろへいやのとなり より:

    カッケー‼︎
    オーナーのセンスと技術がすごい‼︎

  3. 匿名 より:

    クランクケースカバーに彫金するというのはこれまで見たことがない。
    流行るかも知れないし、その労力から流行らないかもしれないw

  4. 匿名 より:

    姿勢きついし、ケツ痛そうだし、長時間は乗れなさそう。

  5. 匿名 より:

    国産バイクなのに永遠に完成しないと大変有名な・・・で(笑)
    お金と時間にルーズで、バレバレのしょうもない嘘ばかりついてるあの・・・と(笑)
    コンセプトの不明な訳分からんイベントを打っている・・・で(笑)
    なぜ溶接だけかというのも分かります(笑)
    心中お察しします(笑)

  6. もっしー より:

    早くアンプでギター鳴らしてみたい&トモダさんと初めて会った時の写真懐かしいー!笑笑

コメントをもっと見る
コメントを残す