今春の東西MCショーで発表され、鈴鹿8耐ではカウル付きバージョンも登場したホンダCB1000Fコンセプト。いつになったら発売するんだー! とヤキモキしているファンも多いだろうが、まだまだCBは焦らせますよ。なななんと、正式発売前なのに2台がレースに出場し、しかも優勝してしまったのだ! ここではモータージャーナリスト・丸山浩さんが駆ったCB1000Fコンセプト・レース仕様車の詳細を紹介したい。
⚫︎写真:長谷川 徹
目次
2レースを完全制覇。シンCBはレース能力も十分!
熊本県のHSR九州で開催されているイベントレース「鉄馬(てつうま)」。その名の通り、鉄フレームの車両であれば参戦OKというおおらかなルールが特徴。ならば発売前でも問題ないんじゃないの…? と言ったか言わずか、車名に“コンセプト”を付けたままの、市販前のCB1000Fコンセプトが前代未聞のレース参戦を果たしてしまった!!
今回は「アイアンスポーツクラス」に丸山浩選手が駆るゼッケン24号車が、鉄馬の最速クラス「アイアンエキスパートクラス」には元MotoGPライダーの宇川徹選手がモリワキチューンのゼッケン19号車「CB1000F Concept Moriwaki Engineering」で参戦。ともに5周のセミファイナル/7周のファイナルを制して完全優勝を成し遂げ、CB1000Fコンセプトの高い潜在能力を存分に示した形となった。
ちなみに両車の仕様は、宇川選手が駆るモリワキ号が足回りをはじめとして完全に鉄馬エキスパート仕様なのに対し、丸山号はストリートバイクの雰囲気を残したライトチューン仕立てなのが特徴。フルチューンと言えるモリワキ号も興味深いが、まずは多くのユーザーの参考になりそうな丸山号の詳細を解説していきたい。

鉄馬・アイアンスポーツクラスを制したゼッケン24のCB1000Fコンセプト。よりスポーツ方向に振られたライポジやアンダーカウルなど、レース対応の改造はあるが、全体的にはスタンダードの面影を色濃く残す。
エンジン
吸気系、動弁系、ECUセッティングはCB1000ホーネットをベースとすることで高回転の出力を手に入れている。鈴鹿8耐で丸山選手がデモランを行った際より、しっかりと高回転化されたエンジンとなっているそうだ。
マフラー
一般に売られているCBR1000RR-Rのレース用サイレンサーを使用。エキパイはスタンダードを使用して中間パイプはワンオフ製作。サイレンサーはもっとカチ上げたかったそうだが、ここはスタンダードイメージを重視し、CB1000Fコンセプトのノーマルと同じくらいの角度に留めた。
フロントフォーク&フロントブレーキ
内部パーツにホーネット用を流用。レース仕様とするため、さらにダンパーやイニシャルの圧も強化している。トップブリッジからの突き出し量も変更しているが「本当はもっと前傾姿勢のディメンションにしたい」と丸山選手。フロントのブレーキキャリパーには最強SSであるCBR1000RR-R用の純正パーツを使用。ニッシン(アステモ)製とすることで、ノーマルに近い外観にこだわってもいる。
リヤサスペンション
内部セッティングを強化したCB1000ホーネット(スタンダード)の純正パーツ。全長も少し長いためリヤ車高は上げられているが車高調整機構はない。スプリングイニシャルは純正タイプのフックレンチで締め上げるタイプで、テスト初期から常にMAXまで締め込まれた。最終的にはもっとリヤ車高を上げたかったそうだ。
ファイナル&スプロケットガード
レースレギュレーションで必要なスプロケットガードは、マジカルレーシングの汎用品を急遽レースウイークに送ってもらい対応。リヤスプロケは丁数を増やす(ショート)方向でセッティングしている。
ハンドルバー
ハンドルバーは“セパハンにしない”が今回のお約束であったので、ここもホーネットの純正ハンドルを流用してCB1000Fコンセプトよりも低めに。ルックス的にもAMAスーパーバイクレーサーを意識している。実際にこのエンジンのパワーを操るにはセパハンの方がはるかに楽とのこと。
シート
カッコ良く作られたCB1000Fコンセプトの表皮デザインをそのまま生かし、シート中身のアンコを硬いものにし路面からのフィードバックに対処。テスト初期はノーマル形状であったが、さすがに加速に耐えられず、丸山選手に合わせて後端をほんの少し盛り上げてストッパー代わりとしている。ノーマルとの違いが分かるだろうか?
ステアリングダンパー装着
どう取り付けるか悩んだが、仕方なくフレーム加工を行うことに(固定ボスをフレームに溶接)。ここをフレーム無加工で装着できるよう、将来的に考えていきたいと丸山選手。
レース用アンダーカウル
レースレギュレーションに必要なアンダーカウルを付けていなかったので、急遽モリワキ号に使っているものを借用。マフラーがモリワキレーサーとは異なるので、それに合わせて加工している。
ステップ
ヒールプレート一体型のステップホルダーはホーネットから流用してポジション変更。これだけではつま先が擦ってしまうので、さらに追加プレートを挟み込みUP&BACKしている。ただし、CB1000F コンセプトもホーネットもステップバーにラバーが貼ってあるため、ここはスーパースポーツ系のものを使用。可倒式ステップに見せているが、固定し可倒しないようにもしている。
ゼッケンプレート
カッコいいゼッケンプレートはないかとレースの前週まで悩んだそうだが、モーターサイクルショーに展示されたモリワキ号のプレートを思い出し、試作品を分けてもらったとのこと。
タイヤ
タイヤは鉄馬レースレギュレーションに対応しているブリヂストンのバトラックスレーシングR11。コンパウンドはミディアムを選択している。
モリワキ号はエキスパートクラスで圧勝!
以前から鉄馬に参戦しているモリワキ。今回は宇川選手を擁し、コースレコードまで樹立しての完全優勝! レース中には丸山選手とトークショーも行うなど、同じくCB1000Fコンセプトの盛り立て役として大活躍した。
レース当日の雰囲気など
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じらさないで早く販売すればいいのに!!
このバイクを「買う層の健康余命」は待ったなしやぞ。
さすが丸ちゃん、サイレンサーの画像を見るとガリガリ擦ってるw
初代BIG-1(CB1000SF)じゃフレーム擦ってたしその走りはまだまだ現役、かっこいい!
正直販売されているホーネットのSPが欲しくなりました。コケたら今コンセプト1000fの外装ゴッソリ交換したい。
ここまでありとあらゆるパーツをホーネットの物に交換してるなら最初っからホーネットで参戦すればいいじゃんと思ってしまう。
一般ユーザーがレースで勝ちたいならその方が簡単だろ。