9月13日に中国ホンダがティーザー画像を公開し、Webikeプラスがその第一報をお伝えした型ホンダCB400スーパーフォア。その完全な姿は9月18日に開幕する中国・重慶のモーターショーでお披露目されるはずだが、その前にティーザー画像をちょちょいといじくってみたら…発表前に色々分かって来ちゃったんですけど! オイオイオイ?

結構イロイロ分かっちゃったんですけどッ!

中国ホンダが微博(中国版X)に掲載した重慶モーターショーのティーザー画像。「新型モデルは9月19日に重慶モーターショーで発表されます」という文書とともに掲載されたシルエットは、どう見てもCB400スーパーフォアにしか見えないものだった。

これを報じたWebikeプラスの記事は大反響となったが、話はそこで終わらない。このティーザー画像を明るく画像加工してみたら…なんとなんと! 隠されていたディテールが見えすぎちゃって困るくらいに見えて来てしまったのだ!

これはホンダさんの出血大サービスじゃ〜! と、三連休の初日をボンヤリ過ごしていた編集部は目が覚めた。というわけでティーザー(を明るく加工した)画像を元に、新型CB400スーパーフォアの実像を徹底検証していくぜッ!

こちらがティーザー画像を明るく加工したもの。スペンサーカラーの燃料タンクから何から何まで、くっきり見えちゃうじゃないの!ホンダさん、謝謝〜ッ!!

中国ホンダが微博で公開したティーザー画像。シルエットだけのチラ見せと思っていたら、まさかの仕込み?があったとは…。

検証①スタイリングは従来型を踏襲か

まずはボリューム感のある燃料タンクから。CB1000Fコンセプトにも採用されている、銀に青ラインの「スペンサーカラー」らしきカラーリングが目を引くが、前から見たそのシルエットに注目してほしい。そのアウトラインは従来型CB400SFとほぼ一致しているのだ。

つまり、新型の燃料タンクは従来型の形状をほぼ踏襲していると推察される。タンク形状が大きく変わらないのなら、バランス的にサイドカバーやテールカウルといった他の外装部品だって同様のはず。つまりCB400SFは新型となっても、車両デザインは従来型のイメージをかなり色濃く継承していると予想される。

ティーザー画像から読み取れる、正面から見た燃料タンクのシルエットに注目。

従来型CB400SF。少し角度は違うものの、タンク上面から緩やかに膨らんでいき、中央を過ぎるとギュッと絞り込まれるアウトラインがティーザーと共通なのが分かる。

検証②メーターはカラーTFT液晶?

こちらは見てすぐ気づく点。従来型で2連の砲弾型だったメーターは、板型の液晶タイプへと変更されている。そして、このメーターは筐体からステー形状に至るまでCB1000Fコンセプトとほぼほぼ一致。つまり角形5インチのカラーTFT液晶で、ブルートゥース接続などの最新機能も搭載されると目される。

新型CB400SFのメーター。角形の液晶タイプなのは確定。

こちらはCB1000Fコンセプトの5インチTFTカラー液晶メーター。ステーの形状までほぼ一致ッ!

検証③ヘッドライトは新作か

同じくCB1000Fコンセプトと共通に見えるヘッドライトだが、見比べると内部のデザインが微妙に異なっている。CB1000F以外で丸目ヘッドライトのホンダ車といえばGB350系だが、こちらもイメージは似ているものの、やっぱりデザインが異なる。ヘッドライトは新作の可能性が高い。ちなみにミラーはCB650Rなどと共通のようだ。

中央にバー型の装飾を持つ点など、新型CB400SFの丸型ヘッドライトは構造的にLEDで確定。Wホーンを持つ表情はまさしくCBの血統だ。

同じくCB1000Fコンセプトのヘッドライト。印象は似ているが細部は異なる。エッジの張った、燃料タンクの形状の差にも注目。

こちらはGB350Cのヘッドライト。やはり形状は微妙に異なる。ちなみに写真は2025年8月に発表されたヘッドライト小改良前のモデルだが、基本的なデザインは改良前/後で大きくは変わらない。

検証④電子制御スロットルを採用?

パイプハンドルに装着される右側スイッチボックスはやや大型で、しかもスロットルワイヤーらしき、緩やかな弧を描く配線類は見当たらない(スイッチ下部からメーターに繋がるのは取り回し的に見て電気配線だろう)。トラクションコントロールなどの電子制御に加え、規制対応にも有利な最新機種のマストアイテム、電子制御スロットルを採用している可能性が高い。ワイヤー引きスロットルのCB650Rの右側スイッチと見比べて欲しい。

新型CB400SFのスロットル部のアップ。下部に電気配線らしきものはあるが、ワイヤーらしきものは見当たらない。

こちらは電子制御スロットル非採用のCB650R。機械的にスロットルを開閉する、2本のワイヤーはかなり存在感がある。

こちらは電子制御スロットルを採用するCB1000ホーネット。完全一致ではないが、サイズや印象は新型CB400SFにかなり近い。

検証⑤Eクラッチ採用?電スロ装備なら第二世代か

左側カバーが燃料タンクより外側に張り出すなど、単気筒や並列2気筒ではあり得ないボリューム感のエンジンは並列4気筒で間違いない。気になるのはエンジン右側にも同程度に張り出すパーツがある点だ。しかもイラストはその部分を強調するように白い縁取りまで施されている…。これはEクラッチのユニットだろうか? だとすれば、先述の電子制御スロットルと組み合わされた“第二世代”が新型CB400SFには搭載される可能性が高い!

エンジン右サイドには妙な膨らみが…。アウトラインは白くなぞられており、シルエットでもその存在を強調しているかのよう?!

こちらはCB650RのEクラッチ車。ほぼ同じ部分に作動用のサーボモーターやギヤを納めたケースを装着する。怪しいぜッ!

検証⑥タイヤは新銘柄?

タイヤは短めの溝を直線的に、かつ部分的にクロスさせたスポーティなパターンが特徴だが、既存大手メーカーの二輪用で、この画像と完全一致するトレッドパターンのタイヤは発見できなかった。新銘柄、または中国の現地メーカー製品を履いているのかも? 溝の比率からみて、ブリヂストンのS23やミシュランのパワー6といった、公道用のスポーツタイヤという印象だ。

検証⑦倒立は採用確定。フロント周りは650系?

フロントフォークはボトムブラケット付近の太さと、下端のエンドピースの太さの比率からして倒立タイプなのは確定。さらにフロントフェンダー形状はCB650Rと酷似しており、右側エンドピースの形状も非常に近いことから、フロントフォーク周辺はリソースの多くをCB650Rが採用する41mm径のショーワSFF-BPと共有化していると推察される。

ただし、アクスルシャフトを固定する2本のピンチボルトは右側フォークにしか存在せず、アクスル締結はシャフトを左側フォークに直接ねじ込む、CB650Rとは異なる方式とされている模様。さらにアンダーブラケットはCB650Rのボルト2本留めに対し1本留めとされており、細かな剛性コントロールを行っていることも読み取れる。

さらにシリンダー横置きタイプのマスターシリンダーや、そこからブレーキキャリパーへと繋がるブレーキホースの取り回しもCB650Rとほぼ共通。フロントブレーキ周りを650系と共有している可能性も高そうだ。

新型CB400SFのフロントフォーク周り。フェンダーはCB650Rとほぼ同一形状で、フォークのエンドピース形状も2本のピンチボルトを含めて右側フォークはほぼ一致。タイヤのトレッドパターンにも注目してほしい。

CB650R。アクスルシャフトを締め付けるピンチボルトは左側フォークにも存在し、かつアンダーブラケット(その形状も大きく異なる)もボルト2本留めだ。その下にチラリと見えるブレーキホースの取り回しも酷似している。

〈まとめ〉その公開は9月18日。しばし待てッ!

ホンダは今年の7月に「CB400 SUPER FOUR」という商標を出願しており、このティーザー画像の車両がその名を掲げることはほぼ間違いないはず。丸目ライトにWホーンのいでたちは、どこからどう見てもCBだ。

また、それに先だって2024年7月には「CBR400R FOUR」を、11月には「CBR500R FOUR」をそれぞれ出願していることから、プラットフォームを共有するフルカウル版の存在も確実なところ。こちらはホンダ・スーパースポーツの名称である「RR」を使わないことから、スポーツからツーリングまで対応する多用途フルカウルスポーツの気配が濃厚だ。

とはいえフルカウル車でツインショックはまずあり得ないので、兄弟車となる新型CB400SFもリヤサスペンションはモノショックとなり、フレームも従来型のダブルクレードルから、現在主流のダイヤモンド型に変更されることになるだろう。また、CBRの商標から類推して「CB500スーパーフォア」が存在し、今回の発表もそれになる可能性もあるが、いずれにせよ日本向けに400cc版が存在するのは間違いない。

ともあれ正式発表はまもなく。重慶ショーは9月18日にプレスデーが開催されるから、当日中にWebikeプラスでは速報を打ちたいと考えている。乞うご期待!

正式発表は2025年9月19日(実際は前日のプレスデー)。ご期待あれ!

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