ヤマハ発動機は、ネオクラシックモデル「XSR900」向けに発売した外装キット(フロントカウル/シートカウル)が日本・欧州で高い人気を得ていると発表した。国内では新車購入者の20%以上、欧州でも12〜16%の装着率を記録している。

企画から生まれた「夢の可視化」、ユーザーの心を捉える

ヤマハが展開する「XSR900」用アクセサリー外装キットは、車両のスタイルを一変させる大型パーツでありながら、発売後に予想を上回る売れ行きを示している。国内では新車購入者の5人に1人が導入し、欧州でも10人に1〜2人が装着する計算になるという。

この開発を牽引したのは、カスタマーエクスペリエンス事業部の田中佑樹氏。初期段階から企画担当者、デザイナー、設計者が実車を囲んで意見を交わし、ライダーとしての想いを製品に反映させた。「ユーザーの夢を可視化する提案であり、モノを通じた体験価値の提供を形にできた」と振り返っている。

「企画担当者やデザイナー、もちろん設計者や本体に関わる技術者も、車両を囲んでみんなでワイワイと議論を重ね、それぞれが意見を出し合いながらバイク乗りとしての想いを込めました。その想いが、日本だだけでなく欧州のライダーたちにも響いたことに喜びを感じています(田中氏)」

設計を担当した里中志成氏も「本体のフルモデルチェンジ直後ではなく、2年目に外装キットを投入したことで鮮度を高め、販売にも好影響を与えた」と効果を語っている。

開発の過程では、企画や設計、デザイナーなどが、実車を囲んでワイガヤの作り込み。それぞれが生粋のバイク乗りとして「思い」を注入していった。

初期の企画段階では、「XSR900」とともに過ごすオーナーのスタイルをスケッチで共有。それらを実現する外装キットの開発に取り組んだ

日本限定カラーも追加、アクセサリーの可能性を拡張

外装キットの人気と並行して、カラーリング戦略も注目を集めている。過去には「RZ250」オマージュや往年のGPブルーといった特別色が数量限定で販売され、すでに完売。現在はグローバルモデルとしてホワイト×レッド、ブラック×ゴールドを展開し、さらに2025年9月30日までの期間限定で日本専用カラー「アイボリー」が受注可能となっている。

田中氏は「たとえば、バイクを買ったから〇〇しようではなく、〇〇をしたいからバイクが欲しい! といった発想や動機をアクセサリーで生み出せるかもしれません。ヤマハ発動機製品との感動体験をさらに拡張する、そんなアクセサリーの開発に取り組んでいきたい」と強調する。今後も「XSR900」を中心に、ヤマハは体験価値を高めるアクセサリー開発を進めていく構えだ。

新たに日本限定カラーのアイボリーを導入。田中さん(左)と里中さん(右)は、「自信をもって送り出せる」と胸を張る

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コメント一覧
  1. 匿名 より:

    アクセサリービジネスの可能性については触れられていないような

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