トライアンフが主催する世界規模のカスタムコンペティション「トライアンフ・オリジナルズ2025」で、ブラジル・サンパウロのShibuya Garageが優勝を果たした。Speed Twin 1200をベースにした独創的なカフェレーサー「Gaijin」が高く評価され、日本を含む各国の審査員と一般投票で支持を集めた。
ブラジルが栄冠、ダークで重厚なカフェレーサー「Gaijin」
今回のコンペティションは、世界各国のトライアンフチームが地元のカスタムビルダーと組み、現行ボンネビルシリーズをベースに制作したマシンで競い合った。ファイナリストはブラジル、フランス、イタリア、タイ、イギリスの5チーム。その中で頂点に立ったのは、サンパウロのShibuya Garageを率いる出口テイディ氏の「Gaijin」だった。
このマシンはSpeed Twin 1200をベースに、洗練されたスキャロップ模様のペイントや再設計されたテール造形など、動きと力強さを感じさせるデザインが特徴。審査員は「最も独創的で一貫性のある作品。クラフトマンシップと細部へのこだわりが際立つ」と高く評価した。
審査には、世界的に著名なカスタムビルダーやクリエイティブディレクターが参加。日本からはHeiwa Motorcycle創設者の木村健吾氏が「クラフトマンシップ部門」を担当し、ブラジル作品を優秀賞に選出した。木村氏は「細部まで美しく作り込まれ、全体のデザインも整理されている」と評している。
イギリスとイタリアも特別賞を受賞
イギリスチームはTriumph LondonのStockwell Designが制作した「Bonneville Sunraiser」で「ブリティッシュ・オリジナリティ賞」を獲得。1960年代の英国カフェレーサー文化を想起させる作品として評価された。
イタリアチームはミラノのSouth Garage Motor CoによるBonneville Bobberベースのカスタムで「スタイル部門」を受賞。1930〜40年代のSpeed Twinに着想を得た優美さと精密工学を融合させた点が高く評価された。
コンペティションには世界各地から8チームが参加、選ばれた5チームがファイナリストとなった。今回の競技でベースとなったのは、トライアンフの象徴的モデル「ボンネビル」シリーズ。1959年の初代以来、英国クラシックの代名詞として進化を続けてきた。T100やT120、スクランブラー900/1200、ボバー、スピードマスター、スピードツインなど多彩な派生モデルが現行ラインナップに並ぶ。
コンペティションはその伝統を踏まえつつ、世界のカスタムカルチャーを反映させた舞台となり、モダンクラシックの可能性を世界中に示す機会となった。
ギャラリーへ (5枚)この記事にいいねする






















