今年春、東京MCショーにて注目を集めたQJMOTORの「SRV250A」がついに日本発売される。250ccのクルーザースタイルにもかかわらず、変速は完全オートマチックという個性的なこのマシン。カラーは3色、価格は69万8000円だ。

水冷Vツインの本格クルーザーがAT免許で運転可能に! レブルとの価格差は5000円

中国・QJMOTORが3月に開催された東京MCショーにて発表した「SRV250A」は、普通二輪クラスの本格クルーザーでありつつ、シフト操作が不要なオートマ仕様という注目の新型モデル。MCショーでは参考出品とされていたが、6月、いよいよ市販のアナウンスが発表された。シンプルなボバースタイル、ロー&ロングで迫力があるシルエットは、ベースとなっているマニュアルミッションの「SRV250」と共通ながら、ライディングを気軽に楽しめる仕様に仕上げられている。

搭載するエンジンは249cc水冷Vツインで、最高出力は27.9HP/9000rpmを発揮。エアクリーナーが露出し、マフラーも2本出しとなっているクルーザーらしいスタイル。フロント16インチ、リア15インチのホイールにはファットサイズなタイヤを装着しつつ、車高は低くシート高は700mmと足つきも良好だ。またフロントサスペンションには倒立フォーク、各種灯火類はフルLED、メーターはラウンドタイプのTFT液晶を採用しており、最新水準の装備で高級感も充実。

東京MCショーで話題を呼んだATクルーザー「SRV250A」がついに正式発売となった。

MCショー登場時は価格等が未発表だったが、今回詳細なスペックも明らかとなった。

エンジンにはペダル類がなく、操作系パーツはスクーターに近いレイアウトとなっている。

さらに、本機はオートマチック仕様であるため、ライダーの足元にはシフトペダルやブレーキペダルがなく、操作はほぼスクーター同様。左ハンドルにはクラッチのようなレバーが存在するが、これはリアブレーキであり、クラッチ操作はできない。これによってオートマ限定免許でも運転が可能であるというのが大きな特徴だ。ポジションは足を投げ出すフォワードコントロールでありつつ、大型のフットボードでポジションの自由度も高い。操作性も相まって、多くのライダーがとっつきやすい仕様だ。

注目度の高いオートマ250ccクルーザー「SRV250A」だが、同ジャンルのライバルはこちらも発売されたばかりのホンダ「レブル250 Eクラッチ」のほかには国内には存在していない。気になるプライスもSRV250Aは69万8000円と、レブルの69万3000円に対してわずか5000円差でほぼ同じ。絶大な人気を誇っているレブルだが、Eクラッチはオートマチックではなく、あくまでクラッチ操作のアシストであるため、オートマ限定免許で運転はできない。この点がSRV250Aとの大きな違いといえるだろう。オートマ限定免許ライダーはこの新型機に要注目だ。

カラーバリエーションはブラック、グレーの2色がラインナップ。全国の正規代理店で先行予約を開始中だ。

250ccの水冷Vツインエンジンはエアクリーナが露出した迫力のスタイル。27.9BHPを発揮する。

レバーは左右ブレーキとなっており、リアにはパーキングブレーキも備えている。灯火類はフルLED。

メーターは丸形のTFT液晶で、シンプルな一眼タイプだ。

シート高は700mmと低く抑えられており、小柄なライダーでも乗りやすいサイズ感となる。

同クラスのレブルEクラッチは厳密にはAT車ではなく、AT免許では運転できない。この点での差別化に期待だ。

QJMOTOR取り扱い店などの詳細は、オフィシャルサイト、SNSで確認ができる。
QJMOTOR JAPAN:https://qjmotor.co.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/qjmotorjapan/

SRV250A【2026】

予約開始日:2025年6月6日(金)
メーカー希望小売価格:69万8000円

ブラック

SRV250A【2026】ブラック

グレー

SRV250A【2026】グレー

SRV250A【2026】主要諸元

・全長×全幅×全高:2110×850×1100mm
・ホイールベース:1400mm
・シート高:700mm
・車両重量:167kg
・エンジン:水冷4ストロークOHC2バルブVツイン 249cc
・最高出力:27.9BHP(20.5KW)/9000rpm
・最大トルク:23.0Nm/8000RPM
・変速機:AMT
・燃料タンク容量:13.5L
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/80-16、R=150/80-15
・価格:69万8000円

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コメント一覧
  1. 匿名 より:

    ヤマハはSRV250という商標を手放したのか。

  2. 匿名 より:

    見た目はモロパクりだけど、とてもカッコイイし、この手のカテゴリーならATの着想も面白いし実は望んでいるユーザーも結構いるかもしれない
    自分はメンテやリセール、ブランドイメージの障壁があり選択肢には入る事は無いが

    cお得意の体力勝負で、なりふり構わない価格戦略と拡大路線等をされたとき
    良くも悪くも色んな点で執着の無い若者に端を発し、急激に浸透していくかも知れない

    まぁ、趣味のもんなのでゴリ押ししてまで日本に浸透するメリットは無いだろうから
    すぐに根付くのは難しいだろうけど、海外で一定数認知されたら
    外堀を埋めるように日本の4大メーカーすら衰退しちゃう可能性もある

  3. GPX250Rii より:

    のんびり乗れるバイクも欲しくなってきたな

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