
ライバルとの闘いに負けじと細々と戦力アップしたパフォーマンスの向上は著しかった!
ヤマハはスーパースポーツをレーシーなキャラとする方向には否定的だったが、レプリカブーム到来の気運を4ストロークでもトップエンドで闘うチャンスと睨んでいた。
ただ勝負にでる革新的な切り札はまだ開発中。だからといって、ここで2年も指をくわえていては決定的な後れをとる。
そこで空冷XJ系4気筒を水冷化したXJ400Zをベースに、フレームはスチールの角断面パイプ、そしてロングタンクにシートカウル、さらにデザインを決定づけた2灯ヘッドライトの大柄なハーフカウルのフォルムを1984年に発表、FZ400Rは大成功を収めた。
その2年後、水面下だった革新的な切り札が遂に姿をみせた。
「ワークスクオリティ」と銘打ったNewマシンは、FZ750でジェネシスと次世代宣言をしたシリンダー角が前傾45°で、ダウンドラフトキャブレターでストレート吸気するそのままを400ccで踏襲した完全刷新のNewパワーソース。
そして世界GPのYZR500で開発されたアルミのデルタBOXフレームだった。
それから3年、ライバルとの熾烈な闘いに改善を加えていたが、車名の末尾にRを加えるマイナーチェンジが施された。
情報提供元 [ RIDE HI ]
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