2020年の発売以来オフロードファンに愛されてきたKLX230R。2026年モデルでは、その特長の多くを継承しつつ、エンジンの改良、足つき性および座り心地の向上、最新KXスタイルの採用など、カワサキオフロードラインナップの一角をなすにふさわしい改良が施された。 発売日は2025年9月25日、価格は54万4500円となる。

各部を進化させ、ローシートモデルも設定

定評ある空冷SOHC単気筒232ccエンジンには一軸一次バランサーを追加し、吸気バルブを小径化(ø37mmからø33mm)したことで低中速域の扱いやすさを向上させている。

従来プラスチック製であったフューエルタンクはスチール製へと変更され、容量も6.6Lから7.6Lへとアップしてより長い航続距離を実現。

新型「KLX230R」は快活な232ccの空冷SOHCエンジンは、一軸一次バランサーの採用や吸気バルブの小径化で扱いやすさをアップした

グリップ位置を25mm前方に、ステップは後方に9mm移動しコントロールしやすいライディングポジションとし、キャスター角を立てた(26.5°から25.4°)ことによりハンドリングはより軽快になっている。

幾度のテストを経てエンジンとの理想的なバランスを獲得したシャシーには、フロント21インチ/リヤ18インチホイールとロングストロークサスペンションが組み合わされ、さまざまな路面で確実なハンドリングを提供。オフロードにおけるトータルバランスを高めている。

より低いシート高を実現し、小柄なライダーでも扱いやすい仕様とされた「KLX230R S」。

改良されたシートフレームによりシート高は従来型の925mmから905mmへと低減され、座面を広くしクッション厚を6mmアップさせたシートを採用。よりシート高を低く設定したローシートモデル「KLX230R S」では、さらに30mm低い875mmとなっている。このシート高の低減は足回りのセッティングによって行なわれており、ホイールトラベルが「KLX230R」のフロント250mm、リヤ250mmに対し、「KLX230R S」はフロント220mm、リヤ217mmとされている。

スタンダードの「KLX230R」でも、改良されたシートフレームによりシート高は従来型の925mmから905mmへと下げられた。

カワサキのイメージカラーの「ライムグリーン」。

シンプルでスポーティな「ブライトホワイト」。

さらに30mmシート高が下げられた「KLX230R S」は、最低地上高も290mmから270mmへと変更される。カラーは「ライムグリーン」のみとなる。

その他、より短くなり洗練されたデザインを演出するブレーキレバーとクラッチレバーの採用や、左グリップに装備されるインジケーターランプ付きのキルスイッチ、ブラックアルマイトリムなど各部装備の充実も見逃せない。

KLX230R/KLX230R S主要諸元(2026)

・全長×全幅×全高:2045×845×1200mm/2035×845×1185mm
・ホイールベース:1375mm/1355mm
・シート高:905mm/875mm
・最低地上高:290mm/270mm
・車両重量:119kg
・エンジン:空冷4ストロークSOHC2バルブ単気筒232cc
・変速機:6段リターン
・燃料タンク容量:7.6L
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=80/100-21、R=100/100-18
・価格:54万4500円(税込価格)

各部の進化と装備を充実させた、「KLX230R/230R S」の2026年モデルが54万4500円で発売! (6枚)

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