カワサキが2025年モデルで復活させたミドルオフローダー・KLX230。モタードスタイルのKLX230SMや、トレッキングスタイルを強めたバリエーション・KLX230 SHERPA(シェルパ)など兄弟機も充実し、オフロード入門機としても人気だ。

そんなKLX230シリーズだが、北米カワサキでは一足早く2026年モデルを発表。その中に新たなバリエーション「KLX230 DF」が追加されていた。

ベースはシェルパながら、ロングトラベルのフォークとキャリアでアドベンチャー風味

北米カワサキの新型2026年モデルとして登場した「KLX230 DF」。外観の通り、KLX230シェルパをベースとしているため、排気量233cc空冷単気筒エンジン、コンパクトなペリメーターフレームなどの基本設計は共通。シェルパ同様にアルミ製スキッドプレート、ハンドガードとテーパードアルミハンドルバー、2分割ヘッドライトカバー、スリムなシュラウド、スマートフォン接続対応のデジタルメーターなど、主要装備も同等となる。

北米で発表されたシェルパのバリエーション・KLX230 DF。専用色のクラウドグレーを採用。

パワーユニットなど基本設計はシェルパ同様だ。

スマホ連携機能などの電子装備も、シェルパに準ずるもの。

KLX230 DFの独特な点は、タフユースとツーリングに便利な装備が強化されているところだ。フレーム下部に取り付けられたエンジンガードを標準装備しており、オフロード走行時の安心感を高め、転倒時のエンジン損傷を防ぐ。さらにリアキャリアも備え、耐久性のあるブラック塗装のスチールチューブ構造で、中央部にはシルバーのアルミプレートで強度は十分だ。

さらに専用色の「ミディアムクラウドグレー」を採用、見慣れない外装色に加えて、エンジンをブラックアウトしてシェルパと差別化している。価格は5,799ドル(約84万6000円)で、現地ではシェルパよりもやや割高だ。現在のところ、本仕様が日本に導入される予定はないが、ツーリングオプションが充実した仕様は日本のファンにとっても期待したいバリエーション。続報を期待したい。

シェルパではオプションのエンジンガードを標準装備。

リアキャリアも備えることで、アドベンチャーツアラーとなったかたちだ。

シェルパ同様に、アルミ製スキッドプレートも備えている。

ハンドガードも装備しており、スタイルはほぼシェルパ同様だ。

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