
モーターサイクルショーで華々しく登場したCB1000Fコンセプトだが、ホンダの「次世代CB」を担う主力モデルはまだあるのだ!そのバイクこそがCB400Four。CB400SFの生産終了で、気軽に楽しめる400cc4気筒ロードスターを求めるライダーの期待に応える1台だ。
スタイルはエフよりスーパーフォア系か?
モーターサイクルショーで世界初公開され、衝撃デビューを飾ったCB1000Fコンセプト。直列4気筒を搭載するCB1000ホーネットをベースに、往年のCB-Fを思わせるフォルムを与え、正統派ネイキッドに仕上げたモデルだ。CB1300シリーズに代わり、ホンダを代表する伝統ブランド「CB」の次世代フラッグシップとして開発が進められているとのアナウンスがあった。
そこで気になるのは400ccクラスの次世代CB。生産終了したCB400SF/SBに代わるCB400cc4気筒モデルの存在が以前から噂されていたが、CB1000Fが披露されたことで、いよいよ登場が近づいてきた模様だ。
その姿をCGで大胆予想してみた。CB1000Fのような角基調でスマートなCB-F系よりも、従来のスーパーフォア系に近い雰囲気と予想したい。特にボリュームのあるタンクと長いテールカウルがSFと似ているはずだ。
エンジンに関してはCB400SFの直4をベースにハイパーVTECなしも検討されているようだが、未だ詳細は不明だ。
エンジン&車体を共通化 Eクラは当面採用ナシか
かつて1991年秋にCB1000SFがショーに展示され、弟分のCB400SFが翌年に突如、市販化された過去がある。今回、1000と400のどちらが先かは不明ながら、シリーズの上級機種とミドルモデルが展開されるのは自然の流れ。同様の歴史が21世紀にも繰り返されると予想したい。
しかも今回は400にフルカウル仕様がスタンバイされている模様だ。中国ではフルカウルのミドルクラスが人気で、ホンダは中国向けに直4フルカウルを投入すると見られる。車名は不明ながら、ホンダが「CBR400R FOUR」という商標を出願済み。ネイキッド版の車名は「CB400FOUR」になる可能性がある。
エンジン&車体はシリーズ共通だが、ネイキッド仕様は丸型ヘッドライトを備え、アッパー、サイドカウル、アンダーカウルを外した仕様となるだろう。なお、フルカウル仕様のヘッドライトはX-ADVやNT1100風のライン状LEDポジションを備え、近未来的イメージになると予想したい。
レブル250にも登場し、ノークラッチで運転できるEクラッチは、導入当初は設定されない見込み。Eクラッチは第二世代に進化中で、今後はケース内に収まるとのウワサ。CB1000ホーネットやCB1000Fにはやがて第二世代Eクラッチが搭載され、400にも採用されるだろう。
2025年は元祖CB400フォアの50周年にあたる。CB1000Fと新型CB400を投入してCBブランドの未来を示しつつ、400クラスを盛り上げるのに、これほど相応しい年はない!
最大のライバルはラムエア80PSの怪物!
国内400ccフルカウルで最も人気が高く、性能面でも突出しているのがカワサキのZX-4Rだ。2023年にデビューし、日本メーカーで400ccクラス唯一の直列4気筒を搭載。ラムエア過圧時は80PSという驚異的なパワーを発揮する。まさにスーパースポーツのZX-4Rに対して、ホンダの新型400フルカウルはよりフレンドリーな性格になる可能性も。ホンダはサーキット路線にCBR-RRの車名を採用しており、新型の車名が「CBR400R FOUR」だった場合、万能キャラクターになると予想されるのだ。
中国では400~500cc4気筒モデルが大流行!
中国でZX-4Rを筆頭に、400~500cc級の4気筒フルカウルが大人気だ。現地メーカーからも新作が相次いでおり、2024年にはCFMOTOが500 SR VOOMを発売。今年の東京MCショーではQJモータースが新型のSRK 400 RSを展示した。なおSRK 400 RSの展示車は400ccオーバーで、今後400ccにスケールダウンする。ホンダの新型CBも中国では500、日本では400が発売される見込みだが、中国では400も展開するとのウワサだ。

QJMOTOR SRK 400 RS:ZX-4Rと同等の77.6PSを発揮する399cc直4エンジンを搭載。ラムエアこそないものの、通常時は0.6PSのみZX-4Rを上回る。ZX-4Rより20kg以上軽い車重にも注目!
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「予想したい」って何回言うねん