
ウェビックコミュニティのMyバイクより、実際に乗っている・乗っていたオーナーの声を基に様々なバイクを紹介する「オーナーレビューまとめ」。
今回は、ホンダ「X-ADV」についてオーナーの生の声をお届けします!
目次
ぶっちゃけホンダ「X-ADV」ってこういうバイク!!
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2017年に登場した異色のオートマチックモデル・X-ADV。見た目こそスクーター風のスタイルですが、そのエンジンにはNC750XDCTベースのオートマチックエンジンが採用されています。このためシフトチェンジ操作の必要ないオートマチックモデルでありながら、ギヤ付きエンジンの高いスポーツ性を味わえるのが最大の特徴です。
外観はアドベンチャーモデルのCRF1100Lアフリカツインの雰囲気を色濃く受け継いでおり、ホイールにはキャストホイールではなくワイヤースポークホイール(チューブレスタイヤ仕様)を採用するこだわりよう。登場時には“ハンドルバーはアフリカツインと同形状”という情報とともに、プロライダーによる派手なオフロード走行シーンが紹介されたくらいでした。
では実際X-ADVでオフロード走行ができるか? と問われると“乗り手による”という回答が最もしっくりきます。230kg超えの車体はダートで扱いやすいとは言えず、足着き性を考慮し、サスペンションストロークが抑えられた日本仕様は135㎜と最低地上高は低め。フロントタイヤが小さめ17インチホイールであることもあり、少なくとも250ccクラスのオフロードモデルや、アフリカツインをはじめとするアドベンチャーモデルと同じようにオフロード走行が楽しめるとは思わない方がいいでしょう。
また2017年登場の初代はトラクションコントロールシステムを搭載していませんでしたが、2018年以降のモデル以降はトラクションコントロールシステムを搭載しています。ダート性能に関してはこのトラクションコントロールシステムを切らずに走ることができるフラットダートくらいに留めておくのがいいかもしれません。
中古車の選び方としては、年式による機能の違いが気になるところです。2017年登場の初期型(型式:RC95)以降は、2018年モデル(型式:RC95)で2段階+OFFのトラクションコントロールシステムを搭載しました。
その後、2021年にはフレーム刷新を含む初のフルモデルチェンジ(型式:RH10)を行い、電子制御スロットルを得たことで電子制御まわりのレベルが大幅進化。オフロード用のグラベルモードを含む4種類(+ユーザー)のライディングモードが追加されました。
最新モデルは2025年以降のモデル(型式:RH21)で、シリーズ初のクルーズコントロールシステムが搭載されたほか、DCTの制御もさらにアップグレードしています。
WebikeユーザーはX-ADVをどう感じている?
X-ADV
新車平均本体価格:145.17万円
中古車本体価格:171.84万円
口コミ件数:33件
※データは2025年5月21日現在
オーナー平均満足度は5点満点中で3.85(評価人数:377人)
特筆すべきは、燃費、走り、ルックス、積載性といった項目が4点以上の高得点となっており、オーナーの満足度の高さを表しています。“旧型X-ADVから新型X-ADVに乗り換えた”というレビューも見受けられました。
一方、低かったのはメンテナンス性で2.66。カウル付きであることと、オートマチック機構のDCTがメンテナンスしにくさに拍車をかけているようです。
X-ADVのざっくりまとめ
よいところ
・オートマチック変速機構DCTのおかげでとにかく楽チン
・アベンチャーテイストの斬新なデザイン
・フラットなダート林道くらいなら走れなくもない
・2025年モデル以降はクルーズコントロール付きに
悪いところ
・車重が重め(237kg)で取り回しがしづらい
・燃料タンク容量が少なめで航続距離が短い(13ℓ)
・メンテナンス性が悪く自分でいじる気になりにくい
・シート下スペースがスクーターのように大きくはない(22ℓ)
X-ADVオーナーの声
ここでは数ある口コミの中でも、年式が比較的新しく印象的だった声を紹介します。
購入動機・用途・比較車種 | 23年式RH10(走行6500Km)のリセールバリューが驚くほど高く、乗り換えてフルガラスコーティングして、ヘルメットの新替えも出来て、まだお小遣いまで頂けるようであったことや、装備ではやはり待望の「クルコン」がついたことです♪ 見たところRH10のパーツが流用できそうなので、乗り換えしかない! こんな判断ですね! |
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長所・満足な点 | 元々RH10に不満はなかったのですが、「クルコン」も「新型メーター」も「DCTの変更」もイイ感じで気に入ってます。 一番は、シートダンパーが2本になり、軽くしっかりシートのロックが出来るようになった所や、ラゲッジボックスのLED照明が使えるものになった所かな♪ RH10であったフロントインナーカウルの取り付け不良は改善されていて、RH21は走行してもしっかり固定されており、今回のは大丈夫みたいです♪ |
短所・不満な点 | シートはウレタン増量となっていますが… 硬くなったような…高速でクルコン使ってAV27Km/Lなので、750クラスの燃費としては悪いよね… ATだから仕方ないのかもですが… |
これから買う人へのアドバイス | ・RH10のフォグを流用していますが、装着にはコネクタ交換が必要ですよ‼ ※RH21用は4.4wですが、RH10用は6wなので自己責任で流用してください。 ・レッグディフレクターは流用できません(固定方式が変更されています) ・社外LEDウインカー装着には、ハイフラ対策が必要かもです! ・クルコンキャンル用SWがあるので、ブレーキレバーも流用ダメかも… ・それ以外は、ほぼほぼRH10パーツの流用ができますよ。 |
購入動機・用途・比較車種 | もう一度X-ADV乗りたくなって購入しました。
前モデルより更に進化して扱いやすくなってます。 高速、下道ツーリング、買い物等用途を選ばず使えて道具として最高です。 |
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長所・満足な点 | 前モデルから比べてDCTが更に優秀になっています。
見た目と異なり相変わらず峠のコーナーリングが面白いです。 前モデルより走行モードの自由度が増えました。 ブレーキがとっても優秀。 クルマか?と思えるような地味な装備が嬉しいです。 大型スークーターに比べれば少ない積載ですがシート下にそこそこ荷物が入ります。 ライダーステップ等を取り付けた状態が大前提となりますが思いの外ダート走行ができます。 とにかく距離ガバですので何処へでも行きたくなるし、300Kmくらいの日帰りツーリングなら帰ってからもまたすぐ出掛けたくなるほど疲れません。 |
短所・不満な点 | 短所、不満な点は前モデルとほぼ変わりませんが…
長所で書いたDCTの進化が少し気に入らないです。 前モデルより馬力が上がっているにも関わらずパワーが足りません。 多くの方が書かれていますがここまで電子制御モリモリならクルーズコントロール、オートスクリーンを装備して欲しかったです。 |
これから買う人へのアドバイス | とにかく乗って楽しいバイクです。
チョイガレ程度の林道ならばかなり楽しく走れます。 スークーターライクな乗車姿勢、独特な見た目でキワモノ感満載なバイクですが日本じゃなければ作れない、生まれなかったバイクだと思います。 ギミック満載なアイテムが大好きな方にはドンピシャです。 |
X-ADVのライバルをチェックする
オートマチック変速機構DCTを搭載したエンジンをスクータースタイルの車体に搭載し、スタイリングはアドベンチャールック……とかなり個性的なX-ADV。その尖りすぎた個性もあってライバルらしいライバルは不在です。
ただ、同じDCT機構を搭載したモデルとしては、ベースエンジンが同じで価格もリーズナブルなNC750XDCT。また旅性能が高いDCT搭載機としてはNT1100が候補に上がってきます。
他メーカーで“オートマチック変速機構”で“旅性能が高い”となると、ヤマハのオートマチック変速機構Y-AMTを搭載したTRACER9 GT+Y-ATも比較候補に挙がってきます。
それでは、ライバルの口コミが気になる方は、コチラもチェックしてみましょう!
※オーナー平均満足度や口コミ数は2025年5月21日現在です。
HONDA NC750XDCT
オーナー平均満足度:4.10(評価人数:161人)
新車平均本体価格:106.92万円
中古車平均本体価格:76.49万円
口コミ件数:23件
HONDA NT1100
オーナー平均満足度:4.12(評価人数:55人)
新車平均本体価格:177.94万円
口コミ件数:6件
YAMAHA TRACER9 GT+Y-AMT
オーナー平均満足度:4.17(評価人数:329人)
新車平均本体価格:161.37万円
中古車平均本体価格:133.03万円
口コミ件数:27件
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ダート行かないからスポークホイールいらないとかブロックタイヤいらないとか、じゃあ何のためにこのバイク買ったんだろう?
たぶん流行でジムニー買って後悔するタイプか?
日本にもフォルツァ750が入っていればそっちを買ってたでしょうね。と思ったら実際そう書いてあった。