
初の4気筒でリッター超えは3気筒スポーツとは一線を画したフラッグシップ構想!
1976年に3気筒DOHCで、他メーカーと異なるオリジナリティを優先してビッグバイク戦線へ再挑戦したヤマハ。
それは初の4ストロークだったXS-1からGX500にGX750と2気筒にこだわり、ライバルがこぞって4気筒スーパースポーツへ傾倒していったのと好対照だった。
この4気筒ではなくツインでもないヤマハのオリジナリティは、さすがに全世界で主流が4気筒という前提が定着すると、ヤマハも4気筒ビッグスポーツに手をつけざるを得なくなってきた。
そして遂にデビューしたのがXS1100(アメリカではXSイレブンと呼ばれていた)。
DOHC4気筒は71.5mm×68.6mmの1101.7ccと排気量の大きなリッターオーバー。95PS/8,000rpmと9.2kgm/6,500rpmの、いかにもビッグバイクらしい逞しさを感じさせるエンジンに仕上げてきた。
しかも5軸レイアウトと1次減速をチェーン駆動としてクラッチ軸と駆動軸まで4軸、さらにシャフト駆動へ90°方向転換するミドル軸と、前後に長いエンジンに設計、そしてこれを完全ラバーマウントする徹底した振動対策を施していた。
情報提供元 [ RIDE HI ]
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