
意外なる長寿エンジン「ザッパー系」が積み重ねた31年の歴史
2006年12月、ゼファー750ファイナルエディションの発売がアナウンスされ、1990年初頭から続いたゼファー750の16年におよぶ歴史が幕を閉じたが、またそれはもうひとつの終止符でもあった。搭載される738ccの空冷4発のエンジンがその前身の652ccユニットの流れを汲む系統であり、長らくミドル4気筒として親しまれた通称「ザッパー系エンジン」のファイナルでもあったからだ。
私事ながら、この系統の銀/紺のGPz750に約7年乗り、その数年後またも人気があまり高いとは言えなかったZR-7を愛車としたため、筆者のカワサキザッパー系との縁はかなり深い。そして、現行車としてのザッパー系モデルを試乗できるのはこれが最後になるかもしれないという感慨を胸に、ザッパー系始祖モデルのZ650と、系譜の最後を飾るゼファー750を同時試乗した。
情報提供元 [ モーサイ powered by Motorcyclist ]
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