スクランブラー愛好家が憧れるバイクのひとつ、ホンダCL450。今回はその中でも人気のバットマンカラーが美しいカスタム車両をご紹介します!

1972年式 HONDA CL450

ホンダCL450とは?

ホンダは1960年代後半から70年代にかけて、原付からビックバイクまで多様な排気量のスクランブラーをラインアップしました。それらスクランブラーに付けられた名称が「CL」。
CL450は1968年(国内販売は1970年)、CB450をベースに作られた当時最大排気量のCLシリーズだ。

ニュースリリースを拝見すると、
・剛性の高いダブルクレードル型フレーム
・運転姿勢が楽で不整地走行に適したアップハンドル
・プロテクターで保護されたクランクケース
・プロテクター付のアップマフラー
等、「豪快なスクランブル走行が楽しめる車両」として開発・販売されていた。

私のようなスクランブラー好きにとっては憧れの存在である。

スクランブラー好き憧れのバイク、CL450!

当時のカタログ!この角度もカッコ良い!

英車に憧れる放送作家が選んだ国産スクランブラー

今回ご紹介するCL450のオーナーは横浜にお住まいの放送作家、おのぐちさん。
CL450以外には、モトクロスレース車両のカワサキKS125(BOBCAT)、ヤマハDT1F、ベスパP200Eを所有される等、土の匂いを感じる車両を愛するバイク馬鹿である。

本記事では、CL450購入のきっかけ、カスタムのポイント、良きバイク屋さんとの出会いのコツ?をご紹介しております!是非、最後までお読みください!

Instagram「おのぐちさん」
https://www.instagram.com/onoguchi64

ビンテージモトクロス車両のKAWASAKI KS125(1974年式)とダートで躍動するおのぐちさん

憧れのYAMAHA DT1F(1972年式)は彼の通勤バイク!

日常の足として使用するのは1980年式のPIAGGIO VESPA P200E

購入のきっかけは?

『以前、BSA victor 441を乗っていたんですが、マシントラブルばかりで、まともに乗ることが出来ず英車を断念。英車の憧れを残しつつも、トラブルは懲り懲りで日本車にシフトチェンジすることにしました。
色々探していた時に鳥取県でCL450を売っているバイク屋さん(田口自動車)を見つけ、カッコ良いけどなんかボテっとしてるな〜と思い一旦保留に。自分好みの大型バイクを探しつつも理想の形のバイクが見つからない日々を過ごしていました。』
 
トラブルを楽しめれば良いんですが…私もどちらかと言うと懲り懲り派。
特に旧車は日本車が安心ですよね!まぁ、日本車でも壊れる時は壊れますが笑

『まさにそう!バイク探しをしている最中、通勤で使っているヤマハDT1Fが深夜帰宅途中に調子が悪くなり急にエンジンストップ。。。途方に暮れスマホで症状を色々検索している中、インスタを開くと・・・CL450の問い合わせを一度だけしたことのある田口自動車のオーナー、田口さんのインスタだけ"現在ログイン中"の印が点滅していたんです!』

え!?深夜に…まさか??笑

『「こんな時間に迷惑だよなぁ~」と思いつつも、「相談に乗ってくれないなぁ~」と、ダメもとで…そしてアホな感じで電話をしたら笑、遅い時間にも関わらず親切に1時間ぐらいレクチャーをしてくれ、見事エンジン復活。このご縁は何かあるなと思い、CL450の購入を決めました!
なので、バイクそのものというより僕はご縁を感じて購入しました。』

運命的なご縁でしたね!バイクって買って終わりじゃなくて、その後もメンテナンス含めて、色んなシチュエーションでお世話になることが多いので、ご縁はとっても重要な要素ですよね!

ご縁を感じ購入に至ったCL450とおのぐちさん

アップマフラーが美しいサイドビュー!

B面のサイドビューもスッキリしていてカッコ良い!

レトロ味と土感を感じるフロントビュー

ブロックタイヤがレーシーさを演出!

カスタムのポイントは?

『販売している時は、全てオリジナルルックのCL450でしたが、とにかくビンテージレースバイク、スクランブラーが好きな僕はハンドル周りについているゴツいウインカースイッチ、セルが嫌だったので、全部取り除きシンプルなものに交換。ハンドルもちょっとワイドなものに変えてもらいました。足すのではなく、全部引き算した感じですね。
結果、オリジナル感を保ちつつ、ちょっと英車の香りもするスクランブラーができました!』
 
なるほど!引き算のカスタムですね!
あと、このCL、別車両のエンジンを積んでいるんですよね?

『実はこのCL450にはCB500Tのエンジンが乗っています。外装はCL450のオリジナルを使って、フレームのベースはCB500Tを使い、足りないところにCL450のフレームを加工して溶接しています。見た目は、オリジナルCL450と全く変わらないです。』

その意図は何なのでしょうか?

『その理由は単純で、大きいエンジンへの憧れだそうです。でかい排気量が正義ではないですが、みんな心の中ではでかいエンジンに憧れを抱いていると思います。ただ、それだけの気持ちで作ったみたいです!購入当時、僕はそんなのどうでもいいし、見た目が良ければ良いかな程度に思っていましたが、今となってはでかいエンジンで正解でしたね。』

目を奪うバットマンカラーのタンク!

スッキリとしたメーター周りとワイドなハンドル

エンジンはCB500Tに載せ替え!

主なカスタム内容

・リバタリア製オリジナルハンドル
・スピードバギー製オリジナルスタビライザー
・ハルシオン製ミラー
・シート:オリジナルのロールタックから貼り直し
・スイッチ類や灯火類は小型化

ハンドルはリバタリア製をチョイス

スピードバギー製のスタビライザーを装着

シートはオリジナルのタックロールから貼り直し

苦労していることは?

『維持に関しては、特に苦労はないです。特にこのバイクを購入した田口自動車のアフターケアが素晴らしいんですよね。お店は鳥取なので離れた場所ですが、親身に相談に乗ってくれるので何も心配ないです。
ちなみに田口自動車は、CB450 /CL450を専門にしているバイク屋さんです。ご興味ある方は、是非問い合わせしてみてください!』

Instagram「田口自動車(田口さん)」
https://www.instagram.com/tagu69

CB450 /CL450を専門にしている鳥取県のバイク屋さん「田口自動車」

弁当箱マフラーが奏でる独特のサウンドを聞きたい…

今回ご紹介したCL450オーナーのおのぐちさん。実は私のビンテージモトクロス仲間!
お仕事が放送作家ということもあり?お笑い芸人かと思うような面白さ、必ず外し要素を取り入れたオシャレなファッション、そしてハマったらとにかくストイックな性格(誰よりもモトクロスの練習をしている)。どれも私には無い要素でリスペクトしかありません!

そう言えば最近は…CL450と走る機会が少ないような?弁当箱マフラーから聞こえる独特のバチバチサウンドを早く聞きたい…
ワタクシ、もうすぐ1台増車予定なので、CL450で試走にお付き合いください!

Instagram「みんなの単気筒」
https://www.instagram.com/minnano_tankito

弁当箱マフラーが奏でる独特のサウンドがたまらんのです!

画像ギャラリー (38枚)

この記事にいいねする


コメントを残す