2025年4月27日(日)、快晴に恵まれた東京サマーランドで第17回モンキーミーティングin多摩がにぎやかに開催されました。

遠くは鹿児島市から駆け付けたオーナーや、16歳から77歳まで幅広い年齢層のオーナーが、バイクという趣味を通して交流を深めました。

モンキーミーティングは、もちろんモンキーが主役ですが、参加者からの要望もあり、ホンダの横型エンジンを搭載した原付モデルも参加できるようになりました。
同型エンジンですから、流用できそうなパーツの情報交換も盛んにおこなわれていました。

参加台数は、これまでで最も多い553台を数えました。

東京サマーランド第2駐車場の会場を埋め尽くしたモンキーたち

駐車場を埋め尽くした参加者のモンキーたち。

横型エンジン原付なら参加が可能となり、モンキー以外の車両も集まりました。

受付シーン。

事前エントリーが基本ですが、当日参加にも臨機応変に応じていました。

受付順に、ハンドルに取付けるナンバープレートが渡されます。

ナンバープレートは主催者のアイデアによるもので人気投票にも活用。カフェカブイベントでも同じものが使われています。

【会場で気になったモデルたち】

参加台数が多いため、ほんの一部しか紹介できないことをご容赦ください。

モンキー125の一団。ツーリングを快適にこなしながら、カスタムも楽しんでいる様子がうかがえます。

モンキーバハとモンキーRのグループ。

こんなに多くのバハとRを一堂に見られるのは、モンキーミーティングならでは。

モンキー125のサイドカー。

ゴリラのサイドカー。ゴリラも乗車。

モンキーアフリカン。ホンダアクセスから発売された外装キットは迫力満点です。

CBX400Fを彷彿とさせる見事な造形。

“ボルモン”と名付けられたスーパーボルドールとモンキーの合体作。

モンキーで1960年代のRCレーサーを再現。

耐久レーサーRCBが決まっています。

モンキーのルーツZ100は超希少車です。

    

モンキーZ50Mも健在です。

1981年に、少数が販売された”モトピット”。輸出車のZ50Rをベースに、モトクロス場でのピットバイクを想定したモデルで、現存する台数はとても少ないと思われる希少車です。

特別企画 ホンダ学園の取組とバイクフォーラム

本田宗一郎によって設立された学校法人「ホンダ学園」は自動車大学校として、ホンダテクニカルカレッジ関東校と関西校があります。今回は、関東校の教師と生徒さんたちによって、学校のユニークな取り組みが紹介されました。

エコラン部が製作し燃費競技に出場したマシンを来場者に解説。搭載エンジンは、リトルカブのエンジンをベースに、カーボンニュートラル(CN)燃料に対応したもの。

原付クラブは2台を展示。ドリーム50はフレームナンバー1番の量産前の希少車。ロードパルは、これからレストア作業に入る車両とのことでした。

バイクフォーラムでは、燃費競技で実際にCN燃料を扱っているメンバーが、燃料の特徴や今後の燃費競技への取組などについて語ってくれました。

左から、小口さん(ドライバー役)、高瀬さん(製作まとめ役)。

スーパーカブ110を愛車にしている女優の小野木里奈さんが司会進行役でした。

エコラン車のエンジンを始動して、来場者にCN燃料特有の匂いを嗅いでもらいました。

将来の燃料のあり方にについて興味を高める活動になったようです。

持続可能なカーボンフリーの社会を実現するためには、四輪車ではバッテリーによるEVが主流になろうとしていますが、二輪車においては、CN燃料によって現在の内燃機関を活用しながら環境保全への責任を果たしていく取り組みが、ますます重要になっていくと感じさせられるトークステージでした。

恒例の特別賞と人気投票

協賛各社の賞の他に、特別賞を受賞した方々のモデルを紹介します。

最遠参加賞は、鹿児島市から参加された方。

レディース賞のスーパーカブ110。

最年長賞(77歳)はZ100のオーナー。

最年少賞(16歳)はダックスのオーナー。

ホンダテクニカルカレッジ賞のモンキー。

小野木さんが選んだMC賞のメッキゴリラ。

人気投票3位の表彰シーン。

人気投票2位の表彰シーン。

人気投票1位はZ100のオーナーが、最年長賞とダブル受賞でした。

会場アラカルト

ホンダモーターサイクルジャパンの協力で行われた、原付2種モデルの試乗会。

モンキー125やCT125ハンターカブなど最新の人気モデルを体験できる人気コーナー。

クラリネット奏者の添石紗静(そえいし さちか)さんによるウエルカムコンサート。心地よい音が会場にこだまして、特別な一日がスタートしました。

本部テントでは、コーヒーなどのフリードリンクサービス。

参加者に記念Tシャツを進呈するなど、終始賑わいを見せていました。

じゃんけん大会では、協賛各社の賞品を贈呈。

そして安全運転と来年の再会を呼び掛けて、第17回モンキーミーティングin多摩が終了しました。

主宰者に聞くモンキーミーティングの歴史

モンキー発祥地の多摩テックで2005年に第1回大会が始まりました。
2009年の多摩テック閉園に伴い、2010年からは多摩テックと縁がある多摩地域のレジャー施設「東京サマーランド」に会場を移して継続されました。

単に集まる場所ではなく、二輪の歴史や文化、そして安全運転の大切さや健全なカスタマイズの楽しみなどを、参加者全員で共有することを目的にしています。
モンキーミーティング事務局代表の中島好雄さんは、これからも継続できるように、安全運転と、良識のあるカスタマイズを心がけていただきたいと述べていました。

2017年に50ccのモンキーが生産終了になった後もミーティングを継続してきたことが、現在の人気の高まりにつながったのだと思います。

第2回モンキーミーティングのトークステージには、多摩テックと縁が深いレーシングライダー&ドライバーの高橋国光氏と長谷見昌弘氏がゲスト出演されました。

多摩テックでは、自分で機械を操る楽しさを知っていただくために、モンキーなどの遊戯物が多くありました。そのコンセプトは、今も鈴鹿サーキットやモビリティリゾートもてぎに継承されています。

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