5/3 (土)、4(日)にHSR九州にて開催された「鉄馬 with βTITANIUM」。旧車やネオレトロマシンが全力で競い合う、普通のロードレースとは一味違うレースだ。その会場にモリワキエンジニアリングが出展、モーターサイクルショー以来、2度目となる「CB1000F CONCEPT MORIWAKI ENGINNERING」を展示していた!

モリワキカラーのCB1000Fにはプロトタイプパーツをフル装備!

3月の大阪MCショーにて世界初公開された「CB1000Fコンセプト」は、同時にオフィシャルコラボレーションモデルとして、BEAMSのストリートカスタム、そしてモリワキによるレース仕様カスタムマシンが発表されていた。この時点では実車があるのみで、各パーツの詳細な情報は不明だったが、「CB1000F CONCEPT MORIWAKI ENGINNERING」は今回再び「鉄馬」に姿を現し、ついにそのディテールをレースファンに披露することとなった。

サイクルショー以来の登場となった「CB1000Fコンセプト モリワキエンジニアリング」多くのファンが足を止めて注目していた。

パワーユニットはSTDを継承しつつ、レースユースに耐える数々のカスタムパーツで仕上げられた特別仕様だ。

CB750Fをモデルとした、クラシックな外観が特徴的なCB1000Fだが、モリワキ仕様ではその面影を思い切り変更し、ブルー×イエローのモリワキカラーにリペイント。エンジンやフレームといった基本パーツはスタンダードのままながら、印象は全く違うレーシーなものとなっている。そして展示されてたパネルによれば、ディテールパーツのほとんどは「プロトタイプ」とされる開発中のものがほとんど。まずモリワキと言えばエキゾーストシステムだが、こちらはチタン製のフルエキゾーストレーシングブレード4-2-1を装着。足まわりではスイングアームも変更済、またサスペンションにもリンクプレートキットを備え、前後ともにナイトロン製に変更されているほか、ホイールはOZレーシングホイールを装着し、KOOD製クロモリアクスルシャフトも採用している。

全体のカラーはブルー×イエローにリペイントされ、クラシックな印象を一変させている。

マフラーはチタン製フルエキゾースト「BLADE」の専用仕様を搭載。

スイングアームもオリジナルパーツに変更済、ローラーフックも装着されている。

前後サスはナイトロン製。OZ製ホイールなどでバネ下の軽量化を追求。

リアショックもナイトロン製の「RACE PRO」を装着、リンクプレートも変更されている。

操作系ではブラックのアルミ製バックステップキット、レーシングステムキット、ハンドルキットを備えており、クラッチはZETA製クラッチレバー、リモートアジャスターを装着、グリップとスロットルはドミノ製だ。さらにブレーキレバーガードにはFULLSIX製カーボンガードが装着されており、雰囲気満点のコクピット回りとなっている。

外装はモリワキ製の開発中パーツとして、メーターバイザーキットやスキッドパッド、アンダーカウルキット、そしてカーボン製サイドプレートが装着されているほか、シートレザーも張り替え済み。さらにラジエーターコアにはKOYORAD製ガードを装着し、主張を強めた。また販売中のパーツではスタンドフックローラー、前後マスターシリンダーキャップ、そしてオイルフィルターキャップを装備し、利便性とディテールの質感アップも狙われている。

ハンドル、ステムは専用パーツに変更されており、レーシーなコクピットに。

メーターバイザーも専用パーツとなる。

アンダーカウルにも注目だ。こちらもサーキットユースには必須。

ハンドルはドミノ製グリップやFULLISH製ガードなどの定番パーツでまとめる。

フェンダーに装着されたミニウィングは詳細が未発表だった。こちらについての続報にも注目だ。

今回明らかになったディテールパーツの他にも、フロントフェンダーに装着されているミニウィングなど、まだまだ謎もあるCB1000Fモリワキ仕様。ただし開発中パーツは車体の市販化とともに、市販化されるとみて期待していきたいところで、その際にはすべての仕様も明らかになるだろう。

現在明らかになっているパーツ類。ほとんどが開発中だが、CB1000F発売の暁にはフル装備も可能となるだろうか? 今後に期待大。

「FORESIGHT」と「ZERO GP」も登場! ファンの注目を浴びる

このほかモリワキブースでは、限定Tシャツやサイレンサー型クッションなどのファングッズが登場したほか、こちらもMCショーでお披露目されたばかりの新型エキゾースト、「FORESIGHT(フォーサイト)」と「ZERO GP」も展示された。フォーサイトはXSR900 GP用で、80年代に人気を誇ったフィン付きの独特の形状を再現。ZERO GPはCBR600RR用に復刻されたもので、独特のセンターアップ&サイドからの2本出しで今なお多くのファンを持つ。こちらは予約も開始されており、適合車種オーナーにとっては目が離せない一品だ。

サイクルショーに登場したフォーサイトも展示。XSR900 GP適合だ。

CBR600RR用ZERO GPは受注を開始済。こちらも復刻を待ち望んでいたファンも多い注目の新モデルだ。

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