
BMW最大のフラットツインエンジンを搭載する「R 18」シリーズ。4タイプのラインナップを揃え、Euro 5+に対応したビッグ・ボクサーを搭載した2025年モデルが発表された。
目次
Euro 5+に対応したビッグ・ボクサー
2025年型のR 18シリーズはデザイン、快適性、技術の面でのアップデートが施された。R 18シリーズが搭載するビッグ・ボクサーは、エンジン制御の改訂によりEuro 5+の排ガス規制に適合。1801ccの大排気量を誇るボクサーツインエンジンは最高出力67kW(91hp)で、最大トルクは従来型よりも5 N・m増加し、163 Nm/3000rpmに達する。また、2000〜4000 rpmの範囲では、常に150 N・m以上のトルクを発生し、絶対的なライディングの楽しさを提供する。
「BMW R 18」はリアホイールを18インチ化
スタンダードモデルとなる「BMW R 18」は、現代的でダイナミックなスタイルのカスタム・クルーザーであり、新たに作られたフロントおよびリア・ホイール・カバーのデザインと18インチのリア・ホイール(以前は16インチ)を備える。この新しいホイール・デザインにより、R 18はよりダイナミックな外観を持ち、真のクルーザーのキャラクターをさらに強調している。以前はクラシックな丸いアーチ・スタイルであったフロント・フェンダーは、彫刻的な表面の隆起により、より現代的でダイナミックな外観へと改められた。価格は263万8000〜290万6000円。
「BMW R 18 Classic」はフロントに19インチのスポークホイールを装備
「BMW R 18 Classic」は、ノスタルジックなツーリング・バイクとしてのキャラクターをさらに磨くために洗練されたデザイン・スタイルの恩恵を受けている。最も目を引くのは、「R 18 B」から採用されたフロント・マッド・ガードで、新しく採用された19インチのスポーク・フロント・ホイール(以前は16インチ)と組み合わされている。フロント・フェンダーは、スタイリッシュさを求めて大幅に低くされたマッド・ガード・エクステンションを組み込み、この新しいフェンダーはR 18 Classicのフォーク・スリーブと調和している。これによってノスタルジックなツーリング・セグメントであることを自信を持って強調し、新しくデザインされたサイド・カバーや円形断面のリア・サイレンサーと共に、R 18 Classicはさらにクラシックで本格的な外観を生み出している。価格は276万6000〜313万円。
「BMW R 18 B」はニューカラーを追加
リアには固定式パニアケースを、フロントには大型フェアリングを備えたバガースタイルの「BMW R 18 B」。標準装備する3つのライディングモードは、オートマチック・スタビリティ・コントロール(ASC)とダイナミック・エンジンブレーキ・コントロール(MSR)との連携によって、BMWらしい駆けぬける歓びと安全性を両立。さらに、リバーサーとヒル・スタート・コントロールの採用で坂道発進も簡単になり、日常的な使い勝手はさらに向上している。2025年モデルでは、製品特性、表面、塗装に関して新たなテイストを取り込み、また新色の「ドラゴン・ファイヤー・レッド・メタリック」を設定している。価格は351万2000〜377万8000円。
「R 18 Roctane 」は製品特性や塗装に関して新たなテイストを取り込む
ラウンド型のLEDヘッドライトと21インチのアルミキャストホイールを装備し、リアに固定式パニアケースを備える「BMW R 18 Roctane(ロクテイン)」。車体の各部にダーク・クロームフィニッシュをあしらい、ミニ・エイプハンガーやドラッグスター・シートなどでスタイリッシュに仕立てられる。2025年モデルでは「BMW R 18 B」と同様に、製品特性、表面、塗装に関して新たなテイストを取り込み、また新色の「ドラゴン・ファイヤー・レッド・メタリック」を設定している。価格は283万7000〜293万5000円。
BMW R 18主要諸元(2025)
・全長×全幅×全高:2440×949×1126mm
・ホイールベース:1720mm
・シート高:720mm
・車両重量:345kg
・エンジン:空冷4ストローク水平対向2気筒1801cc
・最高出力:67kW(91PS)/4750rpm
・最大トルク:163N・m(16.6kgm)/3000rpm
・変速機:6段リターン
・燃料タンク容量:約16L
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70-19、R=180/55-18
・価格:263万8000〜290万6000円
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