
ヤマハのネオクラシックラインXSRシリーズの末弟である「XSR125」は、国内外で高い人気を誇るスポーツバイクだ。その「XSR125」をベースに、往年の「XT400」をイメージしたカラーリングを纏った「XSR125 LEGACY」の2025年モデルがヨーロッパ市場にラインナップされた。
ヤマハのレジェンドバイクを再現
「XSR125 LEGACY」のタンクとサイドパネルのグラフィックは、ヤマハの大型スポーツヘリテージバイクのデザインからインスピレーションを受けたという。シルバーをベースに赤でロゴの入るこのデザインは、1981年に発売された「XT400」をイメージさせるものだ。
1981年に発売された「XT400」は、空冷4ストロークの単気筒エンジンを搭載したトレールバイク。日本では250ccが先行して登場したが、400ccは欧州向けにラインナップされ、翌82年にはモデルチェンジして日本でもラインナップされた。モノクロスサスペンションやタコメーターなどスポーティな装備で人気を博したモデルで、シルバーのタンクに赤で「XT」のロゴが入ったデザインが非常に印象的であった。
1970年代にヤマハが勝利を収めたレースバイクからインスピレーションを得たというゴールドリムのスポークホイールや、美しく仕上げられたアルミニウム製コンポーネントが、時代を超越したスタイルのボディワークを引き立てる。そして、モダンでレトロな外観の裏には、ヤマハの最新の高性能エンジンとフレームテクノロジーが詰まっている。
11kWの最高出力を発揮する水冷単気筒エンジンをデルタボックスフレームに搭載し、フロントには37mm径の倒立フロントフォークが採用されている。また、灯火類にはLEDが採用され、モダンかつスタイリッシュなデザインを生み出している。
この「XSR125 LEGACY」は日本での発売予定は無いようだが、日本でも人気の出そうなカラーリングだけにラインナップを期待したい。
XSR125 LEGACY主要諸元(2025・EU仕様)
・全長×全幅×全高:2005×805×1090mm
・ホイールベース:1330mm
・シート高:815mm
・車両重量:139.5kg
・エンジン:水冷4ストロークSOHC単気筒124cc
・最高出力:11kW(15PS)/10000rpm
・最大トルク:11N・m(1.12kgm)/8000rpm
・変速機:6段リターン
・燃料タンク容量:10L
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=110/70-17、R=140/70-17
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XT400って…ただスポークホイール履かせて似せたカラーリングにしただけやんけ。