
ホンダスペインが開催しているカスタム投票コンテスト「Honda Garage Dreams」。今回のテーマはネオレトロマシン・GB350だ。欧州カスタムシーンで活躍するショップが腕によりをかけた、個性とインパクトにあふれるマシンたちを紹介したい。今回はスペイン・マラガの「SERVIHONDA MÁLAGA(セルビホンダ・マラガ)」が作成した「MBX350」を見てみよう。
80年代のスポーツ原付が350ccになって復活!?
1982年から数年間ラインナップされていた「MBX」シリーズは、50ccの2サイクルエンジンを搭載するスポーツネイキッド。エンジンは水冷、コムスターホイールやディスクブレーキなど、当時の大型スポーツモデルと同様の装備をそなえるフルサイズ原付だった。85年には「MBX50F」として、ビキニカウル&アンダーカウルを装着したハイグレードモデルも登場している。
今回、セルビホンダ・マラガが作成した「MBX350」は、そんな80年代の名機をほぼそのままGB350で再現してしまった、という驚くべきもの。MBX50Fの特徴的なシルエットで、一見すると新型MBXか!? と思ってしまうが、直立する349ccの空冷シングルエンジンで、ようやくGBだとわかるほど完成度は高い。セルビホンダ・マラガによれば、「若かった80年代の象徴的モデルからインスピレーションをうけた」ことで、レトロなGBとのコラボレーションを実現することとなった。
見事な仕上がりの理由は、ほとんどMBX50Fの外装をそのままGBにフィッティングさせていることからきている。このため四角いヘッドライトやウィンカー、直線基調のタンクなど、MBXの特徴はほとんど抑え(ラジエーターカバーまでついている)、オリジナルのトリコロールも維持。足回り&エンジンはGBのままだが、意外に破綻がないのはホイールサイズがどちらも18インチだからかもしれない。キャブレター用の燃料タンクをインジェクションシステムに適合させることが、もっとも困難なポイントだったという。日本でかつてMBXに乗っていたライダーにとっても、懐かしさを感じられる一品だ。
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あの頃のバイクの格好良さは普遍なんですね!
今更ながら気付かされました。
>一見すると新型MBXか!?
シリョクケンサシタホウガイイデスヨ…。(-。-)y-゜゜゜
つまらぬ書き込み…