
ホンダは2月末に発売を開始した「CB1300 SF/SBファイナルエディション」について、注文受付を2025年6月30日(月)で終了することを発表した。多くの受注により「ご注文される全てのお客様に対し、商品を確実にお届けするため」としている。
CB1300 SF SPファイナルが1番人気! 3400台の販売予定を上回る勢いか?
1992年に始動した「PROJECT BIG-1」コンセプトの中で生まれた、ホンダのフラッグシップネイキッド「CB1300 スーパーフォア」は、1998年の初登場時から改良を重ねつつ、27年もの間ラインナップを続けるロングランモデルだ。バリエーションとして生まれた「CB1300 スーパーボルドール」、足回りにオーリンズ製サスペンション&ブレンボ製ブレーキシステムを採用した「SP」仕様も好評を集め、現在も多くのライダーに愛されている。ところが今年2月、ついに最新排出ガス規制に適合しない「ファイナルエディション」が各バリエーションで発売され、ファンに衝撃を与えた。
ファイナルエディションはいずれも2024年までのSC54型に特別カラーを施したもので、SF、SBともに「SP」には初代CB1000をオマージュしたホワイト×レッドの「パールサンビームホワイト」、STDにはブラック&グレーの「グラファイトブラック」が設定され、初代風のHONDAロゴや特別ステッカーを装備。さらにゴールドのドライブチェーン、シルバーのトップブリッジなど専用仕上げのパーツも備えており、BIG-1シリーズの締めくくりにふさわしい存在感を発揮する。
発表当初から多くの注目を集めたこのファイナルエディションだが、年間3400台の生産が予定されていたものの、発売まもなく受注が殺到。特にスーパーフォアに人気が集まっていたといい、当初の想定を上回る受注ペースとなった。このような状況を受け、ホンダは改めて今月18日、「受注期間に関するご案内」として、販売店様からの注文受付を2025年6月30日(月)で終了すると発表した。その理由は「ご注文される全てのお客様に対し、商品を確実にお届けするため」とのことで、注文者に車両がデリバリーできない状況をあらかじめ抑制するねらいだ。
今後CB1300を手に入れられるチャンスはこれが限りとなる。もし購入を迷っているファンがいるならば、このタイミングを逃すべきではないだろう。
CB1300 SUPER FOUR Final Edition(2025)主要諸元
※【】内はSP
・全長×全幅×全高:2200×795/825×1125/1205【SF=1135/SB=1215】mm
・ホイールベース:1520mm
・シート高:780【790】mm
・車重:266/272kg
・エンジン:水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 1284cc
・最高出力:113PS/7750rpm
・最大トルク:11.4kg-m/6250rpm
・燃料タンク容量:21L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17、R=180/55ZR17
・価格:172万7000円/210万1000円【SF=183万7000円/SB=221万1000円】
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