ヤマハは、三輪スクーター「トリシティ300」の2025年モデルを欧州市場向けに発表した。環境性能の向上と新色の追加が主な変更点で、外観や装備のアップデートも図られている。EURO5+に適合する新型エンジンを搭載し、ボディカラーには「ミルキーホワイト」が新たに設定された。

EURO5+適合とカラバリ一新 新色は日本にもやってくる?

特徴的なフロント2輪「LMW(リーニングマルチホイール)」を備えるトリシティシリーズだが、その中でも高速道路での走行も可能な、排気量282ccのモデルがトリシティ300だ。今回登場した海外向け新型は、エンジンが最新の排出ガス規制「EURO5+」に対応。従来と同じく水冷単気筒ブルーコアエンジンを採用するが、トルクの出力特性や燃焼効率が見直され、街乗りから高速巡航まで幅広い走行シーンでの快適性が高められている。諸元では従来モデルから出力、トルク等にはほぼ変更ないが、車重は237kgから239kgへ2kg程度増加した。

フロント2輪のトリシティシリーズのうち、最大排気量の300がアップデートされた。

仕様はほぼ従来通りだが、新たにEURO5+に適合し、ラインナップ続投となる。

欧州では新色のホワイトが登場。国内導入にも期待していきたい。

ボディカラーには、既存の「パワーグレー」「ゼングリーン」に加えて、新色「ミルキーホワイト」が追加された。現在、日本仕様では「グレーイッシュブルー」「マットベージュ」「マットグレー」の3色展開となっており、欧州モデルとはカラーリングが大きく異なる。欧州仕様ではマフラー形状にも変更が加えられ、軽量化とデザイン面での調整が行われている。

機能面では、スタンディングアシストや大容量収納スペースなどの特徴は継承され、都市部の移動に特化したモデルとしての実用性は変わらない。欧州市場では、普通自動車免許(Bライセンス)で運転可能な点も大きな魅力だ。価格はイギリスでは8,679ポンド(約185万円)に設定された。

なお、2025年モデルの日本国内への導入は未定。価格やや導入時期に関する続報を待ちたい。

TRICITY 300(2025:海外)ミルキーホワイト

TRICITY 300(2025:海外)ゼングリーン

TRICITY 300(2025:海外)パワーグレー

参考:TRICITY 300 ABS(2025:海外)主要諸元

・全長×全幅×全高:2,250×815×1,470mm
・ホイールベース:1,595mm
・シート高:795mm
・車重:239kg
・エンジン:水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 292cc
・最高出力:29PS/7250rpm
・最大トルク:3.0kg-m/5750rpm
・燃料タンク容量:13L
・変速機:Vベルト式無段変速
・ブレーキ:F=ディスク×2、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70-14、R=140/70-14
・価格:8,679ポンド(約185万円)

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コメント一覧
  1. とりしてぃ より:

    為替レートからは185万ではなくせいぜい165万じゃないですかね。

  2. 匿名 より:

    300ccの中型クラスに185万も出す人、居ますかね(笑)

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