
1990年代のネイキッドバイクブームを支えた名車の一つ、ヤマハXJR400。今回は未来感と品格ある車両にカスタムされた空冷四気筒バイクをご紹介します!
目次
ヤマハXJR400とは
1990年代…ちょうど昭和から平成になったこのタイミングでムーブメントを起こしたのがネイキッドバイク。レーサーレプリカ全盛期に「バイクらしいバイク」である鉄フレームの空冷4発が大ヒットした。
そのネイキッドブームの最中、誕生したのが今回ご紹介するヤマハXJR400。1993年の登場から2007年まで、14年に渡って販売されたロングセラーモデルであり、親しみをもって「ペケジェーアール」と呼ばれる名車である。
当時、教習車としても採用されるような「優等生」バイクである一方で、族車/ヤン車のイメージを持たれている方も少なくないのでは無いでしょうか?
実際、私の学生時代の友人(ヤンキー)もXJR400をカスタムし、ブイブイ言わせていた思い出があります笑
高回転までスムーズに回るエンジン、扱いやすい車体(カスタムベースとしても使いやすい車体)、比較的安価で手に入れやすい価格帯、そしてこの"バイクらしい"デザイン!これらの要素が初心者からベテランまで幅広く支持されたXJR400。
今、改めて見るとクラシックかつ武骨なデザインがとても良いですね!
未来感ある品格漂うカスタム!
本記事にてご紹介するXJR400のオーナーは都内にお住まいの西尾さん。普段はどちらかと言うと物静かな漢だが…彼が着用しているバイクウエア、ヘルメット、たまに朝活に乗ってくる自転車等…所有されているモノ全てにおいて、男の子心をくすぐる…その秀逸なチョイスに脱帽。静かなる内に秘めた拘りに溢れたバイク乗りである!
今回はそんな拘りの漢、西尾さんに愛車XJR400についてインタビューしましたので、是非最後までご覧ください!
Instagram「西尾さん」
https://www.instagram.com/sinn_ux
購入のきっかけは?
『今から7年程前…職場の同僚がヤマハSRを購入しました。ストバイ世代(2000年代にムーブメントを起こした雑誌、「ストリートバイカーズ」を愛読していた世代)の私は…そのカフェレーサースタイルのSRを見た瞬間…カスタム魂に火がつきました笑』
西尾さん、当時はどんなバイクに乗られていたのですか?
『その時はバイクを降りていて…何も乗っていませんでしたが、同僚のSRを見て、再びバイクに乗る決心がつきました。
四気筒エンジンをベースとしたカスタムプランを考えていたところ、半年ほど探す中で今のXJRを見つけました。やれてはいたものの、既に理想に近いカスタムが施された車両で、運命的な出会いでした!』
カスタムのポイントは?
『カスタムのイメージは、流行りのネオレトロではなく、レトロフューチャーな雰囲気を目指してみました!』
レレレ、レトロフューチャー??
『懐かしい未来感です!ネオレトロと近いんですが笑、ベース車が新しく無いので…ネオレトロではなく、レトロフューチャーです!
そのカスタムをあえて四気筒でやりたくて、今の形になりました!』
主なカスタム内容
・フレーム加工
・タンク:ワンオフ
・シート:ワンオフ
・スタビライザー:ワンオフ
・ヘッドライトカウル:XSRカスタムパーツ流用
・テールランプ:XSRカスタムパーツ流用
・メーター:Motoガジェット
・ウィンカー:デイトナ
・ナンバープレートガード:デイトナ
・オールペン:夢工房ハイライト
・ピンストライプ:HIGH JUMPER ART SERVICE
苦労していることは?
『現在は2年以上調子が良く、ほぼメンテフリーな状況なので、特段困っていることはありません。ただ、25年前の車両なので…いつ機嫌が悪くなってもおかしくないと思いながら乗っています。そういう意味では、カスタム車両であっても、エンジンなどの不具合に対応してくれるバイク屋さん探しに苦労しました。』
カスタム車両の面倒を見てくれるバイク屋さん探し!カスタムあるあるですね笑
心地よい四気筒サウンドをもっと聞きたい!
朝活ミーティング後、エンジンをかける音、そして軽快に去っていく残音…
普段…単気筒と二気筒ばかりに乗る私にとって、ペケジェーアールの四気筒サウンドは新鮮で気持ちが良い!
そう言えば…まだ一緒に走ったこと無いですよね??
タイミング作って走りましょう!4発の走行サウンドを聞かせてください!
Instagram「みんなの単気筒」
https://www.instagram.com/minnano_tankito
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