ドゥカティとランボルギーニという、イタリアを代表する2ブランドのコラボレーションから生まれた特別なモデル「パニガーレV4ランボルギーニ」が発表された。2025年4月、ミラノ・デザインウィーク初日に一般公開され、世界中のモーターサイクルファンとカーファンを魅了している。生産台数は630台に加え、ランボルギーニオーナー向けの「スペチアーレ・クリエンティ」が63台、合計693台のみという超限定モデルだ。

ランボルギーニ・レブエルトをモチーフにした究極のコレクターズバイク

今回のパニガーレV4ランボルギーニは、最新型「パニガーレV4 S」をベースに、ランボルギーニの新型スーパースポーツ「レブエルト」からインスピレーションを得て開発された。デザインはドゥカティとランボルギーニ両社のスタイルセンターによる共同作業で、レブエルトのスタイリングを彷彿とさせるウイング形状や特別な鍛造ホイール、専用のカラーリングを採用。

ボディ各部には、ランボルギーニのスーパースポーツカーと同様の高密度カーボンファイバーを惜しみなく使用。テールピース、フロント・リアフェンダー、チェーンガードに至るまで、ヘリンボーンパターンのカーボン素材で統一され、クラフトマンシップの高さが際立つ仕上がりとなっている。

ドゥカティ×ランボルギーニが3度目のコラボレーションマシンを発表した。

最新のパニガーレV4 Sをベースにフルカーボン外装を装備する。

スペックも唯一無二、パニガーレ史上最軽量・最強モデルに

エンジンは、1,103ccデスモセディチ・ストラダーレV4ユニットを搭載し、専用マッピングとアクラポヴィッチ製チタンサイレンサーにより最高出力218.5psを発生。さらに車両重量は185kgと、通常のパニガーレV4 Sよりも2kg軽量化され、パワーウェイトレシオは1.18ps/kgに達する。これはシリーズ史上最軽量・最強スペックとなる。

また、乾式クラッチ、ビレットアルミ製アジャスタブルステップ、専用レーシング燃料キャップ、レーシングスクリーンなど、サーキット走行に特化した装備も標準搭載。特別設計のオーリンズ製電子制御サスペンション「Smart EC 3.0」も装備され、ハイレベルなスポーツライディングをサポートする。

2kgの軽量化も果たし、性能面でも規格外のものとなった。

オーリンズ製電サスもフル採用。サーキット走行も標準装備で可能だ。

「スペチアーレ・クリエンティ」— 自分だけのカラーリングも実現

630台の一般モデルに加え、ランボルギーニオーナー専用となる「パニガーレV4ランボルギーニ・スペチアーレ・クリエンティ」も設定。63台限定のこのモデルは、オーナーが所有するランボルギーニ車両と同じカラーリングを施すことができ、さらにトリプルクランプへのカスタム刻印など、完全なパーソナライズが可能。さらに、同デザインのヘルメット、ジャケット、ライディングスーツもオプションで揃えられ、バイクとファッションをトータルコーディネートできる楽しみも提供される。

ドゥカティとランボルギーニの共同開発による「パニガーレV4ランボルギーニ」は、性能、デザイン、エクスクルーシビティのすべてを極めた存在。情熱と革新を象徴するイタリアの2ブランドによる、まさに"モーターバレーの結晶"と呼ぶべき一台だ。なお、すでに全車完売が見込まれており、手にすることができたオーナーは、間違いなく世界屈指の至宝を手にしたことになるだろう。

美しいカーボン製外装を手に入れられるのは、限定630台を獲得できたファンか、63台限定のランボルギーニオーナーのみだ。

なんと自分のランボルギーニに合わせたオーダーも可能。価格は未発表だが、既に全台数の完売が見込まれているという。

本車両の詳細はドゥカティ公式サイトおよびYouTubeチャンネルでも公開中だ。

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