ホンダ ドリーム50。この車名を聞くだけでワクワクするベテランライダーは少なくないはず。今回は1997年の発売と同時に一目惚れで購入し、今もなお愛され続ける名車をご紹介します!

HONDA DREAM50(1997年モデル)

ドリーム50とは?

1962年、ホンダはワークスレーサー/RC110のテクノロジーを継承した高性能な市販レーサーとして「カブレーシングCR110(CR110)」を発売した。保安部品装着仕様とレース仕様の2タイプがラインナップされ、レース仕様車については同年6月にマン島TTレースに初出場し、9位で完走するという快挙を成し遂げた。
当時、2サイクルエンジンを搭載した強豪に対して、ホンダは新規開発された超高回転、高出力の4サイクルエンジンで立ち向かった。同年7月に開催された第5回全日本モーターサイクルクラブマンレースでは優勝を果たす等、数々の功績を残した伝説のカブレーサーだ。

その伝説のカブレーサーCR110誕生から30年以上経過した1995年。同モデルを彷彿とさせる「ドリーム50」が第31回東京モーターショーに参考された。

当時の反響は凄まじく、各方面から市販化を望む声があがり…。
1997年、量産市販車において世界最少の4サイクル・DOHC・4バルブエンジンを再び造り上げ、CR110を現代風にアレンジした「ドリーム50」の販売に至ったようだ。

プレスリリースを拝見すると
「CR110のイメージを大切にし、歴史を知る人にとっては懐かしく、また個性を追求する若いユーザーにとっては新鮮なスタイリングと新設計による4サイクル・DOHC・4バルブ・49cm3のニューエンジンの味わいと機能美が、多くのモーターサイクルファンの『夢』を叶える事と確信しております。」
と記載されている。"ドリーム50"はまさに"夢のマシン"である。

1962年の発売以降、多くのレースで表彰台に立ったカブレーシングCR110

CR110の復刻版として誕生したドリーム50(当時のカタログ)

夢のマシンに魅了されたベテランライダー

今回ご紹介するCanさんもまさにその"夢"が叶ったベテランライダーの1人。当時を思い出し、購入に至った経緯、お気に入りポイント、最近の楽しみ方等について語って頂きました!是非、最後までお読みください!

https://www.instagram.com/moss300slr

Canさんと愛車のドリーム50(荒川河川敷の旧ホンダテストコースにて)

購入のきっかけは?

『1995年の東京モーターサイクルショーに展示されていた車両を見て一目惚れしました。市販しないかなぁと待ち望んでいたところ、市販化の情報を得て…1997年、発売と同時に即購入しました!』

当時、新車で購入されたのですね!

『そうなのですが…購入後しばらくして長男が産まれたこともあり、乗る機会がなくなりました。やむを得ず、実家のガレージに長期保管(隠匿?笑)していたのですが、4年前に整備して乗り出したのです。』

低・中回転域での粘り強い出力特性と、高回転域での伸びのある出力特性を両立させたエンジン

 

私との出会いは…リターン直後だったのですね!

『そうですね!毎週末の早朝、旧ホンダテストコース(荒川河川敷)周辺をお散歩ライドする習慣があるんです。ここは幼少期、近所のオジサンのスバル360に乗ってよく連れてきて貰った場所で、テスト風景を眺めていました。私にとってはバイクに対する原体験の場所、つまり聖地なんですよね。
いつも通り、その聖地を散歩していたある日…朝早くから集まっているバイク集団に遭遇。それが、みんなの単気筒さんの朝活でした。』

おおお!なんと!そんな原体験があったのですね!
そういえば、当時CanさんはInstagramをされておらず、私の投稿の中では「通りがかりのベテランライダー」としてドリーム50を紹介させて頂きました笑
その直後、Instagramを開始され、そこから仲良くさせて頂いているのでとても嬉しいです!

正面から見るとこの細さが際立つ!

お気に入りのポイントは?

『ロングタンクとハンドルポジションによる往年のCRやRCのようなライディングポジションが気に入っています!体のデカイ私には少々サイズが小さいですが。。。笑
カスタムですか?KISS RACINGのCDIでリミッターカットしていることと、セパハンの位置下げ・絞りしか手を入れてないです。出来るだけオリジナルを維持しています!』

ロングタンクがレーシーさを更に演出!

お気に入りの角度に下げられたセパレートハンドル

苦労はありませんか?

『やはり殆んどのパーツが廃番なので、パーツの確保につきます。出物があれば入手するように心掛けていますが。。。不具合が出るのが手持ちパーツ以外だったりして苦労します。サードパーティのパーツもほぼ無いですし。。。HONDAさんの再販を熱烈希望しますね!
ドリーム50は、50ccなので当然スピードは出ないし遠くへはなかなか行けないですが、乗ってるだけで笑顔になる楽しいバイクです。』

シンプルながら美しくデザインされたメーター周り

カブレーサーなのでレーシーなシングルシート一択!

元気な姿で再びみんなの前へ!

この取材の直後…アクシデントにより右手を負傷されてしまったCanさん…
暫くバイクには乗れないそうで、このドリーム50とのお散歩姿を拝見するのもお預け。。。涙

CanさんのInstagramには…「最悪、車が運転出来るくらいまで回復すればよい」といった投稿を拝見しましたが…ダメです!
時間はかかるかもしれませんが、ドリーム50に元気に乗る姿をまた見せてください!楽しみに待っています!

Instagram「みんなの単気筒」
https://www.instagram.com/minnano_tankito

再び"聖地"で元気な姿が見れる日を楽しみにしています!

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