
ヤマハ発動機は大型ネイキッド「MT-10 ABS」と、上級グレード「MT-10 SP ABS」の2025年モデルを発売する。諸元、装備、そして価格も従来どおりで、カラーバリエーションのみが見直された。発売はMT-10が5月30日(金)、SPは5月16日(金)となる。
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MTシリーズ全モデルにグレー×ライトブルーがラインナップ! 価格据え置きも嬉しい
2017年から発売されている大型ストリートファイター「MT-10 ABS」は、125ccから各排気量にラインナップされているMTシリーズの最大排気量モデル。YZF-R1が搭載する排気量998ccの水冷並列4気筒エンジンをベースとして採用、出力特性などを調整し、パワフルな加速性能やコントローラビリティをフューチャーするMTシリーズらしいパワーユニットを持つ。2022年に発表された現行モデルでは、フロントマスクのデザインが大きく刷新されたほか、6軸IMUを新採用し、「バンク角も反映したトラクションコントロールシステム」「旋回性をサポートするSCS(スライドコントロールシステム)」「前輪の浮き上がり傾向時にライダーの運転操作を支援するLIF(リフトコントロールシステム)」といった各種制御により、一層性能を強化。また上級バリエーションとなる「MT-10 SP ABS」では、スタンダードの装備に加えてオーリンス製サスペンション、専用カウルといった特別装備と、専用グラフィックが用意されている。
今回発表された2025年モデルでは、装備、諸元は変わらずカラーバリエーションが変更。新色「マットライトグレー」が登場し、これにて125cc~1000ccまでの全MTシリーズにこのグレー×ライトブルーのカラーリングが揃った。代わって現行化カラーのダークグレーは終了、「ブルー」「マットダークグレー」は続投し、全3色のラインナップとなる。また、MT-10 SPは変更を受けず、ブラック×メタリックシルバーの「シルバー」のみが続投した。
発売はSPがやや早く、2025年5月16日(金)、スタンダードは5月30日(金)。価格は変更なく、MT-10が192万5000円、MT-10 SPが218万9000円となる。なお、どちらもYSPおよびアドバンスディーラーのみ取り扱われる「ヤマハモーターサイクル エクスクルーシブモデル」に設定されており、販売台数は年間合計100台が予定されている。
MT-10 ABS(2025)
発売日:2025年5月30日(金)
メーカー希望小売価格:192万5000円
マットライトグレーメタリック4(マットライトグレー)【新色】
ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー)【継続】
マットダークグレーメタリック6(マットダークグレー)【継続】
MT-10 SP ABS(2025)
発売日:2025年5月16日(金)
メーカー希望小売価格:218万9000円
ブルーイッシュホワイトメタリック2(シルバー)【継続】
MT-10 ABS(2025)主要諸元
・全長×全幅×全高:2,100×800×1,165mm
・ホイールベース:1,405mm
・シート高:835mm
・車重:212【214】kg
・エンジン:水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 997cc
・最高出力:122kW(166PS)/11,500rpm
・最大トルク:112Nm(11.4kgf)/9,000rpm
・燃料タンク容量:17L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=ダブルディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17M/C、R=190/55ZR17M/C
・価格:192万5000円【218万9000円】
※【】内はMT-10 SP ABS
情報提供元 [ ヤマハ発動機 ]
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