ヤマハ・Ténéré700は2019年に登場、かつてのパリ・ダカールラリーで活躍した名機の名を受け継ぎ、現行アドベンチャーモデルの中でも屈指の走破性を誇るモデルだ。そんなテネレ700の最新性能はそのまま、往年の「XT600」を思わせる80年代スタイルに仕上げる外装キットが、欧州で登場した!

外観だけじゃない!純正から10kgの減量も実現し、お値段は約34万円

この魅力的な外装キットを発表したのは、ポルトガル・リスボンのカスタムバイクショップ「Holy Moly Motorcycles(ホリーモリーモーターサイクルズ)」。このショップでは以前より、テネレ700をベースとしてラリーへ挑戦するためにカスタム車両を製作していたという。ところがレース参戦時に転倒・大破しラリータワーが破損。これを機にテネレ700をもっとシンプルに、レトロに仕上げるコンセプトが生まれた。キットに先立って完成したカスタムマシンでは、1983年の初代テネレ「XT600」を思わせるスクエアのヘッドライト、ボリューミーなビッグタンク風のフェアリングとアップフェンダーを装着。チタン製フルエキゾーストシステム、スキッドプレート、タカサゴ製エキセルリムといったパーツを備えた。

holymolymotorcyclesが制作したテネレ700カスタム。

ラリー走破を狙った機能性アップと、レトロなスタイルを両立させた。

このカスタムマシンをもとに今回、外装キットが新登場!

カラーとスタイルのモデルは83年の初代「テネレ」XT600だ。

STDのテネレ700にも、本機をモデルとした新色のブルーが登場しているが、キットはさらにレトロさを引き上げてくれる。

今回発売されるのは、このカスタムマシンのルックスを自分でも再現できる外装キット。キット内容にはフロントフェンダー、ヘッドライトユニット、ラジエーターガード、タンクカバー、モニタディスプレイマウント、ナンバープレートホルダーなどが含まれ、そのスタイルをスタンダードから大きく変えることができる。さらに純正パーツと置き換えることで10kg程度の重量軽減も期待できるほか、各パーツはボルトオンで一般ユーザーでも取り付けが可能だ。カラーバリエーションは現在4色が発表されているが、いずれもヤマハのアドベンチャーモデルの文脈に沿ったヘリテイジカラー。80年代からのラリーファンにも納得できるシルエットになること間違いなしだ!

さっそく気になっているライダーも多いであろうこの新外装キット。価格は約2140ユーロ(約34万円)となり一般ユーザーも購入が可能だが、現在のところはHoly Moly Motorcyclesに直接コンタクトする必要があり、日本では正規販売されていない。とはいえこの魅力的かつ個性的なスタイル、ファンにとっては手間を惜しんでもコンタクトしてみる価値はあるだろう。

カラーバリエーションは4色。いずれもヤマハアドベンチャーのカラーがモデルだ。

ホワイト×レッドはXT600にラインナップされていたカラバリのひとつ。

イエローのストロボも新鮮だ!

キットにはフェンダーレスキットやミニウィンカーも付属する。

「テネレ700」のロゴマークも80年代型のデザインが嬉しい。

Holy Moly Motorcycles
Instaglam:https://www.instagram.com/holymolymotorcycles/
Facebook:https://www.facebook.com/holymolymotorcycles

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コメント一覧
  1. あま より:

    そこまでするならサイドカバーもレトロにすればいいのに。中途半端。

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