
先日発表され、大きな話題となったトライアンフのエンデューロバイク「TF 250-E」と「TF450-E」だが、東京モーターサイクルショーのトライアンフブースに、その原型と言える「TF450-RC EDITION」が展示された。
展示車両から感じられる完成度の高さ
今回展示されたこの「TF450-RC EDITION」はコンペティション仕様であり、出力などは発表されていない。アルミフレームに搭載されるのは水冷SOHC単気筒エンジンで、ボア×ストローク95×63.4mmの449.5ccとなっており、車両重量は108.6kgと発表されている。
「TF 450-E」に搭載されるエンジンもボア×ストローク95×63.4mmの449.5ccなので、基本的には同じエンジンと考えられる。そして、最高出力58.6PS、最大トルク49.3N・m、車両重量116.7kgというスペックが発表されている。ミッションは「TF450-RC EDITION」は5速だが、「TF 450-E」は6速となる。今回トライアンフでこの「TF 450-E」について少しお話をいただくことができた。
「TF 450-E」の「公道での走行が可能で、必要時にはクローズドコースの競技用マシンに変身する能力を備えている」という発表に関して尋ねてみた。公表されているスペックはコンペティション仕様のものだが、やはり公道仕様が存在するとのこと。公道仕様はエキゾーストシステムなどが異なり、当然ユーロ5+に対応するとのことだ。ただ、馬力に関してはダウンすることになるとのことで、重量も保安部品などを装備することになるので増加することになるだろう。

水冷4ストロークSOHC単気筒449.9ccのエンジンは、非常にコンパクトだ。「TF 450-E」のコンペティション仕様では58.6PSを発生すると発表されている。アルミ製のフレームは美しい仕上がりだ。
展示されていた「TF 450-RC EDITION」の各部を見ていくと、そのクオリティの高さに驚かされる。アルミ製のフレームとスイングアームは非常に美しい仕上がりを見せる。エンジンはコンパクトにまとめられており、ラジエーターは車体の横に縦に設置される。装着されていたコンペティション用のエキゾーストはステンレス製の右出しで、サイレンサー部分にはアルミ製と思われるカバーが取り付けられていた。
ホイールはD.I.D製で、ブレーキは前後ブレンボ製のブレーキはフロントが片押し2ポット、リアが1ポットタイプが装着されている。ラジエターシュラウドやゼッケンプレートはカラー樹脂で、ステッカーでロゴやグラフィックで入るというオフロードバイクらしい仕上げだ。サスペンションは前後フルアジャスタブルのKYB製と発表されており、展示車ではシート下にリアショックのリザーバータンクとアジャスターが確認できた。
この「TF 450-RC EDITION」の価格は139万9000円となるが、「TF450-E」は129万6000円と約10万円安く設定されている。純コンペティション仕様の「TF 450-RC EDITION」のクオリティの高さを今回確認できたので、公道仕様「TF 450-E」のスペックが非常に気になるところだ。今後も続報が入り次第、Webike+でもお伝えしていく。
TF 450-RC EDITION主要諸元(2025)
・全幅×全高:836×1270mm
・ホイールベース:1492mm
・シート高:960mm
・車両重量:108.6kg
・エンジン:水冷4ストロークSOHC単気筒449.9cc
・変速機:5段リターン
・燃料タンク容量:8.3L
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=80/100-21、R=110/90-18
・価格:139万900円(税込)
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これEシリーズじゃなくてRC
Xシリーズのものだから全く違う
車体に書いてあるんだからちゃんと取材しようよ